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2015年10月 5日 (月)

「そ……操縦復帰不可能 
強力なコンピューターウイルス『ウオルオーウイプス』
により 電脳機器がショート……」
バチ バチ と火花を噴きながら 
メーターが異様な数値を示す
「も……持ち堪えられません 脱出します」
ここは ナースストームの湾岸地域
上空で黒い煙を吐きながら 
巨大なタンカーに墜ちる 公安のヘリを見ながら
大沢はこう呟いた
「……墜ちな……」
ノイズに混ざる 悲鳴を効きながら フレイアは
湾岸のこの光景に 悔しさをこめて唇をかんだ
だが………その時プラチナの鳥が音速を駆けた
墜ちていくヘリの真下
「……ああっ 」
公安部隊を押さえる斥候を指揮をしていた
カロルは思わず 手に持った作戦概要図を忌ま忌ましそうに
地面に叩き付け……墜ちていくヘリと銀色の疾風を見た
プラチナの鳥……それは ストームの最右翼組織
『シルヴァメタル』からやって来た 
パワードスーツ……ラ・ピュセル
銀色に輝く 鳥を連想される長く嘴の様な独特な面棒
流れる様なスタイルの 西洋完全鎧
そして上に2つ 下に2つ計4つのバーニア
ブリギットの野望を阻止するためにまるで神が遣わしたかの様な
その姿はまるで白鋼の天使の様に………
ラ・ピュセルは 降下していくヘリを一瞥すると
手に持った ハルバード(長槍)を上段に構え
ヘリの後部を切り付ける 
外装を割いて 亀裂がヘリの内部の心臓部
エンジンをあらわにすると
腕のハンドガンを構えた
シューと音を縦ながら 光レーザーが機体を貫く
そして10秒後
爆破するエンジンが上空を明るく照らす
銀鋼のパワードスーツが赤い光に揺れた
フレイアは混乱した通信をたたき付け
湾岸のパトカーから飛び出しその茶番劇を 眺めた
光と湾岸の潮風がフレイアの髪をいたずらに 揺らしたここは ストーム最大のラジオ局 『HOT・97』
表の顔は昨日のスポーツ情報から最もHOTなデートスポットまでを
流す 普通の民放局 だが裏の顔は テロの斡旋から賞金稼ぎ
まで 裏の仕事をこなす 
賞金稼ぎの派遣会社でもある
その日 大沢は一人の女と対峙していた
女の名はフレイア・カロル・グスターフ
 ストームの最左翼テロリスト
森林の女神 『ブリギット』の若き指導者である
切れ長の目 長くタイトな黒のストレート
整った鼻……ゆっくりと呼吸するその姿は
まさにテロリスト……
「……なるほどな この大型タンカー を破壊すれば
ストームの経済に莫大な影響を与えるわけか……」
デスクの上には一枚の石油タンカーの写真
そしてナースストームの湾岸部の地図
「そう……」
カロルはビジネススーツがやや窮屈なのか
肩を狭めながらそう答えた
「君の依頼はよく分かった ……
いいだろう この件はわが社で処理しよう」
「……ありがとうございます」
「しかし……考えたな……」
大沢はかって 自分の愛した 娘の面影を見せる
一人のテロリストを見た
「……あの なにか……」
27・8といった所か……
「いや なんでもない」
フレイア……何をしているんだ……
今は 秋か……
空は秋空 ながれるとぎれとぎれの雲の破片
大沢の目から流れた
そんな大沢の考えが退屈な秋の風景に流れていった 
あれから十年……








「……フレイア君」
公安の本部 待たされたフレイアはこの言葉に反応して
「………」
と無言で軽い敬礼をした
デスクに座る 一人の老紳士 
黒いコート かってストリームブリンガー(大陸大戦)
でつけた傷が顔に残るその男は 書類に目を通すと
顎をゆっくりとさすり フレイアにこういった
「君は 優秀な部下だ 私は 嬉しく思うよ」
「……」
軽いお世辞 聞き慣れた言葉はややフレイアを退屈にさせた
「とくに対テロリストに関してだ 素晴らしい」
精巧な芸術品を見るかの様なその目は
冷たく そして 内に押さえた衝動を無理やり押し殺している
そんな 感じを受ける 
「要件は なんでしょうか」
老人は一言 エヘンと咳払いをすると
こう続けた
「最近 どうかね テロリストの動きは」
なんだ 報告か……
とフレイアは心の中で ほっと息をすると
体の力を抜き 
「ええ と 最近はあまり動きが見えません
まえは まあ いろんなことがあったんですが」
「おかしいとおもわんか」
落ち着いた口調がフレイアの耳に入る
少々の沈黙のあと
老人はこう続けた
「最近はいった情報だが
……デザートアサシンとブリギットが湾岸部へ
大規模なテロを起こす情報が入った」
静かに フレイアの瞳孔が大きく開き始める
「タンカー『ガリアス』
君が知らないことを想定していおう
このタンカーは年間 ストーム内部の全石油量の3分の1
を運んでいる」
フレイアはこの言葉を聞いてかるく頷いた
……あいずちは軽く 静かにたれるこの頭を見ながら
老人はフレイアに言った
「君に このタンカー周辺の警備を行うスタッフの
まとめ役をして欲しい……無論 いやとはいわないはずだ
……テロリストを憎んでいる君だからこそ……
勤務は9年か……君は立派な公安の一員だ 私からお願いしたい」
この命令を期に
 公安の機関 『正義と戒め』が湾岸部に警戒体制を引くべく
静かに 動きだした

「よ アレン君 元気か……」
大沢はデスプレイと向き合い
書類を作成しているアレンの肩を
叩いてこういった
「あ……部長 」
金髪のロングがゆっくりと別れていく
日の光が反射して 眩しい 
「……ぜんぜん 元気じゃないですよお
えっと きのうから残業だし」
はあ と溜め息を着く大沢
「ああそうか……じゃあ 肩でももんでやろうか」
と大沢
「え……あじゃあおねがいします
あ……気持ちいいなあ 」
ニコニコと気持ち良さそうに目を細めていたアレンだが……
「グー スー グー スー」
「あ ば……馬鹿 おい起きろ」
同僚からくすくすと笑いが漏れる






    

「ふああ あ……ほへ……」
と間抜けな声をあげ
アレンが目を覚ますと 大沢の顔があった
それだけではないもう二人の同僚の顔なじみの顔も
「あ……キムちゃんに ライトさん……」
心地好い 冷たい風が顔に当たる
黒い髪に眼鏡を掛けた一人 紺のビジネススーツ
知的な輝きが目から漏れる
もう一人はおっとりとした垂れ目 おだやかな人柄が
見え隠れするもう一人の女が腕組みをしながら
アレンを見ていた
「……ったく おぶってやったんだぞ
なんでねるかあ……」
「え……おぶってもらった?部長に?
きゃー」
と……顔を赤くさせる アレン
はあ と溜め息を着く バウンティハンター達
「と……とにかくだな……え-なんだ」
アレンのあまりのマイペースさに少々
押されぎみの大沢に
「(ヒソヒソ)あの部長
仕事」
と眼鏡の女が耳打ちをした
「おう コピーキャット 仕事だ」
アレンの目の奥に 
光が宿る
「えー湾岸部 ナースストームの湾岸部でな……」









                      

「卑しい 黒髪が……」
ストームの最右翼組織 『シルヴァメタル』
全大戦のパトリオット(愛国主義者)達によって
結成された組織である
前大戦が国司、天津、ヒルデン、キートン、オセアジュア等の国際的な視野から猛反発を食らって
守るべき正義など無いと答えを見出だしていて10年……
彼等は 戦っていた 黒髪というナショナリズムに……
金髪のロング それも単なるロングでは無く
長さ1・5メーツはあるだろうか
いすに座って その髪が地面につく様は
禍々しい感情を 見る者に与える
「シルヴァ様 いかがなされましょうか」
と脇に居る 一人の男が金髪の女にたずた
グラスを手に 優雅で洗練された物腰を見せる男
「……ふっ 」
と笑いをうすらと浮かべる 女
「決まっているだろうが 劣等民族など
我が槍の露に久しい 安易に払いのける存在
そしてそれをするのが
それが我々ではないか」
とやけに時代がかった口調で
シルヴァはこう啖呵を切った
右翼という組織のこういった 
時代がかった 口調に憧れる特性は
万国変わらぬ様だ…… このストームでも
「流石 ストームの開拓の御身よりこの郷土を守り抜いてきた
イテキ ヴァンをも打ち砕いた
アース家の当主 我が身 かの家に奉公できる事
身に余る栄光なり」
「行くか 我が下僕よ」 
「如何にも! 
ならば 我ら ボーン・ナイト 一同
命をかけて 主の命 守り抜きましょうぞ」
と男が言う
「嬉しく思うぞ ラファエロ 
ガブリエル! 我が槍を持って参れ 出陣だ」
「御意!」
金髪の女が赤き絹に包まれた 槍を持参し
シルヴァに手渡す
「この様なこのストームにたてつく者に神の裁きを」
そう どなりモニターを長槍でたたき切った
「見事!」
そうラファエロの声が 室内に広がる
モニターには白き防護服に身を包んだデザートアサシンと
青き 公安部隊の攻防が繰り広げられていた

「いいか コピーキャット サイバーパンサー ブラックピューマ
この場は全て俺の指示通りに動け……」
コードネームバウンティハンターすなわち 大沢が三人の
猫・豹・黒豹 を模した 防護服に身を包んだ女たちに言った
そして行動 ……大沢の受信機が通信をキャッチする
「……こちら ブラックピューマ 
タンカー周辺の警官配置の偵察を終わりました
地図をアップするので確認をお願いします」
「……こちら サイバーパンサー 
例の……物の 準備を完…… 現在デバック(バグを探す作業)と
バーチャル・スペース・リモータ を使った…… テストを……しています」
ノイズが混じる 彼女達の報告を聞きながら
……大沢は宙を眺めた みかずき 
大沢は 月が照らす 青い海岸が遠くの光をゆらりと揺らす
時間を感じた 
「 バウンティハンター そろそろ 作戦時間よ」
アレンことコピーキャットが大沢に言った
「う……うむ」


「配備完了しました」
「ご苦労」
フレイアはそうデルタコマンドー(特殊部隊)の報告を聞きながら
地図を眺めた
「海岸部か……海から来るか
道路から来るかの二種の選択しかできまい」
フレイアはそう独り言を言うと もう一度地図を見た
海岸部には 約2000名の警官に3機の装甲哨戒車と
7機のAI起動の人型機動兵器 3体 空中機動兵器4体
湾岸部は 海上閉鎖を行うべく 
ヘリと小艦隊を配備している
これから戦闘が行われるなど想像できない程 海岸の光は美しく 静かに打ち寄せる波をたたえるように……
「カロル……」
そんな光景を見ながら 情景を眺めるにも似た 静かな視線で
真っ黒な虚空を眺め 呟いた













「カロル様 先行部隊が 奇襲に成功しました」
最初に テロリストと公安がぶつかったのは
……空中機動型 RV・T/34 
この機種は全長 約7メーツ
全体的な概要としては
正方形が3つ並び 両肩に位置する部分に 
巨大なサーチライトとバーニア が仕込まれ
中央 パーツには 巨大な軍用パラボラアンテナがまるで目のように
露出している 
これら三体がサブマシンガン と思われる 小火器によって
蜂の巣状態で内部システムが破壊され
地面に墜ちたのだ
ちらほらと白い影(デザートアサシンの事 砂漠用に白いパワードスーツを
着ている事からこの渾名が付いた)や緑の小人(ブリギットのパワードスーツは森林のゲリラ仕様の為 緑をカラーにする事がおおい)
の確認がフレイアの耳に通る
先行部隊か……
「……道路側からくるか……よろしい RVを送れ」
とフレイアが部下に怒鳴った
ポイント3・7 人型機動兵器GARM(グラム)が警官117人と構成され
デザートアサシンの出現したと思われる場所まで出向く
……人型機動兵器GARM 頭部は正方形で目の様な軍用パラボラアンテナ
そして体を支える 二本の腕にはマピュレイタ(機械の指)
の代わりに 30ミリ機関砲を装備 
胸から競り上がる様に一本の機関銃の銃口が見える 
この部隊が白い影にぶつかったのは 最初の命令から
約10分程たってからである








「なかなか 洒落た 贈り物をしてくれるじゃない 公安さんも」
コピーキャットは爆風の中 そんな悪態を付いた
「おい コピーキャット例の奴を頼む」
「OK 用意出来てるよ」
そういうと コピイキャッとの当部パーツのキャッとアイレリーフから
二つのパラボラアンテナが出た 
これが コピーキャッとの最大の武器である 妨害電波発進装置である
「こうやって こうやって こう……」
コピーキャットの搭載されている 電波受信機には
機能が多種に渡って搭載されている
 電波の受信元を探る SSS(スペイスサーチシステム)
声紋判定機能(約 1億人規模の声紋データが納められているまた
 サテライト機能を使えば それの四倍の声紋の識別も可能
 また声紋をの波もみる事ができ さらには嘘発見器から 感情を調べたりも
てだれたアレンならば波を見るだけで 体系から国籍までを当てる事が可能)
さらに 受信だけではない 声紋から弾き出した疑似 声紋から疑似声を作り出す
コピーボイス 命令系統を混乱させる 声紋データから違った命令の電波を加工する
キャッチアンドリソース ボイスファクトリーなど(ちなみにこの機能を扱えるのは
これを作ったアレン一人 本人にいわせると 「別に…… 適当にやってるだけ」との答え )
バウンティがパワードスーツの全出力を落とし
30秒後
強烈なノイズ音が公安の部隊を襲った
強力な妨害電波を浴びて RVの動きが鈍る
突然の 指示が途絶えた事に 驚いた 
公安の部隊の動きが止まる
刹那 一瞬の隙 
「いくぞ……」
バウンテイと数十名の ブリギットが道路を走る






「RV破壊 現在ポイント7・8戦力減少により
後退
 敵の破壊工作部隊とみられる一団が 臨界点まで コマを進めました」
「……やるな!」
デルタコマンドの前線指揮官 マイヤーはそう心から感嘆を漏らした
「例の物を用意しろ 」
「例の物ですか……」
「ああ」
「了解しました」

 ブラックピューマとデザートアサシンのメンバーはついに 
タンカーの姿を見た
「これが……ガリアス 」
その姿はまさに 遥か昔に滅んだ古都を連想させる様相であった
人は 巨大な物に畏敬の念を抱く物である
ピラミッドをしかり 万里の頂上をしかり
「あの ピューマさん 指揮をお願いします」
デザートアサシンの一人が言う
その時 
「……?」
海上から競り上がる 一体のメカ……
「こ……」
デザートアサシン達の動揺は 並大抵の物ではなかった

「テロリストの動きが止まりました……」
この報告を聞いて フレイアはほっと 安堵の溜め息を吐いた

「識別不可能のメカに動きをとめられ……
撤退します」
バウンティの耳にブラックピューマの声


ストームの上空を一台のヘリが飛ぶ                   !zx
いや……その改造されつくした
超ギガ級の外見
だれが呼んだであろう
大空魔城……
公安予算の2割を注ぎ込み
巨大ヘリ『アパッチ2020』
を更に巨大、複雑化した
特S級特別公安部隊『サイプロクス』の要塞
バーニァは450本
最大推進力時速400キロ
海中に潜る事もでき
その速さ200ノット
レーダーは340の偵察衛星回線『ROO』
ストームだけでなく 調べようと思えば
世界中のアリの図鑑を作れる
5台の宇宙戦車を詰み
1450台の戦闘機
1200台の爆撃機
6000台の戦闘ヘリ
1200台の輸送ヘリ
1000トン級の戦艦を7隻
を搭載し
何時でも2万の兵の出動を可能
ロッケトランチャー43650トン
S3ホーミングミサイル4520本
120ミリ機関砲400門
内部は会議室から弁当屋まで4万の部屋に別れ
まさに 一寸の隙のない その巨大な城






「あっ……ああ あっ」
フレイアは空に浮かぶ魔城を眺め頂点に達していた
「あれが……ああ 大空魔城なのね……ああ」
ガラスばりのベットルーム
大統領官邸 一度は捨てたこの故郷に戻り
嫌でも上がるテンション
「気に入ったか……」
「ええ…… ああ 駄目もう……だめぇぇぇ」
大沢の胸に倒れるフレイア 
フレイアの中に流れ込む熱いエキス
降りてきた子宮口が精液を一滴たりとも漏らさぬようにと 
貪欲な 愛液を携え 彼のペニスをなめ尽くした……  
「はあ はあ はうん ん……」
唇と唇がかさないあう
「女になったな
フレイア……」
「ああ……う 待ってたの 何年もあなたを……」
首筋を愛撫する舌がフレイアの首を激しく揺らす
髪は乱れ 
空に浮かぶ大空魔城を眺めフレイアが囁く
「あの
鉄の塊……私が最初に見たあの庭園の兵器を思い出す」
「嫌か……」
「いいえ……ただ落ち着かないだけ……」
「いいじゃねえか……」
「ええ……」
怒りや 悔恨や嫉妬の涙の様な凄まじい 感情が
フレイアの子宮から悦びの涙としてながれでた 
「あの夜をもう一度…」

「色が白くなったな……」
大沢が フレイアを見ながらそう言った
「……日光に当たる事が出来なくなったからね……」
日光に当たる事が……というのは
ちょうど1年前のあの事件の性である
今は無き
彼女の妹である キャロル 彼女がストーム最後のテロ組織デザートアサシンを率いて
最後のテロ行動に移した
長引くテロリストと公安部隊の戦い
もともと戦争が嫌いだった
 キャロルとフレイアは和平を結ぶ 決意をした
そして フレイアとキャロルが相対した時
やつれ果てた 自分の妹の姿みた 
「つらかったのよ…… それであんな……」
かって ストリームブリンガー と呼ばれた大戦があった
黒髪とそれ以外の民族の誇りをかけた 戦いが
そしてその戦争の終結は意外で……最悪の形で幕を閉じた
ストーム軍はゲリラ戦で拮抗する 黒髪を倒すのは無理だと悟り
狂った決断を下した
毒ガス エターナル ヴァンピールの配布 
……エターナル ヴァンピール その薬物を吸った者は
5割が 死にいたり それを逃れても 日光に対するアレルギー反応を
起こす 体になるという 物 文字どおり 日の当たらぬ暮らしを強いられた
かって 母の命を奪ったこの 薬 をフレイアとキャロルは飲んだ
自らに呪われた 血筋を絶やすために……
だが これは 不幸と呼ぶべきか フレイアは死ねなかった
日の当たらぬ所で生きなくてはならないという代償を払い
生き延びたのだ……
「……でももういいの 私 この仕事を引退したら
エタヴィン中毒の患者 まだ 何万人もいるのよ……の心の支えになるような
仕事に……」
「……思い出すな」
「え?」
「ほら あの大統領官邸からでた時も 
お前は 色が白かったじゃないか」
「……そう あの時私に自由なんてなかった
日に焼けるなんて 事 経験したのは あの時からずっと後だったわね
わらっちゃうな……いまじゃ 考えられないもんね……」
「……そう……だな」
と 言い終わる直前に フレイアの腕が大沢の体を強く抱き締めた
「ね……え いつまでも こうしていたいな……」
深い悲しみを堪えるかの様なフレイアの言葉のなか
「ああ……」
大沢は 目をつぶっていつまでも放さない
 フレイアの黒い髪を撫でた
































「くそ 何故だ」
「……わたしがやったのよ」
「……?……! なんだと?」
「いい 
この世界は絶対的な力が無いのよ」
「??」
「私は今まで 自分の力を……絶対的な力があると信じてきたのよ」
「……それは理想か?」
「ちがう絶対性は 唯物論的に それは確実に存在するのよ
絶対的な 死と いう物が」
「………」
「いままで 幾つもの いろいろな人間を見てきたでも 
全てに違和感があった ……もちろん自分自身にも
でも分かったのよ」
「……」
「この世界は 本来進むべき ベクトルを示してはいない 
そう 外に向かうべき力が 内に向かっているだけ」
「……」
「それは 絶対的な存在に対する 憧れよ……」
「………」
「私は この絶対的な力に魅了された いかなる人間であろうと
いかなる 権力を持とうと いかなる 力を持とうとしても」
「……兄弟を殺されてそれを悟ったか」
「……ええ でも黒髪の為でもない 自分自身の破滅願望でもない
ただ 絶対的な力をこの世界に示したいだけよ……」

ヨーロッパにラグナロクという言葉がある
北欧に伝わる アイスランドサガは
全ての神や神話に登場する全ての物 を巻き込んだ
世界の破滅が訪れる 
それは 最高神オーディンであろうと 死をもたらすのだ
神話が人を表すのならば あえて 終末を描くのが筋ではないだろうか
死はここに訪れて 
子宮にやどる胎児の元は なにもないように
この話後には ただ無のみが……宿る 



「あの……大沢さん 抱いてください ……」
フレイアの言葉に大沢はこうかえした
「……いや 俺 抱けない フレイアの事」
「な なんで?
わ……私 処女じゃないのよ!……それなりに経験はつんだ事ある あの屋敷で……それに貴方の事が……」
「……魅力がありすぎるんだ フレイア だから君の事と
やってしまうと 俺 なんか怖くてさ ……
君が人並みならいい でも あー なんていえばいいかな?
俺は最初に酒を飲んだのが 17の時
親父の棚から盗んで ダチとあけちまったんだ
それで……
 最初に酔ったのが24の時でな よかったよ
世界が広がったみたいなかんじがして でもきがついたんだよ 
感傷に浸っている自分に いままで酒をのんで酒に情が移った事が無かった
不思議とな 情がうつっちまうとかえって 感動とか 嬉しいとかっていう
感情はこんなにも簡単につくりだせちまうのか ……って 軽い絶望感が襲ったんだ 」「……」
「俺は……ナイーブなのかな 感動とか 歓喜とかっていう 物はもっと深い
所にある それは 自分がむりやり造りだすんじゃなくて……
そういう 感動になれてしまうと 本当に感動した時に 
えー よくわからんが 空しさって奴に 抵抗感があるんだ
君を抱けば 感動するし 嬉しいさ 君みたいな魅力的な女性と……
でも 空しさだけが残りそうで……
それは……ごめんだな」
「……わたし 男の人の感情が分からない でも本当に?
空しさだけがのこるの?」
「ああ 君は美しい いままで 出会った人の中で一番美しい
わかるかい あー なんて言えばいいかな そうだ 例えば
硬貨で物を買うのに 人はためらいをしないだろ?
しかし 札束で 物を買った後には なにか心に引っ掛かる物があると思うんだ
これは男女一緒の感覚だと思う 価値ある物 美しい物には……
……なんか理屈っぽいな 俺こんな性格だったっけ?」
と照れくさそうに 答える 大沢をみながら
「……そうよね 」
「ごめんよ フレイア 君は本当に俺の事を好きでそういってるのかもしれないが
君を抱けないんだ 俺の30になって な わらっちまうよな 」
「いいわ……でも嬉しかった あたしをそういう風にみてくれる人がいて 始めてよ」
「そうか そりゃ あ 俺も嬉しいよ」
「だって あたしの事を抱いた男達は ……私を黒髪だからとか
卑しい淫売 だからっていうフィルターでみられてきたの
露骨に悪態を付く奴も いた
美しいから 抱けない 抱く事ができないという 感情はそういう
人には皆無だった 」
「……それは 辛いな 辛かった だろうな フレイア
それは 辛かっただろうな」
「でも いい そんな過去をふりほどける気がする
あなたの言葉は ……」
大沢は涙がこぼれた 
「ますます 抱けなくなっちまったじゃねえかよ」 
「大沢さん……じゃあ手を握ってください 
一人寝は寂しいから…」

宇宙世紀 0039 
中古故買店ルーンナイトを後に 逃亡を続ける フレイアと大沢は
















   

童貞は捨てる物か? 捧げる物か?
    エドガー・ラン・ポーまずは見せます まだ見ぬ境地
重たい印の まとわりつく狂喜
手にした凶器はマーダーの証し
シャープマーダー 貫く歌詞 98式
の散弾銃装着 先に付ける銃剣
一文字 上段下段 
自由自在スキル 
 真の心臓部 花からだす鼻水つきやぶって
地球 まっぷたつ 一刀両断 

 よチッキ わらわすな かまそうか
ここは現場 まじな音楽の詰まった 電波
を作り出す 俺がマイクファイター
とめられんな まるで暴走列車
チクタク 嘘爆竹 投げる 茶菓皆殺しだ
これがほんとの 爆弾さ 
バックダンサーもふっとぶ
原爆さ 変えてみるなら よ
止めてみろよ だせえ ライムは聞きたくないぜ
一発 パンチを食らっても はい上がってこいよ
 ちゃんぷども スランプぐらいでへこたれるなよ
若さで飛ばせ 壁 そんでもって沸かせ
粋な サントラ ともせカンテラ 
いいぜ そのままマイクファイト

戦線布告の声を受けて 
起き上がる MC ツイギー じゃあないぜ
ハーコーが揺らす 赤い光 三度 光ればターゲット
ロックオン させる爆音
最高の ダンスを 繰り出す 猫の動きに合わせ
かませ ファイヤーボール まるでドラゴン
十網打尽 埼玉からかます わからなきや
鼓膜ぶちやぶる 女神 
散漫に マシンガン片手に そんなやつらをふっとばす
書き飛ばす リリック かませハットトリック 
 YOさけんでるかい 俺のモノアイ 荒神崇拝 荒神崇拝 荒神崇拝 

 ぐり抜け 向かうそこはどこかな  
まあわかってんだろ フリースタイルダンジョン
サイキョウの助っ人 登場 復活

まだまだ 降りしきる雨 太鼓に滅んだ化石は鮫
いつのまにや 熱は冷め 俺は もうやめ駄目
なんていっていた
マジ で疲れていた 安らぎだけを追い続けた
 読んで見ても 今 当時の歌詞 は かなり狂っていた
酒のんで 荒れ !!にも手を出して 緑が赤く見えた 
車の音 ほんとの事 どうでもよくなっていた
ラップ 口にするだけでも 耳にすることでも辛すぎたから

忍者見物 半像門からでる
車が 闇を切り裂いて 消えた
俺は 無償に扇動を かましてた 
若い時はみな馬鹿 ばっか 
このこの酒飲んでみな 
緑の舗装された道路には
スプレー缶が転がった 書き付ける文字には
ランプアイの文字があった
ラップかますから この歌詞読んでみな
なんていってた 時だった 
これで終わり なんていわれたくないから
毎日 精進してた 
戦場にたった俺は
チキン野郎だった マイクにぎったにもかかわらず
こえが 出なかった 闇雲に 酒飲み
六本木のミラーに写った 自分の姿に叫んでいた
あれから幾日すぎただろ 空飛ぶ鳥はカラスだろう
なに 俺はかけなくなっていた 
歌詞で沸かす事ができなくなっていた

暗すぎる 闇照らすから ライターかしな 客沸かすから

その後いろんな事があった 叫びが凍りついていた
溶かす 太陽 が見えた時 あの時の事を思い出した

ルーツ日本橋の植木屋の三代目とか 新宿寿司屋のじいちゃんとか
荒川区の神社で産湯とか 埼玉からかますからきいときな

者見物 半像門からでる
車が 闇を切り裂いて 消えた
俺は 無償に扇動を かましてた 
若い時はみな馬鹿 ばっか 
このこの酒飲んでみな 
緑の舗装された道路には
スプレー缶が転がった 書き付ける文字には
ランプアイの文字があった
ラップかますから この歌詞読んでみな
なんていってた 時だった 
これで終わり なんていわれたくないから
毎日 精進してた 
戦場にたった俺は
チキン野郎だった マイクにぎったにもかかわらず
こえが 出なかった 闇雲に 酒飲み
六本木のミラーに写った 自分の姿に叫んでいた
あれから幾日すぎただろ 空飛ぶ鳥はカラスだろう
なに 俺はかけなくなっていた 
歌詞で沸かす事ができなくなっていた

まだまだ 降りしきる雨 太鼓に滅んだ化石は鮫
いつのまにや 熱は冷め 俺は もうやめなんていっていた
マジで疲れていた 安らぎだけを追い続けた
今読んで見ても 当時の歌詞は かなり狂っていた
酒のんで 荒れ !!にも手を出して 緑が赤く見えた 
車の音 ほんとの事 どうでもよくなっていた
ラップ 口にするだけでも 耳にすることでも辛すぎたから

暗すぎる 闇照らすから ライターかしな 客沸かすから

その後いろんな事があった 叫びが凍りついていた
溶かす 太陽 が見えた時 あの時の事を思い出した
ルーツ 日本橋 の植木屋の三代目
埼玉からかますからきいときな

2001年 5月4日
今日は『トラヒク』を見た
良かった
なにがいいって ヤッパ 絶妙なポチョムキン効果
が効果的になされていたところだ
まず めきしかんの荒野 粗い映像
輸出するブツ
のあと まじで綺麗な アメリカの裕福な
売人の家庭と それを買う 麻薬取締政府機関の
娘がいる家庭と(ビーOチとかシーOトとか
ファッOンとか言うだけで目くじらたてるような奴)
なかなかの技巧派だなスチーブン
それからギャグ
例えば 殺し屋 の所にボオロを見せて
あははOKと誘うやつ その裏にはなんとコンドーム
 しかも観客が
下品なジョークにもかかわらず笑う
最高だ(埼玉じゃかんがえられない)
あと札束の寸劇(金をかけて わたせよ と札束を渡し
お前もよこしな とやった後 「 ちえんじまねー?」
とやる奴 場面がかわってもわらっている人がいた
最高とくに隣の眼鏡のお水ぽいねーちゃん(すいてー26・7)
が笑い過ぎ うぜえ)
ニコチンパッチのくだり
(煙草をすう 相棒
「あんさん ニコチンパッド ためしてみんかいな」
「きくんかいな あれほんまに」
「身内のもんがためしてみたんや
……5枚ほど増して……な」
「へえじゃあ わてもためしてもらいまひょ」
「でもな 死んだんや」
「ワ・ワ・ワット?」
「あ……いや別の理由で」)
とか盗聴している所にジュースをもったマヒアのボスの
愛人現れところなど
(よーかんがえてみりゃ めきしかんの方は下品さ
アメリカンなポリスは洗練されたジョーク
なるほど これもポチョむきん?
いや監督なりのレアリズムの演出だろう
けどまあ 頭で考えてもできるもんじゃないわな
経験が物をいうものっスよ)
あと思ったのはこれはいわゆるハピネスやアメリカンビューテーや
オーステンパワーズにある タフガイでマッチョな
FACKER(トラヒクの訳で糞野郎)父親や
イエスノーのみの合理主義で成り立っている
ヘリウッド主義(王道)に対するアンチテゼを感じさせる

アンダーグラウンロ的(もしくは寺山主義)
ノウダウ
な映画の一環として

この映画の存在には意義があるのかもしれない
BIVA 寺山 レペゼン横浜 ライカ寺山
ビリビリ
良く分からんが ともかく薬がやばく
わるいもんだとは分かった
覚せい剤はおそろしいや
えいがでもいってた 麻薬戦争
を引き起こす事を考える
と ビロボンは日本が生んだ
核をはるかに凌ぐ 最強の兵器ではなかっただろうか
あと真珠湾のCM なんか腹立った
だってラブストーリですよ……なんかね
おい日本 帝国だった事を忘れたんかい
マザファッカーてなかんじ
と言い過ぎた所で思い出したが
映画の冒頭部でピコピコ聞き慣れた音がする
「だれだゲーボーイなんざやってるのは」
と思ったら 映画の音だった
うわー だまされたよー
てゆーか 埼玉じゃだまされんわな
なんか文化の壁を(文化会館だったし そういや
文化の日か……)を感じた
それから バンドやってる友達にテープわたそかなとか
思って タワレコいったら
ん……んん!ビッチ!!シット!!!マザファカ!!
なくなってんじゃん なにこれ 
しゃあねえな とか思ってるわけよ
てゆううか ふざけんなとか思ったねまじで
それから名古屋のテープもねえでやんの
ムジナ レジャック マーヤ ノクターン最高
ああ…… おれっちてば結構素敵なみみもってんじゃん
(18にもなってじゃんつうなビッチ)
帰りにカメラ回してるおっさんやあんちゃんが
たくさんいたうぜー
はやってんのか

 5月6日 
何か 今日は朝からくだらねえ感じ
あーちきしょうとかそんな ぶっ飛ばしてやるぜ
チェケラベイ B てかんあじ
ほんま にむかつきはるは
とか米ぶ立地は朝まで届けたかいびる
もうしらねえ ふざけんな めしくうな
なんだっていいべな 米日ー よう霊デー 捨てキー
いいれすん 裏で何する ユーワーチャカエムシー
TYATAい態度 餓鬼エムシー 
よう わっつクリエーション ワッツクリエーション
バックギャモン テストホール 
オリービー よりクレージー シー死ビーよりチービ
夕チャンの兄貴エル ツーデーイ めきめき マンハッタン
ベイビー  あるで百四十どの 熱湯をてめえにぶちかます
モラル 0パーセント 気mwるぜ こあ言語

ライムの中では ゆらめく光 荒れた荒野 を流れる映像
製造される ワックな曲 ここは どっかのラジオ局

『レコ箱 の中のファンク 一晩中 一晩中
暴れよう 凄く 極 単純 』

とどく 小包 開けると 夢と野望が 渦巻いた
ライムが届く はるか 遠くの国から 
夢半分 高鳴る 鼓動 本当のこと なんか今ではいらない
心 叫ぶ 約半分 狂わす ファンク 耳をつんざく
夢の中の 箱の中 に箱 
幾重にも積み重なった夢 
ばらまかれる お前らが乗った舟
に出てくる くれない の心 俺の心の中揺るがす 叫ばせる
組み合わせ 幾つものパズル このスタイルは 心の中 
一人一人の 頭の中 心の中 精神の中で再確認
これは ラップの開拓使 俺は ライムのリリススト
印踏み いくつのも 光 
が 現れる キミドリ 真っ赤な目 梅色 の人生を『え・え・え・描く』
描く どこまでも 描く 描く あきるまで 描く
虹が空に かかるまで 描く 描く 描く

叫べ B ここはシティ 圧迫するように 弧を描きながら
現れる ブギダウ ミュージック ハイセンス 
黄色い光 上がる エクストリ-ム 
叫びが 光り輝くダイヤ 七色に 変える 
ブレイク・ビ-ツ 集中的 君を襲う  悪徳金融が切る の手形のごとく 
ヤバイ 耳元 炸裂する 一言 二言 聞き逃すなよ よく読み込めよ
かみ砕いて 飲み込みなよ 

『エンジェリスト エリート  指差し示す方向 ライバル対抗   
先行馬 先導者 ライムで牙向く  半端じゃねえ 
 歌詞 つくりだし 沸かし すべてを なぎ倒し
突き進め 何処までも 何処までも』 




         


「………!」
「……!」
「ふ……ふれいあ先輩 ……」
「…?この声… ……えるんすと君? 」
「……」
「 なにやってるのよ エルンスト君 あなた……あなたが何をやったのか
分かっているの……」
「……」
「……」
電光石火の様な 拳…… 
流石に 昔の仲間をころす事は シャドーガンナ-には出来なかった
だが それが 彼の 落ち目であった
フレイアは自らの条件反射に身を委ね 腰のリボルバ-を
引いた 
シャドーガンナ-の太股に 痛みを越えた 光の様な感触が
体中を 走り 巡る
「……なんでこんな こんな事を」
「………先輩 
俺は 公安の奴等に復讐……」
「……喋らないで 傷口が開くわ」
「フィリプ・デック計画」
「?」
「悪徳金融の手形の様な物だ 
命を待つ代わりに 俺自身の…… 
それは 俺の様な 元犯罪者の 厚生……
そういえば聞こえはいい 
だが 実態は このパワ-ドスーツのコンベンションだったという事と
俺は 昔 キャプテンブラックのトロピカルドリ-ミングベアの
一員だった G-ファンクス 先輩もしっているはずだ」
「……う……嘘 」「俺は ある時へまをやって 公安のメンバーにつかまった
そして 死刑を宣告された しかし…… その求刑は取り消しとなり
俺は 洗脳された 」
「……」
「顔の整形 名前 学歴 すべてを リセットし
俺は 暗殺者になった それも 俺の生命なんて 
屑かなにかの様に 扱われる 公安のエージェントとして 」
「それじゃあ 公安が……いえ 貴方が 
そういえば 私が関わった
現場も 貴方がいた時は 不可解な事がおおかった 」
「そう……その通りだよ 
危険な仕事もこなした 何度となく 命を落としそうになったか
わからない ある時は ギャング団のアジトに潜り込み
幹部の首をねじ切り……ころした ある時は 公安の陽動を引き受けた
……そして 13人の命を殺した時
あの男の暗殺を命令された だが……あの男
キャプテンブラックが俺だと見抜いた キャプテンは
 洗脳を解く ディプログラムを施し
自分を取り戻した キャプテンは俺に ゆっくり休めといったが
 俺は 奴等に対する憎悪しか抱かなかった」
「…それじゃあ」
「そうだ こいつらは 俺の様な洗脳を施す SHR計画の 
立案者だった 俺は こいつらにいいように扱われた
それが許せなかった 」
「でも……こんな事をしても……」
「くそっ!!
…… そう 意味のない事だ 
だが 俺の 言った事など まともに取り合う奴なんかいねえ
夢戯事 それで終わりだ 

最初は 証拠を探していたが 公安の手回しは 強力だった
結局 書類は……SHR作戦は
なんの他愛もない 犯罪者の厚生計画に差し替えられていた

自らの精神を踏みにじり 俺におこなわさせた 様々な暗殺行為

公安の掲げる 正義とはなんだ
戒めとはなんだ 審判とはだれに下されるべきか?
俺は 俺自身の裁きを 俺自身の正義を 俺自身の審判を作り上げ
た 理由はそれだけで十分だ 俺にとって 公安は偽善だ…… 」
「…… 逮捕します 
犯罪者の厚生を目指す 役員の殺人……一個の警察官として 殺人者として……」
「……フレイア先輩の様な いい警察官には 公安はもったいねえや……
こんなこといいたくなかったが 
……そろそろ お迎えがやってくる……  」
「……」
「先輩…… 俺を一人にさせてくれ 公安も人間も神をしんじ・て・い・な・い・か・ら・な……」
「……馬鹿! 
部下の最後を見守るもの 上司のつとめ よ 」
「……」

「エルンスト エルンスト……うっ……ううう」

「あの……いいんですか あの婦警 
計画を……」
「……貴様は 馬鹿か わざわざ 証拠を作ってどうするつもりだ
……まあ 
あのフレイアとかいう 婦警一人 が裁判かなにかに出たところで
何もかわらんよ それにあの計画は過去の物だ」

「……シャドーガンナ- シャープマ-ダ- 二人の犯罪史に残る
都市の伝説は消えた 
闇に葬り去られた 二人の名前を思い出せる奴はもういまい」






でぶには戦うべからず
不労者は 足が早いので バイクで逃げるべし
やつらはオリンピックにまじめにやれば金メダル取れるレベルの速力を持つ
強い奴は追いかけてこない 事を知る べし
やくざは喧嘩のプロ バイクで特攻をかけても返されるし
バットでなぐった所で 鉄板かやかんか なんかを殴っていると思うべし
背の高い奴は 足を落とすべし
族の集会は物が飛んでこないくらい離れるべし
携帯電話を投げ付けられることもあり まずは見せます まだ見ぬ境地
重たい印の まとわりつく狂喜
手にした凶器はマーダーの証し
シャープマーダー 貫く歌詞 98式
の散弾銃装着 先に付ける銃剣
一文字 上段下段 
自由自在スキル 
 真の心臓部 花からだす鼻水つきやぶって
地球 まっぷたつ 一刀両断 

 よチッキ わらわすな かまそうか
ここは現場 まじな音楽の詰まった 電波
を作り出す 俺がマイクファイター
とめられんな まるで暴走列車
チクタク 嘘爆竹 投げる 茶菓皆殺しだ
これがほんとの 爆弾さ 
バックダンサーもふっとぶ
原爆さ 変えてみるなら よ
止めてみろよ だせえ ライムは聞きたくないぜ
一発 パンチを食らっても はい上がってこいよ
 ちゃんぷども スランプぐらいでへこたれるなよ
若さで飛ばせ 壁 そんでもって沸かせ
粋な サントラ ともせカンテラ 
いいぜ そのままマイクファイト

戦線布告の声を受けて 
起き上がる MC ツイギー じゃあないぜ
ハーコーが揺らす 赤い光 三度 光ればターゲット
ロックオン させる爆音
最高の ダンスを 繰り出す 猫の動きに合わせ
かませ ファイヤーボール まるでドラゴン
十網打尽 埼玉からかます わからなきや
鼓膜ぶちやぶる 女神 
散漫に マシンガン片手に そんなやつらをふっとばす
書き飛ばす リリック かませハットトリック 
 YOさけんでるかい 俺のモノアイ 荒神崇拝 荒神崇拝 荒神崇拝 

 ぐり抜け 向かうそこはどこかな  
まあわかってんだろ フリースタイルダンジョン
サイキョウの助っ人 登場 復活

まだまだ 降りしきる雨 太鼓に滅んだ化石は鮫
いつのまにや 熱は冷め 俺は もうやめ駄目
なんていっていた
マジ で疲れていた 安らぎだけを追い続けた
 読んで見ても 今 当時の歌詞 は かなり狂っていた
酒のんで 荒れ !!にも手を出して 緑が赤く見えた 
車の音 ほんとの事 どうでもよくなっていた
ラップ 口にするだけでも 耳にすることでも辛すぎたから

忍者見物 半像門からでる
車が 闇を切り裂いて 消えた
俺は 無償に扇動を かましてた 
若い時はみな馬鹿 ばっか 
このこの酒飲んでみな 
緑の舗装された道路には
スプレー缶が転がった 書き付ける文字には
ランプアイの文字があった
ラップかますから この歌詞読んでみな
なんていってた 時だった 
これで終わり なんていわれたくないから
毎日 精進してた 
戦場にたった俺は
チキン野郎だった マイクにぎったにもかかわらず
こえが 出なかった 闇雲に 酒飲み
六本木のミラーに写った 自分の姿に叫んでいた
あれから幾日すぎただろ 空飛ぶ鳥はカラスだろう
なに 俺はかけなくなっていた 
歌詞で沸かす事ができなくなっていた

暗すぎる 闇照らすから ライターかしな 客沸かすから

その後いろんな事があった 叫びが凍りついていた
溶かす 太陽 が見えた時 あの時の事を思い出した

ルーツ日本橋の植木屋の三代目とか 新宿寿司屋のじいちゃんとか
荒川区の神社で産湯とか 埼玉からかますからきいときな

者見物 半像門からでる
車が 闇を切り裂いて 消えた
俺は 無償に扇動を かましてた 
若い時はみな馬鹿 ばっか 
このこの酒飲んでみな 
緑の舗装された道路には
スプレー缶が転がった 書き付ける文字には
ランプアイの文字があった
ラップかますから この歌詞読んでみな
なんていってた 時だった 
これで終わり なんていわれたくないから
毎日 精進してた 
戦場にたった俺は
チキン野郎だった マイクにぎったにもかかわらず
こえが 出なかった 闇雲に 酒飲み
六本木のミラーに写った 自分の姿に叫んでいた
あれから幾日すぎただろ 空飛ぶ鳥はカラスだろう
なに 俺はかけなくなっていた 
歌詞で沸かす事ができなくなっていた

まだまだ 降りしきる雨 太鼓に滅んだ化石は鮫
いつのまにや 熱は冷め 俺は もうやめなんていっていた
マジで疲れていた 安らぎだけを追い続けた
今読んで見ても 当時の歌詞は かなり狂っていた
酒のんで 荒れ !!にも手を出して 緑が赤く見えた 
車の音 ほんとの事 どうでもよくなっていた
ラップ 口にするだけでも 耳にすることでも辛すぎたから

暗すぎる 闇照らすから ライターかしな 客沸かすから

その後いろんな事があった 叫びが凍りついていた
溶かす 太陽 が見えた時 あの時の事を思い出した
ルーツ 日本橋 の植木屋の三代目
埼玉からかますからきいときな

2001年 5月4日
今日は『トラヒク』を見た
良かった
なにがいいって ヤッパ 絶妙なポチョムキン効果
が効果的になされていたところだ
まず めきしかんの荒野 粗い映像
輸出するブツ
のあと まじで綺麗な アメリカの裕福な
売人の家庭と それを買う 麻薬取締政府機関の
娘がいる家庭と(ビーOチとかシーOトとか
ファッOンとか言うだけで目くじらたてるような奴)
なかなかの技巧派だなスチーブン
それからギャグ
例えば 殺し屋 の所にボオロを見せて
あははOKと誘うやつ その裏にはなんとコンドーム
 しかも観客が
下品なジョークにもかかわらず笑う
最高だ(埼玉じゃかんがえられない)
あと札束の寸劇(金をかけて わたせよ と札束を渡し
お前もよこしな とやった後 「 ちえんじまねー?」
とやる奴 場面がかわってもわらっている人がいた
最高とくに隣の眼鏡のお水ぽいねーちゃん(すいてー26・7)
が笑い過ぎ うぜえ)
ニコチンパッチのくだり
(煙草をすう 相棒
「あんさん ニコチンパッド ためしてみんかいな」
「きくんかいな あれほんまに」
「身内のもんがためしてみたんや
……5枚ほど増して……な」
「へえじゃあ わてもためしてもらいまひょ」
「でもな 死んだんや」
「ワ・ワ・ワット?」
「あ……いや別の理由で」)
とか盗聴している所にジュースをもったマヒアのボスの
愛人現れところなど
(よーかんがえてみりゃ めきしかんの方は下品さ
アメリカンなポリスは洗練されたジョーク
なるほど これもポチョむきん?
いや監督なりのレアリズムの演出だろう
けどまあ 頭で考えてもできるもんじゃないわな
経験が物をいうものっスよ)
あと思ったのはこれはいわゆるハピネスやアメリカンビューテーや
オーステンパワーズにある タフガイでマッチョな
FACKER(トラヒクの訳で糞野郎)父親や
イエスノーのみの合理主義で成り立っている
ヘリウッド主義(王道)に対するアンチテゼを感じさせる

アンダーグラウンロ的(もしくは寺山主義)
ノウダウ
な映画の一環として

この映画の存在には意義があるのかもしれない
BIVA 寺山 レペゼン横浜 ライカ寺山
ビリビリ
良く分からんが ともかく薬がやばく
わるいもんだとは分かった
覚せい剤はおそろしいや
えいがでもいってた 麻薬戦争
を引き起こす事を考える
と ビロボンは日本が生んだ
核をはるかに凌ぐ 最強の兵器ではなかっただろうか
あと真珠湾のCM なんか腹立った
だってラブストーリですよ……なんかね
おい日本 帝国だった事を忘れたんかい
マザファッカーてなかんじ
と言い過ぎた所で思い出したが
映画の冒頭部でピコピコ聞き慣れた音がする
「だれだゲーボーイなんざやってるのは」
と思ったら 映画の音だった
うわー だまされたよー
てゆーか 埼玉じゃだまされんわな
なんか文化の壁を(文化会館だったし そういや
文化の日か……)を感じた
それから バンドやってる友達にテープわたそかなとか
思って タワレコいったら
ん……んん!ビッチ!!シット!!!マザファカ!!
なくなってんじゃん なにこれ 
しゃあねえな とか思ってるわけよ
てゆううか ふざけんなとか思ったねまじで
それから名古屋のテープもねえでやんの
ムジナ レジャック マーヤ ノクターン最高
ああ…… おれっちてば結構素敵なみみもってんじゃん
(18にもなってじゃんつうなビッチ)
帰りにカメラ回してるおっさんやあんちゃんが
たくさんいたうぜー
はやってんのか

 5月6日 
何か 今日は朝からくだらねえ感じ
あーちきしょうとかそんな ぶっ飛ばしてやるぜ
チェケラベイ B てかんあじ
ほんま にむかつきはるは
とか米ぶ立地は朝まで届けたかいびる
もうしらねえ ふざけんな めしくうな
なんだっていいべな 米日ー よう霊デー 捨てキー
いいれすん 裏で何する ユーワーチャカエムシー
TYATAい態度 餓鬼エムシー 
よう わっつクリエーション ワッツクリエーション
バックギャモン テストホール 
オリービー よりクレージー シー死ビーよりチービ
夕チャンの兄貴エル ツーデーイ めきめき マンハッタン
ベイビー  あるで百四十どの 熱湯をてめえにぶちかます
モラル 0パーセント 気mwるぜ こあ言語

ライムの中では ゆらめく光 荒れた荒野 を流れる映像
製造される ワックな曲 ここは どっかのラジオ局

『レコ箱 の中のファンク 一晩中 一晩中
暴れよう 凄く 極 単純 』

とどく 小包 開けると 夢と野望が 渦巻いた
ライムが届く はるか 遠くの国から 
夢半分 高鳴る 鼓動 本当のこと なんか今ではいらない
心 叫ぶ 約半分 狂わす ファンク 耳をつんざく
夢の中の 箱の中 に箱 
幾重にも積み重なった夢 
ばらまかれる お前らが乗った舟
に出てくる くれない の心 俺の心の中揺るがす 叫ばせる
組み合わせ 幾つものパズル このスタイルは 心の中 
一人一人の 頭の中 心の中 精神の中で再確認
これは ラップの開拓使 俺は ライムのリリススト
印踏み いくつのも 光 
が 現れる キミドリ 真っ赤な目 梅色 の人生を『え・え・え・描く』
描く どこまでも 描く 描く あきるまで 描く
虹が空に かかるまで 描く 描く 描く

叫べ B ここはシティ 圧迫するように 弧を描きながら
現れる ブギダウ ミュージック ハイセンス 
黄色い光 上がる エクストリ-ム 
叫びが 光り輝くダイヤ 七色に 変える 
ブレイク・ビ-ツ 集中的 君を襲う  悪徳金融が切る の手形のごとく 
ヤバイ 耳元 炸裂する 一言 二言 聞き逃すなよ よく読み込めよ
かみ砕いて 飲み込みなよ 

『エンジェリスト エリート  指差し示す方向 ライバル対抗   
先行馬 先導者 ライムで牙向く  半端じゃねえ 
 歌詞 つくりだし 沸かし すべてを なぎ倒し
突き進め 何処までも 何処までも』 




         


「………!」
「……!」
「ふ……ふれいあ先輩 ……」
「…?この声… ……えるんすと君? 」
「……」
「 なにやってるのよ エルンスト君 あなた……あなたが何をやったのか
分かっているの……」
「……」
「……」
電光石火の様な 拳…… 
流石に 昔の仲間をころす事は シャドーガンナ-には出来なかった
だが それが 彼の 落ち目であった
フレイアは自らの条件反射に身を委ね 腰のリボルバ-を
引いた 
シャドーガンナ-の太股に 痛みを越えた 光の様な感触が
体中を 走り 巡る
「……なんでこんな こんな事を」
「………先輩 
俺は 公安の奴等に復讐……」
「……喋らないで 傷口が開くわ」
「フィリプ・デック計画」
「?」
「悪徳金融の手形の様な物だ 
命を待つ代わりに 俺自身の…… 
それは 俺の様な 元犯罪者の 厚生……
そういえば聞こえはいい 
だが 実態は このパワ-ドスーツのコンベンションだったという事と
俺は 昔 キャプテンブラックのトロピカルドリ-ミングベアの
一員だった G-ファンクス 先輩もしっているはずだ」
「……う……嘘 」「俺は ある時へまをやって 公安のメンバーにつかまった
そして 死刑を宣告された しかし…… その求刑は取り消しとなり
俺は 洗脳された 」
「……」
「顔の整形 名前 学歴 すべてを リセットし
俺は 暗殺者になった それも 俺の生命なんて 
屑かなにかの様に 扱われる 公安のエージェントとして 」
「それじゃあ 公安が……いえ 貴方が 
そういえば 私が関わった
現場も 貴方がいた時は 不可解な事がおおかった 」
「その通りだよ 
危険な仕事もこなした 何度となく 命を落としそうになったか
わからない ある時は ギャング団のアジトに潜り込み
幹部の首をねじ切り……ころした ある時は 公安の陽動を引き受けた
……そして 13人の命を殺した時
あの男の暗殺を命令された だが……あの男
キャプテンブラックが俺だと見抜いた キャプテンは
 洗脳を解く ディプログラムを施し
自分を取り戻した キャプテンは俺に ゆっくり休めといったが
 俺は 奴等に対する憎悪しか抱かなかった」
「…それじゃあ」
「そうだ こいつらは 俺の様な洗脳を施す SHR計画の 
立案者だった 俺は こいつらにいいように扱われた
それが許せなかった 」
「でも……こんな事をしても……」
「くそっ!!
…… そう 意味のない事だ 
だが 俺の 言った事など まともに取り合う奴なんかいねえ
夢戯事 それで終わりだ 

最初は 証拠を探していたが 公安の手回しは 強力だった
結局 書類は……SHR作戦は
なんの他愛もない 犯罪者の厚生計画に差し替えられていた

自らの精神を踏みにじり 俺におこなわさせた 様々な暗殺行為

公安の掲げる 正義とはなんだ
戒めとはなんだ 審判とはだれに下されるべきか?
俺は 俺自身の裁きを 俺自身の正義を 俺自身の審判を作り上げ
た 理由はそれだけで十分だ 俺にとって 公安は偽善だ…… 」
「…… 逮捕します 
犯罪者の厚生を目指す 役員の殺人……一個の警察官として 殺人者として……」
「……フレイア先輩の様な いい警察官には 公安はもったいねえや……
こんなこといいたくなかったが 
……そろそろ お迎えがやってくる……  」
「……」
「先輩…… 俺を一人にさせてくれ 公安も人間も神をしんじ・て・い・な・い・か・ら・な……」
「……馬鹿! 
部下の最後を見守るもの 上司のつとめ よ 」
「……」

「エルンスト エルンスト……うっ……ううう」





でぶには戦うべからず
不労者は 足が早いので バイクで逃げるべし
やつらはオリンピックにまじめにやれば金メダル
強い奴は追いかけてこない 事を知る べし
やくざは喧嘩のプロ バイクで特攻をかけても返されるし
バットでなぐった所で 鉄板かやかんか なんかを殴っていると思うべし
背の高い奴は 足を落とすべしウエストストーム
フレイアのもたらした ヘリの落下を阻止する為
ストーム軍は試作兵器のエレメンタル砲を放つ

この試作品の砲撃により ストームの崩壊は少々の被害を与えただけで免れたが
しかし これだけでは 終わらない 影響をストームにもたらした
かってナースストームのアーサーは公安の軍備強化プラン レムリア作戦により結成されたサイクロプス部隊を指揮する為 ウエストストームに転勤
彼は 犯罪組織を追い詰める中 例の爆破により
ルーディ ブラウン シャウ レーカ ローズの一個公安特殊部隊と共に
見たこともない世界に飛ばされる(新着のプロテクトスーツの塗料が 
爆発と 組み合わさりエネルギーが蓄積した事にする) そこは
ウエストストームのストリ-ムブリンガ-(大陸大戦)まっただなかの市街戦であった
彼等は機動部隊の兵器を使用し ストーム 解放軍から逃れる
またその頃 暁 マ-クス デフ カレンなども
過去のストームに飛ばされていた事が分かり 彼等と協力し
元の世界に戻る為 協力を余儀なくされる
また フレイアもこれに翻弄され(爆発の起こった時 塗料を塗ったペンダントをしていたという事にする)過去のイーストストームに飛ばされる
フレイアは 母親に出会い また 歴史を改善する為に
一人 ノースストームの密林地帯を目指す
その途中で アーサー達と出会う事が出来るが
アーサーと レ-カ シャウは 
歴史を書き替える事に反対し決別 例のエネルギー砲を作り出した研究員を探す事に
ようやく 密林部に到着したフレイアだったが
細工ロプ巣と共に飛ばされた 犯罪組織が傭兵団を結成し
密林地帯の黒髪解放戦線をおいつめていた
フレイアは 彼等を倒し 母親と邂逅をはたす
歴史の改善を訴えるが……… 

エレメンタル分子砲 ストームの研究員 が40年の構想を経て要約
試作段階に入った 兵器 
「さて 本来の兵器という概念を考えると 衝撃を与える 物体を圧縮させる
物体を構成する 分子に振動を起こさせ エネルギーに変化させ崩壊させる
などがある
これは アルバートという科学者が慣性の法則と光の速度の法則の(中略)
によって 導き出した E=MCの2乗という 式で製造が可能になった
いわゆる 核分裂の起こり得る 兵器なわけで 
「あー 核兵器か」
「そういうわけだ……とまあこんな種類に分けられる
 これを逆手に取ったのがこのエレメンタル分子砲で
押さえ付けていた力を取り外し 解放させるというものだ」
「そんな事したら 」
「さよう この攻撃を加えられたものは エネルギーに変えさせられ
 周囲に爆発を起こさせる 大量の犠牲を巻き込みながら 周囲を破壊させていく
いわば 兵器でも無い物を 兵器に変え るというものである」
「……おそろしい兵器だな 」
「理屈では 分子を取り巻く 電子を肥大させ飛び回らせるというというのが 
第一段階であった しかし この解放させる
力という物を追い求める 内に 空間の一つ一つを押さえ付けている
何かを ひょいと事で外す事が出来る兵器を作ってしまったのだ
つまり積み重なった空間から その空間だけを取り外し また空間を積み重ねると言う訳だ
まだ 構想段階だが この空間事態を 移動させる事も理論的に不可能では無い
いわゆる ブラックホールと ワームホールの様な物を作り出すわけだ
つまり 未来の大統領が この兵器を使用したのは
この空間を取り外せば ストームの崩壊を免れると考えた からではないだろうか」
「まってくれ なんで空間を取り外すのと 俺たちが過去に飛ばされるのが
関係あるんだ」
「ふむ そもそも 時間というのは 空間が積み重なって構成されているからなのだよ」「 時間が空間を作っているのでは無いのか?」
「いや 空間の積み重ねが 時間を作っているのだ いわば 分子の塊が
物体を構成しているように 空間の一つ一つが 時間を積み重ねていく」
「よくわからん 」
「実は 私も よく分からん 空間を押さえ付けている 物を外す 
事が出来たのも たんなる偶然にすぎなかったからな 
時間がいかのように構成されるかは まだ謎だ 
だいいち 理屈でいえば 未来へのタイムスリップしか 説明でき無いからな
私も 空間が積み重なって 時間を作っていくという理屈がわからん
ただ 君達が この世界に来てしまったという事は 
この時間と 君達の時間がリンクしているという事になる
信じられないな パラレルワールドというものが時間の過去の流れと
未来の流れに平行して動いていたとは……とすると 
らせん状になっているという事か?この世界は」
「よくわからん」
「昔 ある科学者が 過去の出来事は未来の事柄から成り立つと説いていた
たしかに 過去の時間の流れと 未来の時間の流れが平行すれば
この説も実証される お互いの影響を受けながら 時間が流れているとすれば
……歴史は二度繰り返されるという事か……」
「難しい事は置いておいて とにかくだ 俺たちを返して欲しいんだ 未来の世界に」
「うむ 空間を取り外す段階までは 進んだと言った」
「ああ」
「しかし 空間を別の空間に 繋げるのは まだ研究の途中なのだ」
「なんだと?」
「まあ まて 繋げるのは無理だが さっき言った プロテクトスーツの
塗料を旨く使えば 可能かもしれない ただし 実験が確実に成功するとも
未来に行くとも過去に行くともわからぬのだ……」
「理論的には可能ではないのか?」
「うむ 理論は確かに出来たのだが いまだ 未完成なのだ」
「……どうする」
「こうなりゃ ……どうしようか?」
「……」
「……」 
「 空間に穴を明けるとかどう 世界が 平行して 影響を与え合っているなら
空間に穴を明けて 移動しちゃえば いいじゃない」
「ふむ 空間に穴を 明けるか 」
「できるのか?」
「よくいうじゃない 空間の歪みとか 色々 」
「まあ さっき言った様に ブラックホールなどそれに近いが……」
「ええ じゃあ」
「いや……その前に 空間が らせん状だとすると 時間の流れは 逆になるな
とすると……」
「じゃあ ブラックホールってのは作り出せないのか?」
「……」
「あの?」
「……そ……それは無茶苦茶な頼みだ 無理だな 仮に出来たとしても第一危険すぎる ブラックホールの 構造というのはだな まず 星の誕生というのが (中略) 
で 年を取るごとに 重たくなった中性星を(中略) やがて 重たくなった星は熱が(中略)そして 回転をするスピードを増す(中略)重力を吸い込みやがて ブラックホールになるわけだ
つまり 我々が生きている間に ブラックホールを作り出すことは不可能な訳で
だいいち そんな物を作ったら 世界は 破滅する まあ 
最近の研究ではブラックホールが物を 吸い込むのに 真っ直ぐと的確に進路を取らなければならないという事が 分かってきたが ……だいたいそんな物作ったら その回りの物が浦島効果を起こして 時間の間隔が無茶苦茶になってしまう それにガンマ波やらベータ波なんかが 沢山 排出されるんだ 考えただけでも へどがでるね」
「結局 むりって事かい なんだよ ながったらしい 説明されて時間を潰したぜ……」「すまん そういう 性分なのでな
だが その えー仮にエクストラ・ポーション・オイル とでも呼ぶか
その塗料の科学成分を調べる事で 解決の糸口が見つかる可能性もある 
とにかく 私のできる事はそれまでだ」
「はああ どうしようも無いってことね」
「うむ まあ 浦島効果を利用して 未来に行く事はできない訳では無いが
まだ 光速 航海が可能な 宇宙船などないからな 
タキオンエネルギーなんかあればいいんだが それもまだ見つかって無いわけだ」
「それはしってるぜ 昔 よく TVなんかでやってたな 反物質見たいな門」
「……えー だから 結局君達を未来に送り返すのは無理だ
まあ 命が助かっただけ 儲け物と考えるのが一番いいんじゃないか
異常は見られないようだしな」
「……そういや その事考えてなかったな」
「いや 大丈夫だろう」
「………なぜ そう言い切れる?」
「いや あー 勘だよ 勘」
「科学者なのに それでいいのか」
「とにかくだ わたしの研究は まだ 残っているのでな
じゃあ……」
「……」
「………」
「……」

ここは どこなの?
ツグミは 自分の目の前が真っ暗になったいる事に気が付いた
うう うう うう
くちが 何か 皮……の様な物に押さえ付けられて 喋れない
さるぐ……
体が 縄で束縛されている事に気が付く
更に 裸の体が 外に大気に当たって
ブラジャーも パンツも無い 
さらけだした……尻部にあたる コンクリートの床
……
その時 自分の知覚にもう一人の息づく 体温を発する 
二酸化炭素を吐きだす 感覚を感じた
……誰……男……?
「ツグミ先輩 起きたのね 
教えて上げる 私はね 川本 アサツキ はね
16のとき……親兄弟を失って サウスストームで拾われて
フレイアさんに…… 調教されて……
貴方が 一人で寂しがると可哀相だから……
ここの交番送られてきたの 」
川本さん…… そうだったの やっぱり そうだったんだ
「私に フレイアさんの代わりが勤まるとは思わない……
ねえ フレイアさんは どうやって 貴方を 愛してくれたの」
目隠しが外された 自分の目の前に174センチ
長身で シルクのボーダーシャツ
タイトで黒くスレンダーのズボン を着た
山羊を連想させる 細く長い首 細く整った輪郭
左右に垂れた アメリカンスコッチテリアの様な垂れた 
軽いウエーブの髪 黒い……
「可愛い目 綺麗ね……澄んでて いじらしくって 」
ツグミの目を逸らした お世辞を言われるのは 赤面証の彼女にとって
耐えられない 気恥ずかしさを感じる
「ふふ 可愛い 可愛いわ 耳まで赤くなって
私より年上なんて……しんじられない……
 ……ねえ これはなにかしら?」
全身が組まなく写る 鏡 
銀のフレームに寄り掛かる様に 自分の姿が写しだされている
「…… 鏡に寄り添うみたいで…… あ……
体育座りはきつい……?」
川本が轡を外し ツグミを見る
「そんなにきつく占めた訳じゃ……」
「縄で縛られた自分がこんなに引き立つなんて……」
膝小僧のから締め付けられた 縄が手に繋がる
乳房を締め付ける 2本の…… 指の様な縄が 引き締める様に
自分の脆弱な肉をもり立たせている 絞りだされ 垂れる
乳首は 頭を垂らす 自分を見ている様で
恥ずかしくって もどかしくって …心の奥底が熱くなった
「ドレス……私 ドレスをきているのね……」
ツグミは目をつぶった
「ねえ…… 来て 欲しいな…… 感じさせて フレイア先輩を……
分かってた 貴方の耳のピアス 私ももってるから」
うっと意気込むと調教とピアスの刺激で肥大した クリトリスを起たせる 
「匂いも香水も フレイアさんにだかれながらかいだ香り」
「先輩……」
唇が 重なり合う
「んん…… んんんん」
「ん……ん ……?………んんんん」
唇を外したのは アカツキの方だった
目をつぶったままのツグミを見ながら 
荒い息を立てる
「はあ はあ はあ …… 」
「……どうしたの?」
「はあ はあ はあ はあ……ん……ん」
「ん!……んんん」 
アカツキが 頭が
 ツグミの下腹……に乗った
「あ……あああっ」
ツグミが 髪を振り乱し 歓喜の声を上げる
だらりと垂れた髪がツグミの膝を刺す 柔らかな 髪質が 優しく愛撫する
元々皮膚が ドクドクと流れる小さな生命を感じる
緑の動脈が見える程薄い皮膚のツグミだが
それよりも 場をこなした経験からか……自分でも感度の良さに驚いていた
「あ………あ……あああ………?ねえ どうしたの」
「………先輩…… あたし 先輩のディープキスで……」
「え……えっ…ええ?」
「な 縄……ほどきますんで……」
顔を押さえて泣き崩れる アカツキ
「ご……ごめんなさい
先輩をエスコートできなくて……」
「あれ? そ……そういえば フレイアさんがいなくなってから 
いろんな人に調教されたから……」
と自分の体を弁解する様に こういう
「ごめんなさい……これじゃあ 」
ふう と一息付いて 
「いいのよ 川本さん 私が教えて上げる から」
泣き崩れる 川本さん……って 綺麗
と耳元にささやくと 手を 川本の秘めた部分を撫でた
凄い濡れてる…… 熱い…… 
「あ……こんな……こんなの……」
「感度は私の方がいいかな?けど 調教とHにオナニーの回数をこなせば
良くなるわよ 14歳から調教された フレイアさんにくらべれば
ものの比じゃないけどね…… 
そうそう 私全身が感度がいいの」
腕を回す 肩に絡む腕を嘗めながらそうツグミが言う
「え…っ?………っ」
ゆっくりと クリトリスに指を這わせる 
「流石 先輩の調教を受けてるだけあって 大きなクリトリス……でも 長いクリトリス」は感度のいい証拠なのよ……いやらしいわ」 
「……ツグミ先輩……恥ずかしい」
ゆっくりと 剥くと 舌を這わせた
「ごめんね……でも大きな体で…… 似合わないわ…… 」
「す……すみません」
ペロっと 川本の涙を溜めた 瞼を嘗めると
「冗談……よ
私 一人だけ いくなんていや……よ
どう……」
ツグミのクリトリスが川本のクリトリスに食いつく 
「あっ あっ」
川本の手がツグミの乳房を捕らえる 
「せんぱい 可愛い」
「ああっ ああっ」
「先輩…… 先輩……せんぱい せんぱい せんぱい」
「いくうう……
うふふ なーんてね まだ長いのよ 楽しみましょ」
「せんぱい……」
それから約5時間ほど……
「こ……腰が……」
逃げ出そうとする 川本をにらみ付け
「あら……もう終わり?」
「もう ご……5時間ですよ……
 先輩 ですね……」
「まだあ たりない 川本 結構大きいね 」
乳房……に手を伸ばす 
「うふふ……もお 見つけちゃった アカツキのよわいとこ
うふふ 」
更に2時間 
「ふう 御飯でも食べにいきませんか……って …… あ……あれ?」
目を回して気絶している 川本
「あ…… ああ 大丈夫ですか?」

『えー 脳波測定 体の体温 とどくとる山神はん ほな こんなんでました』
大阪弁でコンピューターがグラフを掲示させる
「………軽度の脱水症状ってとこね 脳に影響が出なかったのが幸い……」
カルテと AI『医療型AKINDO2070』の弾き出したグラフを見ながら 
白衣の女性がツグミに告げる
『どくとる山神はん 吸収力のいい 食塩水 でも処方しまひょか
 えーと この程度やから……』
「……」
「そうね えー
……まあなんだ……海の匂いのする趣味もたいがいにしなさいね
……でもいいにおいがするわよ二人とも 海水浴でもしたみたい」
ぽ-っと赤くなって川本の影に隠れる ツグミ
「川本さん!」
「は……はい」
「どうだった? ツグミさんの…… 」
「え……?」
「あら……質問が分からなかった?」
「い いえ ほ… 本官は……」
「ちえっ つまんない子ね」
と舌打ちすると ゆっくりと川本の首筋を撫でた
「そ……だ こんど 私とやらない?」
「駄目 駄目よう ドクター わ…… 川本さん は私の恋人だもん
そうだよねえ そうだよねえ」
「……えー あのお」
「はあ……ツグミ……わかってないわね
あんたの独占欲の強さがこーいう事になったんだからね たっく そーだ 男でも紹介したらあんた 結構 いるんでしょこれが」
と小指を立てて ツグミにウインクする
「え ああ うん」
「そう 聞き分けのいい いいこね」
「うん……」
『あの どくとる山神はん? そろそろ次の患者はんが ……こりゃあ 酷い 
患者名は 作者のサクラヰ キヨカヅはん カンジタ移されたそうやねん しかも重症やで』
「分かったわよ……またソープにでも行ったんか あの馬鹿作者は
 じゃあ お大事に……」
『ほな さいなら またきたってや~』
とAIと山神が言葉を告げる

あの夜から一週間
ここはツグミのアパート 
「川本さん……おいしい?」
「あ……あのお アカツキでいいです あのお 先輩?」
「ほらあ もっと食べてよう お詫びの意味も含めて………」
と皿に配膳された ちりめんじゃこと ピーマンの油炒めを
アカツキに勧める
「はあ……」
「ねえ おいしい? おいしい?これはねえ 
胡麻油で炒めるのが美味しさの秘訣なの……
それからこの茸とチーズのフォンデはねえ……作者 平気かな ナースストームにあるのよね あーゆー街が 」
「え……ええ」
と箸をで口に御飯を運ぶ  
「よかったあ 私 一週間前のあれ 心配しちゃったよ 」
「あ あの 先輩?」
「だって 動かなくなるんだよー」
「先輩」
「しんじゃったと思ったよ こわいかったよう」
「先輩!」
「あ……は はい!」
「私 フレイアさんに 先輩を喜ばせる為に来たのに
半年……のなんだか……返り討ちにあって 自信なくしてるんですよ」
「半年ねえ まだまだ綺麗なピンク色よ なーんて
……あっ もしかして あれじゃないの?
フレイアさん 私の性格しってるから…」
「性格?」
「私 始めると どこまでも いっちゃうんだけど
自分からいいだせない から 私今だったら 
貴方に膝枕されるだけで
うれしいな…な……な……な……
なーんて いやーん」
ごふ……うっ と独特の空気に酔ってしまう 川本
「それに完全な体だったら……つまんないもん
私の独占欲が許せないもん それにフレイアさん優しいから 貴方を
完全に征服するのにためらいがあったのかも……淫らになっていくのを見るのが辛かったのかもね……私みたいに」
「あのじゃあ……ピアスの事ですけど……」
「うん 何時も フレイアさんが 私の事を 愛撫してくれるの
しんだら土葬するつもりよ 私の肉体は 永遠にフレイアさんの物だから……」
「いえ あの 私にピアッシングしてくれませんか 
処女を捧げたのが フレイアさんだったから せめて先輩に……」
「いいの? 私が ほんとに いいの?」
「はい……先輩が ……喜んでくれるなら」
「……いいや 」
「えっ?」
「それより もっと オナニーとか色々しようね あそうだ 男紹介しよっか?」
「は はあ…でも私 先輩とフレイアさんしか……」
「いいのよ もっと 自分を大切にしてね……」
「え……あ はい」 
「あ そうだ バイブ 買いにいこよ」
「え?」
「いーじゃん ね」
「え は……はあ」

「あ …ツグミちゃん いらっしゃい
あら 今日のご主人様は そのこなの?」
扉を開けると 一人のスーツを着た 女が暗い 店の中からひょいと顔をだして挨拶する「こ……こんにちわ」
と また川本の影に隠れるツグミを見ながら
「………いいですね 先輩 ここ 女の人が 店員で」
とくすっと笑いを浮かべる
「……うん あんしん 
AIの声も無いし…… 
あれの 大阪弁 ちょっと苦手」
「へえ 色々あるんだ 」
「フレイア先輩は……教えてくれなかった?」
「え あ- はい こういうのなれちゃうと……
普通にイケなくなるからって でもバイブレーターを嘗める方法とか いろいろと
は教えてもらいました」
「そう……なんだ きっと……可愛いよ……
アカツキが……バイブレーター口にほうばって……
 これ……ね ろーたー これが バイブ あなるに興味ある?これはね……」
「先輩はどんなにをつかってるんですか?」
「これ……くまちゃんの……」
と指差す先に 動物の柄が付いた バイブ
背が低いからか 背伸びをしてとろうとするが……
「可愛いっすね 」
くすっと笑いながら 箱を取る アカツキ
「うん かあいい」
とにっこりと笑う ツグミ
「ツグミちゃんの方がかわいいわよ」
といつの間にか傍らに立っている店員が言う
「あ…… 」
ささっとアカツキの影に隠れる ツグミ
「うーん たちぎぎして悪かったかな 」
「そ……そんな事……」
「それより さっきはご主人様なんていっちゃたけど
ツグミに誘われたのね…… じゃあねえ これで……あなた包容力もありそうだから」
「これ……は?」
「エボナイト とか デルダーとかいう事が多いけど
………」
「これで ごにょごにょ ……」
ぽ-っと赤くなる アカツキ
「や……神崎さん ……からからないでください……よう」
「あら ごめんなさい……ふふ」
「先輩 これ ……」
「……あるよ 」
「えっ?」
「おうちにある ……」
「………あの」

「想像しちゃった?……」
「あ……は……はい」
「……」
「……」
「先輩!
私……先輩と一緒になって絶頂に上がりたい」
「で……でも」
「そりゃ 先輩の体型には似合わないかもしれないけど……
でも でも 」
ツグミの肩に両の手を掛ける
「私が……こうやって 先輩と」
「……アカツキ」
暁に抱き締められて 体中が熱くなる
「先輩と一緒に ……」
包容力のある……腕の重さが 優しい
「やっぱやめ 」
「あ……ええ……バックは嫌いですか?」
「ううん 私 あなるの下の皺の開発も完璧だし
そのあなるの調教だって 感度がいいの でも……もっと他に……」
「じゃあ 騎乗位で……」
「う…… 教えてもらった……わけね 神崎……恨むわよ」
ゴクっと生唾を飲み込む ツグミ
「き・じょ・う・い・で」
「騎乗位……」
「先輩 騎乗位」
「負けた……分かったわ じゃあ 一回よ…… 一回だけ……」
「先輩!」

「あのう ホテル一泊したいんですけど」
アカツキが受付の男にこう告げる
「……ウチは女同士はお断りしてるんですが」
とこう気の無い返事を返す 若い男
「……なんで?なんでですか!」
「いやそのお……きまりは きまりで 
す……すみません!ぼくただのバイトなんですよ
首にされると……あの」
「しかたないよ いこ」
「あ……はい」

「あ-ちょっとショックだったなあ
こういうのって ……」
と首を柳の木の様にもたげるアカツキ
「まあ こんなものよ…… あ……私隠れてるから……」
「あはは それいいですね」
彼女の陰鬱な顔が パッと明るくなったのをみて ツグミは嬉しくなった
「 あのー休憩一回……」
せんぱい ……と手で おいでおいでする
「どうぞ あ……あの未成年じゃないですよね」
上から下を見下ろす 受付の男
「あ……身分証明書 これです」「……26歳 …… あ これはすみません すぐに 用意させますので」「先輩 良かったですね 」「うん でも 私って 幼いかな……」「……そんなことないですよ」 「じゃあ……行こうか」ゴソゴソとビニール袋から例の物を取り出し…… 「どうですか……」巨大な 黒い牛革の疑似ペニスが ツグミの目の前に現れる腰の回りの黒い蜘蛛の巣の様に張り巡らされた 革のバンドと白い肌ががそれをさらに引き立てる「………かっこいい」ツグミの息が荒くなる「……かっこいいよアカツキ あの あれ フェンシングの剣を持った選手てっいうかマイクをもったラッパーていうか パイプを加えた 探偵ていうか なんていうか……男のひとってなんで あんなにたくましくって堂々としてるか分かるわ」べっとから這い出す ツグミ 「来て 」スタンドの暖かい光が つぐみとアカツキを写しだす
「ほら……見て」
アカツキは 鏡に写った自分を見た
堂々として 自分を誇示する様に 突き出した突起をツグミが握る
「先輩……」
顔を赤くさせる アカツキ
「かっこいい かっこいいよ 感動しちゃった 私……あたし」
ツグミは片足を床に下ろしひざまずくとアカツキからそそり出る
つかをほうばり左右に首を振る  
「あ っ なかが なかがかきまわされて いや あ」
思わず ツグミの頭を押さえ 首をいやいやし始めるが しかし
ツグミはそっと手を除け 優しくアカツキの中を突き上げた
「ああ……」
この声と共にがくがくと震えるアカツキの太股 体を支えるのがつらくなったか
思わず 両手を地面につき
尻餅を付いて こうべを ……黒い髪を乱しながら…… もたげ
 荒い体温を口から発散させる
「あら…… アカツキのはまだ浅いから ……ねえ」
「はあ はあ はあ」
キスをしようとして アカツキの顔にちかずけるツグミ
目をつぶったアカツキの
吐息がツグミの前髪を揺らす 思わず目を細めて 含み笑いをしながら
「かわいい わ でも… これじゃ キスは無理ね……ん」
アカツキの紅い口紅がツグミの額に吸い付く 
「先輩 …… 私だって 公安のメンバーよ 鍛え方が違うわ……」
「うふふ……やったわね……あっ」
ゆっくりとツグミの肩に回した腕がツグミを抱き締める
「……」
「……」
お互いの体温と心臓の鼓動を聞きながら 沈黙 
アカツキの髪に滴った汗が 露になって ぽた ぽ……たと
ツグミの背中を伝い 体中を流れる
「………先輩 こうやってると落ち着きます か」
「ありがと……ごめんね やりすぎちゃって……」
「いえ あのう でも 私だけでいくんじゃなくて先輩も……」
「ええ……」

「えい!」
とアカツキの体を 倒す
「あ……先輩 」
「うふふ 」
ふうー……と深呼吸をするツグミ
「はあ……力を抜いて……と」
アカツキのデルダーを握り締めるとゆっくりと導く
「……ん っ……入った ……」 
「それじゃあ先輩 約束どおり……」
「うん……」 

それから2時間程 
「美味しい…… 」
「あっこれ 私の故郷の料理で」
エプロンを外し 自分もいすに座って フォーク手に持ち
「先輩は…… フレイアさんは…… 何時から出会ったんですか……」
とアカツキが玉葱のみじん切り炒めのスパゲティを口に運びながら訊いた
「……うん 4年前 22歳の時」
「フレイアさんって14歳の時から 調教うけたって言ってましたよね」
「ええ」
「あの人は いったいどんな過去があったんですか?」
「あの人はね 例の大戦の引き金になったのよ」
「は?」
「まあフレイアさん一人じゃないけど
えーと 今から10年前はね ほら黒髪の民は 皆虐げられていた訳でしょ」
「ええ 教科書で習いましたね」
「そういう訳で 非合法な ……春をみそぐ クラブがあって
スラムに住んでた大抵の黒髪の女の娘は そういう ところに連れてかれちゃって
働かされていたわけよ……社会の底辺って訳ね 私はお父さんがいたから
学校にいけたし……
でも身寄りのない子は 大抵そうだった……」
「…………」
「で ある日 フレイアさんが働いていた ところに 一人の男が来た訳」
「……あ 思い出しました たしか あれですね 安息日事件」
「そ……フレイアさんが働いていたのは 結構高級な部類で 
その男が当時の大統領だったわけ で フレイアさんに味をしめちゃって
その売春クラブから フレイアさんを買い取って 大統領官邸にメイドとして
連れて行った訳 まあフレイアさんだけじゃ無くて他にも色々な娘もだけど」
「それが ゴシップの週刊誌ですっぱ抜かれて
表沙汰になった訳ですよね たしか」
「そう それでフレイアさんが17歳の時 ノースストーム大統領官邸に 襲撃事件が起こった訳……
本当なら 大統領官邸にいた 女のこはその時
解放されたんだけど……フレイアさんは同じ 大統領官邸で働いていた執事の人と機動兵器を盗んで 逃げ出して…… 」「へえ 随分 波乱万丈な人生を……」
「うん それで フレイアさん サウスストームから逃亡した後
執事の人 えーと 何て名前だったけ その人と別れた後
その間の事はよくきいてないんですけど……4年…… 大戦が終結した後 2年間程勉強して 公安に就職した訳だから22歳で今の交番に就職したのね」
「はあ 」
「で フレイアさんが3年目ぐらいのとき……25歳ぐらいかな
で当時19歳の私と出会って ……」
「でその2年後に 16歳の私と出会ってる訳ですよねたしか
27歳……対テロリストの事件検挙対策組織のメンバーに抜擢されたのは」
「てことは今29か 女ざかりの頃よね……
なのに あんな 事になるなんて……この2年間 いろんな事が在り過ぎた…んだ 」
ツグミは 暗い目で言葉を詰まらせた
「……」
「その話は止めましょう……ね 先輩」
「う……ん」
「んあー そうだ  男の子紹介する……って話 してましたよね!」
「あ……そうそう ……コンパでもするか!」
「……そうっすね パーッと!もりあがりましょう」

「……そろそろかな 」
二人の男は 時計を見ながら 
「……おい しりとりでもしねえか……」
「……うーん 何故? しりとり? まあ 暇だけどね いいよ」
「じゃあー しりとり り……だ」
「り……り……りんご!」
「ご? ご……ご…… 誤解 」
「い?……い…… インカ帝国」
「あ……ごめんね おそくなっちゃて……インカ帝国って……?」
「あー いやー 」
「おっ そのこがあかつきさん?……」
ツグミの後ろに立っているを見る男
「あ…どうも」と指差す先に 動物の柄が付いた バイブ
背が低いからか 背伸びをしてとろうとするが……
「可愛いっすね 」
くすっと笑いながら 箱を取る アカツキ
「うん かあいい」
とにっこりと笑う ツグミ
「ツグミちゃんの方がかわいいわよ」
といつの間にか傍らに立っている店員が言う
「あ…… 」
ささっとアカツキの影に隠れる ツグミ
「うーん たちぎぎして悪かったかな 」
「そ……そんな事……」
「それより さっきはご主人様なんていっちゃたけど
ツグミに誘われたのね…… じゃあねえ これで……あなた包容力もありそうだから」
「これ……は?」
「エボナイト とか デルダーとかいう事が多いけど
………」
「これで ごにょごにょ ……」
ぽ-っと赤くなる アカツキ
「や……神崎さん ……からからないでください……よう」
「あら ごめんなさい……ふふ」
「先輩 これ ……」
「……あるよ 」
「えっ?」
「おうちにある ……」
「………あの」

「想像しちゃった?……」
「あ……は……はい」
「……」
「……」
「先輩!
私……先輩と一緒になって絶頂に上がりたい」
「で……でも」
「そりゃ 先輩の体型には似合わないかもしれないけど……
でも でも 」
ツグミの肩に両の手を掛ける
「私が……こうやって 先輩と」
「……アカツキ」
暁に抱き締められて 体中が熱くなる
「先輩と一緒に ……」
包容力のある……腕の重さが 優しい
「やっぱやめ 」
「あ……ええ……バックは嫌いですか?」
「ううん 私 あなるの下の皺の開発も完璧だし
そのあなるの調教だって 感度がいいの でも……もっと他に……」
「じゃあ 騎乗位で……」
「う…… 教えてもらった……わけね 神崎……恨むわよ」
ゴクっと生唾を飲み込む ツグミ
「き・じょ・う・い・で」
「騎乗位……」
「先輩 騎乗位」
「負けた……分かったわ じゃあ 一回よ…… 一回だけ……」
「先輩!」

「あのう ホテル一泊したいんですけど」
アカツキが受付の男にこう告げる
「……ウチは女同士はお断りしてるんですが」
とこう気の無い返事を返す 若い男
「……なんで?なんでですか!」
「いやそのお……きまりは きまりで 
す……すみません!ぼくただのバイトなんですよ
首にされると……あの」
「しかたないよ いこ」
「あ……はい」

「あ-ちょっとショックだったなあ
こういうのって ……」
と首を柳の木の様にもたげるアカツキ
「まあ こんなものよ…… あ……私隠れてるから……」
「あはは それいいですね」
彼女の陰鬱な顔が パッと明るくなったのをみて ツグミは嬉しくなった
「 あのー休憩一回……」
せんぱい ……と手で おいでおいでする
「どうぞ あ……あの未成年じゃないですよね」
上から下を見下ろす 受付の男
「あ……身分証明書 これです」「……26歳 …… あ これはすみません すぐに 用意させますので」「先輩 良かったですね 」「うん でも 私って 幼いかな……」「……そんなことないですよ」 「じゃあ……行こうか」ゴソゴソとビニール袋から例の物を取り出し…… 「どうですか……」巨大な 黒い牛革の疑似ペニスが ツグミの目の前に現れる腰の回りの黒い蜘蛛の巣の様に張り巡らされた 革のバンドと白い肌ががそれをさらに引き立てる「………かっこいい」ツグミの息が荒くなる「……かっこいいよアカツキ あの あれ フェンシングの剣を持った選手てっいうかマイクをもったラッパーていうか パイプを加えた 探偵ていうか なんていうか……男のひとってなんで あんなにたくましくって堂々としてるか分かるわ」べっとから這い出す ツグミ 「来て 」















-スタンドの暖かい光が つぐみとアカツキを写しだす
「ほら……見て」
アカツキは 鏡に写った自分を見た
堂々として 自分を誇示する様に 突き出した突起をツグミが握る
「先輩……」
顔を赤くさせる アカツキ
「かっこいい かっこいいよ 感動しちゃった 私……あたし」
ツグミは片足を床に下ろしひざまずくとアカツキからそそり出る
つかをほうばり左右に首を振る  
「あ っ なかが なかがかきまわされて いや あ」
思わず ツグミの頭を押さえ 首をいやいやし始めるが しかし
ツグミはそっと手を除け 優しくアカツキの中を突き上げた
「ああ……」
この声と共にがくがくと震えるアカツキの太股 体を支えるのがつらくなったか
思わず 両手を地面につき
尻餅を付いて こうべを ……黒い髪を乱しながら…… もたげ
 荒い体温を口から発散させる
「あら…… アカツキのはまだ浅いから ……ねえ」
「はあ はあ はあ」
キスをしようとして アカツキの顔にちかずけるツグミ
目をつぶったアカツキの
吐息がツグミの前髪を揺らす 思わず目を細めて 含み笑いをしながら
「かわいい わ でも… これじゃ キスは無理ね……ん」
アカツキの紅い口紅がツグミの額に吸い付く 
「先輩 …… 私だって 公安のメンバーよ 鍛え方が違うわ……」
「うふふ……やったわね……あっ」
ゆっくりとツグミの肩に回した腕がツグミを抱き締める
「……」
「……」
お互いの体温と心臓の鼓動を聞きながら 沈黙 
アカツキの髪に滴った汗が 露になって ぽた ぽ……たと
ツグミの背中を伝い 体中を流れる
「………先輩 こうやってると落ち着きます か」
「ありがと……ごめんね やりすぎちゃって……」
「いえ あのう でも 私だけでいくんじゃなくて先輩も……」
「ええ……」

「えい!」
とアカツキの体を 倒す
「あ……先輩 」
「うふふ 」
ふうー……と深呼吸をするツグミ
「はあ……力を抜いて……と」
アカツキのデルダーを握り締めるとゆっくりと導く
「……ん っ……入った ……」 
「それじゃあ先輩 約束どおり……」
「うん……」 

それから2時間程 
「美味しい…… 」
「あっこれ 私の故郷の料理で」
エプロンを外し 自分もいすに座って フォーク手に持ち
「先輩は…… フレイアさんは…… 何時から出会ったんですか……」
とアカツキが玉葱のみじん切り炒めのスパゲティを口に運びながら訊いた
「……うん 4年前 22歳の時」
「フレイアさんって14歳の時から 調教うけたって言ってましたよね」
「ええ」
「あの人は いったいどんな過去があったんですか?」
「あの人はね 例の大戦の引き金になったのよ」
「は?」
「まあフレイアさん一人じゃないけど
えーと 今から10年前はね ほら黒髪の民は 皆虐げられていた訳でしょ」
「ええ 教科書で習いましたね」
「そういう訳で 非合法な ……春をみそぐ クラブがあって
スラムに住んでた大抵の黒髪の女の娘は そういう ところに連れてかれちゃって
働かされていたわけよ……社会の底辺って訳ね 私はお父さんがいたから
学校にいけたし……
でも身寄りのない子は 大抵そうだった……」
「…………」
「で ある日 フレイアさんが働いていた ところに 一人の男が来た訳」
「……あ 思い出しました たしか あれですね 安息日事件」
「そ……フレイアさんが働いていたのは 結構高級な部類で 
その男が当時の大統領だったわけ で フレイアさんに味をしめちゃって
その売春クラブから フレイアさんを買い取って 大統領官邸にメイドとして
連れて行った訳 まあフレイアさんだけじゃ無くて他にも色々な娘もだけど」
「それが ゴシップの週刊誌ですっぱ抜かれて
表沙汰になった訳ですよね たしか」
「そう それでフレイアさんが17歳の時 ノースストーム大統領官邸に 襲撃事件が起こった訳……
本当なら 大統領官邸にいた 女のこはその時
解放されたんだけど……フレイアさんは同じ 大統領官邸で働いていた執事の人と機動兵器を盗んで 逃げ出して…… 」「へえ 随分 波乱万丈な人生を……」
「うん それで フレイアさん サウスストームから逃亡した後
執事の人 えーと 何て名前だったけ その人と別れた後
その間の事はよくきいてないんですけど……4年…… 大戦が終結した後 2年間程勉強して 公安に就職した訳だから22歳で今の交番に就職したのね」
「はあ 」
「で フレイアさんが3年目ぐらいのとき……25歳ぐらいかな
で当時19歳の私と出会って ……」
「でその2年後に 16歳の私と出会ってる訳ですよねたしか
27歳……対テロリストの事件検挙対策組織のメンバーに抜擢されたのは」
「てことは今29か 女ざかりの頃よね……
なのに あんな 事になるなんて……この2年間 いろんな事が在り過ぎた…んだ 」
ツグミは 暗い目で言葉を詰まらせた
「……」
「その話は止めましょう……ね 先輩」
「う……ん」
「んあー そうだ  男の子紹介する……って話 してましたよね!」
「あ……そうそう ……コンパでもするか!」
「……そうっすね パーッと!もりあがりましょう」

「……そろそろかな 」
二人の男は 時計を見ながら 
「……おい しりとりでもしねえか……」
「……うーん 何故? しりとり? まあ 暇だけどね いいよ」
「じゃあー しりとり り……だ」
「り……り……りんご!」
「ご? ご……ご…… 誤解 」
「い?……い…… インカ帝国」
「あ……ごめんね おそくなっちゃて……インカ帝国って……?」
「あー いやー 」
「おっ そのこがあかつきさん?……」
ツグミの後ろに立っているを見る男
「あ…どうも」フレイアはナースストームにきていた
豊かな自然が育んだ心地の良い空気
 別名ナチョラルステイツと呼ばれ愛される
この地は前大戦の発祥地と思えない程の
のんびりした空気があった
これから どこに行こうか
とガイドブックを開いた時
人込みの中 でそんな行動を取ろうとしたのが
いけなかったのか 
それとも 自分の不注意からか
ガタンという音と共に
スロモ-なスピードで
手の内からガイドブックが落ちるのを見た
その時 開いたページを見た時
思い出したのだ あの姉妹との邂逅を「そ……操縦復帰不可能 
強力なコンピューターウイルス『ウオルオーウイプス』
により 電脳機器がショート……」
バチ バチ と火花を噴きながら 
メーターが異様な数値を示す
「も……持ち堪えられません 脱出します」
ここは ナースストームの湾岸地域
上空で黒い煙を吐きながら 
巨大なタンカーに墜ちる 公安のヘリを見ながら
大沢はこう呟いた
「……墜ちな……」
ノイズに混ざる 悲鳴を効きながら フレイアは
湾岸のこの光景に 悔しさをこめて唇を噛み締め
睨む
「おい 打ち落とせないのか 」
「それが……流れ弾が タンカーに接触すると」
「くそっ」
…その時プラチナの鳥が音速を駆けた
墜ちていくヘリの真下に
「……ああっ 」
公安部隊を押さえる斥候を指揮をしていた
カロルは思わず 手に持った作戦概要図を忌ま忌ましそうに
地面に叩き付け……墜ちていくヘリと銀色の疾風を見た
プラチナの鳥……それは ストームの最右翼組織
『シルヴァメタル』からやって来た 
パワードスーツ……ラ・ピュセル
銀色に輝く 鳥を連想される長く嘴の様な独特な面棒
流れる様なスタイルの 西洋完全鎧
そして上に2つ 下に2つ計4つのバーニア(ロケットの推進ノズルみたいな物……)
ブリギットの野望を阻止するためにまるで神が遣わしたかの様な
その姿はまるで白鋼の天使の様に………
ラ・ピュセルは 降下していくヘリを一瞥すると
手に持った ハルバード(長槍)を上段に構え
ヘリの後部を切り付ける 
外装を割いて 亀裂がヘリの内部の心臓部
エンジンをあらわにすると
腕のハンドガンを構えた
シューと音を縦ながら 光レーザーが機体を貫く
そして10秒後
爆破するエンジンが上空を明るく照らす
銀鋼のパワードスーツが赤い光に揺れた
フレイアは混乱した通信をたたき付け
湾岸のパトカーから飛び出しその茶番劇を 眺めた
光と湾岸の潮風がフレイアの髪をいたずらに 揺らした

     」ここは ストーム最大のラジオ局 『HOT・97』
表の顔は昨日のスポーツ情報から最もHOTなデートスポットまでを
流す 普通の民放局 だが裏の顔は テロの斡旋から賞金稼ぎ
まで 裏の仕事をこなす 
賞金稼ぎの派遣会社でもある
その日 大沢は一人の女と対峙していた
女の名はフレイア・カロル・グスターフ
 ストームの最左翼テロリスト
森林の女神 『ブリギット』の若き指導者である
切れ長の目 長くタイトな黒のストレート
整った鼻……ゆっくりと呼吸するその姿は
まさにテロリスト……
「……なるほどな この大型タンカー を破壊すれば
ストームの経済に莫大な影響を与えるわけか……」
デスクの上には一枚の石油タンカーの写真
そしてナースストームの湾岸部の地図
「そう……それに タンカー内部のエンジンは老朽化している情報が入った
動きださない今が 時……」
カロルはビジネススーツがやや窮屈なのか
肩を狭めながらそう答えた
「君の依頼はよく分かった ……
いいだろう この件はわが社で処理しよう」
「……ありがとうございます」
「しかし……考えたな……」
大沢はかって 自分の愛した 娘の面影を見せる
一人のテロリストを見た
「……あの なにか……」
27・8といった所か……
「いや なんでもない」
フレイア……何をしているんだ……
今は 秋か……
空は秋空 ながれるとぎれとぎれの雲の破片
大沢の目から流れた
そんな大沢の考えが退屈な秋の風景に流れていった 
あれから十年……








「……フレイア君」
公安の本部 待たされたフレイアはこの言葉に反応して
「………」
と無言で軽い敬礼をした
デスクに座る 一人の老紳士 
黒いコート かってストリームブリンガー(大陸大戦)
でつけた傷が顔に残るその男は 書類に目を通すと
顎をゆっくりとさすり フレイアにこういった
「君は 優秀な部下だ 私は 嬉しく思うよ」
「……」
軽いお世辞 聞き慣れた言葉はややフレイアを退屈にさせた
「とくに対テロリストに関してだ 素晴らしい」
精巧な芸術品を見るかの様なその目は
冷たく そして 内に押さえた衝動を無理やり押し殺している
そんな 印象を受ける 
「要件は なんでしょうか」
老人は一言 エヘンと咳払いをすると
こう続けた
「最近 どうかね テロリストの動きは」
なんだ 報告か……
とフレイアは心の中で ほっと息をすると
体の力を抜き 
「ええ と 最近はあまり動きが見えません
まえは まあ いろんなことがあったんですが」
「おかしいとおもわんか」
落ち着いた口調がフレイアの耳に入る
少々の沈黙のあと
老人はこう続けた
「最近はいった情報だが
……デザートアサシンとブリギットが湾岸部へ
大規模なテロを起こす情報が入った」
静かに フレイアの瞳孔が大きく開き始める
「タンカー『ガリアス』
君が知らないことを想定していおう
このタンカーは年間 ストーム内部の全石油量の3分の1
を運んでいる」
フレイアはこの言葉を聞いてかるく頷いた
……あいずちは軽く 静かにたれるこの頭を見ながら
老人はフレイアに言った
「君に このタンカー周辺の警備を行うスタッフの
まとめ役をして欲しい……無論 いやとはいわないはずだ
……テロリストを憎んでいる君だからこそ……
勤務は9年か……君は立派な公安の一員だ 私からお願いしたい
無論」
この命令を期に
 公安の機関 『正義と戒め』が湾岸部に警戒体制を引くべく
静かに 動きだした

「よ アレン君 元気か……」
大沢はデスプレイと向き合い
書類を作成しているアレンの肩を
叩いてこういった
「あ……部長 」
金髪のロングがゆっくりと別れていく
日の光が反射して 眩しい 
「……ぜんぜん 元気じゃないですよお
えっと きのうから残業だし」
はあ と溜め息を着く大沢
「ああそうか……じゃあ 肩でももんでやろうか」
と大沢
「え……あじゃあおねがいします
あ……気持ちいいなあ 」
ニコニコと気持ち良さそうに目を細めていたアレンだが……
「グー スー グー スー」
「あ ば……馬鹿 おい起きろ」
同僚からくすくすと笑いが漏れる

「ふああ あ……ほへ……」
と間抜けな声をあげ
アレンが目を覚ますと 大沢の顔があった
それだけではないもう二人の同僚の顔なじみの顔も
「あ……キムちゃんに ライトさん……」
心地好い 冷たい風が顔に当たる
黒い髪に眼鏡を掛けた一人 紺のビジネススーツ
知的な輝きが目から漏れる
もう一人はおっとりとした垂れ目 おだやかな人柄が
見え隠れするもう一人の女が腕組みをしながら
アレンを見ていた
「……ったく おぶってやったんだぞ
なんでねるかあ……」
「え……おぶってもらった?部長に?
きゃー」
と……顔を赤くさせる アレン
はあ と溜め息を着く バウンティハンター達
「と……とにかくだな……え-なんだ」
アレンのあまりのマイペースさに少々
押されぎみの大沢に
「(ヒソヒソ)あの部長
仕事」
と眼鏡の女が耳打ちをした
「おう コピーキャット 仕事だ」
アレンの目の奥に 
光が宿る
「えー湾岸部 ナースストームの湾岸部でな……」

「卑しい 黒髪が……」
ストームの最右翼組織 『シルヴァメタル』
全大戦のパトリオット(愛国主義者)達によって
結成された組織である
前大戦が国司、天津、ヒルデン、キートン、オセアジュア等の国際的な視野から猛反発を食らって
守るべき正義など無いと答えを見出だしていて10年……
彼等は 戦っていた 黒髪というナショナリズムに……
金髪のロング それも単なるロングでは無く
長さ1・5メーツはあるだろうか
いすに座って その髪が地面につく様は
禍々しい感情を 見る者に与える
「シルヴァ様 いかがなされましょうか」
と脇に居る 一人の男が金髪の女にたずた
グラスを手に 優雅で洗練された物腰を見せる男
「……ふっ 」
と笑いをうすらと浮かべる 女
「決まっているだろうが 劣等民族など
我が槍の露に久しい 安易に払いのける存在
そしてそれをするのが
それが我々ではないか 
……我らの足下にすり寄りただ 屈伏すそれが 黒髪…… 」
とやけに時代がかった口調で
シルヴァはこう啖呵を切った
右翼という組織のこういった 
時代がかった 口調に憧れる特性は
万国変わらぬ様だ…… このストームでも
「流石 ストームの開拓の御身よりこの郷土を守り抜いてきた
イテキ ヴァンをも打ち砕いた
アース家の当主 我が身 かの家に奉公できる事
身に余る栄光なり」
「行くか 我が下僕よ」 
「如何にも! 
ならば 我ら ボーン・ナイト 一同
命をかけて 主の命 守り抜きましょうぞ」
と男が言う
「嬉しく思うぞ ラファエロ 
ガブリエル! 我が槍を持って参れ 出陣だ」
「御意!」
金髪の女が赤き絹に包まれた 槍を持参し
シルヴァに手渡す
「この様なこのストームにたてつく者に神の裁きを」
そう どなりモニターを長槍でたたき切った
「見事!」
そうラファエロの声が 室内に広がる
モニターには白き防護服に身を包んだデザートアサシンと
青き 公安部隊の攻防が繰り広げられていた

「いいか コピーキャット サイバーパンサー ブラックピューマ
この場は全て俺の指示通りに動け……」
コードネームバウンティハンターすなわち 大沢が三人の
猫・豹・黒豹 を模した 防護服に身を包んだ女たちに言った
そして行動 ……大沢の受信機が通信をキャッチする
「……こちら ブラックピューマ 
タンカー周辺の警官配置の偵察を終わりました
地図をアップするので確認をお願いします」
「……こちら サイバーパンサー 
例の……物の 準備を完…… 現在デバック(バグを探す作業)と
バーチャル・スペース・リモータ を使った…… テストを……しています」
ノイズが混じる 彼女達の報告を聞きながら
……大沢は宙を眺めた みかずき 
大沢は 月が照らす 青い海岸が遠くの光をゆらりと揺らす
時間を感じた 
「 バウンティハンター そろそろ 作戦時間よ」
アレンことコピーキャットが大沢に言った
「う……うむ」

「配備完了しました」
「ご苦労」
フレイアはそうデルタコマンドー(特殊部隊)の報告を聞きながら
地図を眺めた
「海岸部か……海から来るか
道路から来るかの二種の選択しかできまい」
フレイアはそう独り言を言うと もう一度地図を見た
海岸部には 約2000名のフル装備の
機動隊『デルタフォース』 1200名の警官部隊『ブルーセット』
……23台の装甲哨戒車部隊『トロイの木馬』と
7機のAI起動の人型機動兵器『グラム』  空中機動兵器『ナッツ』4体
そして 1400CCの大型バイクに乗った 公安のバイク部隊 
『センチョリオン』

湾岸部は 海上閉鎖を行うべく 
ヘリと小艦隊を配備している
これから戦闘が行われるなど想像できない程 海岸の光は美しく 静かに打ち寄せる波をたたえるように……
「カロル……」
そんな光景を見ながら 情景を眺めるにも似た 静かな視線で
真っ黒な虚空を眺め 呟いた「カロル様 先行部隊が 奇襲に成功しました」
最初に テロリストと公安がぶつかったのは
……空中機動型 RV・T/34 
この機種は全長 約7メーツ
全体的な概要としては
正方形が3つ並び 両肩に位置する部分に 
巨大なサーチライトとバーニア が仕込まれ
中央 パーツには 巨大な軍用パラボラアンテナがまるで目のように
露出している 
これら三体がサブマシンガン(イスラエルタイプUZIでお願いします)
 と思われる 小火器によって
蜂の巣状態で内部システムが破壊され
地面に墜ちたのだ
ちらほらと白い影(デザートアサシンの事 砂漠用に白いパワードスーツを
着ている事からこの渾名が付いた)や緑の小人(ブリギットのパワードスーツは森林のゲリラ仕様の為 迷彩服の緑をカラーにする事がおおい)
の確認がフレイアの耳に通る
先行部隊か……
「……道路側からくるか……よろしい RVを送れ」
とフレイアが部下に怒鳴った
ポイント3・7 人型機動兵器GARM(グラム)がライフル警官117人(厳密には
マシンガンアクションだけどゴルゴ13のイメージが強いのでM-16あたりを連想するのが妥当かな……)後方支援に強化警戒車と 自動二輪『OF』 と構成され
デザートアサシンの出現したと思われる場所まで出向く
……人型機動兵器GARM 頭部は正方形で目の様な軍用パラボラアンテナ
そして体を支える 二本の腕にはマピュレイタ(機械の指……ガンダム用語ですね)
の代わりに 30ミリ機関砲を装備 
胸から競り上がる様に一本の機関銃の銃口が見える 
この部隊が白い影にぶつかったのは 最初の命令から
約10分程たってからである

「なかなか 洒落た 贈り物をしてくれるじゃない 公安さんも」
コピーキャットは爆風の中 そんな悪態を付いた
「おい コピーキャット例の奴を頼む」
「OK 用意出来てるよ」
そういうと コピイキャッとの当部パーツのキャッとアイレリーフから
二つのパラボラアンテナが出た 
これが コピーキャッとの最大の武器である 妨害電波発進装置である
「こうやって こうやって こう……」
コピーキャットの搭載されている 電波受信機には
機能が多種に渡って搭載されている
 電波の受信元を探る SSS(スペイスサーチシステム)
声紋判定機能(約 1億人規模の声紋データが納められているまた
 サテライト機能を使えば それの四倍の声紋の識別も可能
 また声紋をの波もみる事ができ さらには嘘発見器から 感情を調べたりも
てだれたアレンならば波を見るだけで 体系から国籍までを当てる事が可能)
さらに 受信だけではない 声紋から弾き出した疑似 声紋から疑似声を作り出す
コピーボイス 命令系統を混乱させる 声紋データから違った命令の電波を加工する
キャッチアンドリソース ボイスファクトリーなど(ちなみにこの機能を扱えるのは
これを作ったアレン一人 本人にいわせると 「別に…… 適当にやってるだけ」との答え )音声拡大機能(銃弾の音や 砲撃などの音は自動調節されるため耳に優しい)
バウンティがパワードスーツの全出力を落とし
30秒後
強烈なノイズ音が公安の部隊を襲った
強力な妨害電波を浴びて RVの動きが鈍る
突然の 指示が途絶えた事に 驚いた 
公安の部隊の動きが止まる
刹那 一瞬の隙 
「いくぞ……」
バウンテイと数十名の 迷彩服……ブリギットが道路を走る

「RV破壊 現在ポイント7・8戦力減少により
後退
 敵の破壊工作部隊とみられる一団が 臨界点まで コマを進めました」
「……やるな!」
デルタコマンドの前線指揮官 マイヤーはそう心から感嘆を漏らした
「例の物を用意しろ 」
「例の物ですか……」
「ああ」
「了解しました」

 ブラックピューマとデザートアサシンのメンバーはついに 
タンカーの姿を見た
「これが……ガリアス 」
その姿はまさに 遥か昔に滅んだ古都を連想させる様相であった
人は 巨大な物に畏敬の念を抱く物である
ピラミッドをしかり 万里の頂上をしかり
人は皆 絶対的な力を巨大な建造物から感じ取る
それが何千百年の孤独をへてつちくれになるまで
「あの ピューマさん 指揮をお願いします」
デザートアサシンの一人が言う
その時 
「……?」
海上から競り上がる 一体のメカ……
「こ……こいつ ガリアスと競っているのか?」
デザートアサシン達の動揺は 並大抵の物ではなかった
目の前に巨大な……メカが現れたのだ

「テロリストの動きが止まりました……」
この報告を聞いて フレイアはほっと 安堵の溜め息を吐いた
「リバイアタン……この試作機を一台作った
だけでコストや制御の困難さから
計画自体が打ち切りになった筈
すると この機体は その試作機…… 
あの老紳士 こんな切り札を用意できるなんて……
何者……?」

「識別不可能のメカに動きをとめられ……
撤退します……いえ識別できました リバイアタン 
隣国ストガリアの軍事兵器です……
……! なんでこんな物が……」
バウンティの耳にブラックピューマの声
……リヴァイアタン 北のストガリアで作られた
水中用大型RV 全長約290メーツ 
ブラックピューマの識別コードが遅れて答えを
弾き出したのも無理は無い
この機体は 幻の機体として いまだ
ストームの軍事アナリスト・マニアの間で 
存在の有無を
巡って口論を交わされた
超兵器だからだ
おそらく 彼女のコードも同様の
説明を弾き出したのだろう
「……どうするの」
コピーキャットがバウンティに聞いた
「……作戦変更 Bに移る」

「……くそっ  滞空 ユニットの無い公安を見越しての 
作戦だったが……」
大沢は空に落ちる ヘリの破片を見ながら呻いた
それとは逆に いやがおうでも上がる シルバーメタルの士気
バズーカの攻撃や 滞空ブローニングの十字砲火を避けながら
「黒髪めがわらわにたてつくか ……クッ ク ク 行け我が下僕よ
肝をえぐりだして わらわの前にささげよ」
「如何! 」
ラ・ピュセルの命令(?)を受け 
ステルスナイトの滞空バーニアが上がり
急降下し
地面に着陸すると ホバー走行を開始
「くわっ」
彼等の持つ ビームサーベルが デザートアサシンを一閃する
「ははは 狩猟のようですな」
一人 一人と ありの巣を蹴散らすかの様に 逃げるデザートアサシンを 
両断する 上段切り その様はまるで 天より遣わした 鬼神の如く
テロリストを圧倒する
「これで9人目だあ……
うぐっ……」
「どうした ラファエロ 」
「そ……狙撃されました…………損傷 が…… いったん引きます」
「な………このスピードで?……何者だ」
ラピュセルは 上空に部下を連れ 見下ろす
「バウンティ…… タイプサイバーパンター コピーキャット
こいつら なぜここに」
サイバーパンターの二本のまるで電気プラグの様な電撃を帯びた スタンブレード
がステルスボーンを闇に葬る コピーキャットのマシンガンが火を吹く
「こい シルヴァメタル」

「あの連中が裏で動いてたとは……」
フレイアはモニターに映った 
バウンティハンター達を眺めた
「とにかく 国家のライセンスを持っている
賞金稼ぎといえども……テロに手を貸したのは立派な犯罪者ですよ
フレイア作戦本部長 奴等を叩きましょう
こっちには特殊機動隊がいます」
「………」
「部長!」
「………シルヴァメタルはたしか 犯罪者としてはランクA……
テロの斡旋は罪自体はそれ以下のはず……」
「フレイアさん……じゃあ……」
「いいえ……いい 私たちの役目はあくまで湾岸部のタンカーの保守
こちらの損害が少ないほど 任務は完遂しやすい……
いいこと リヴァイアタンを……たしか リヴァイアタンに
さっきのウイルスに対するワクチンプログラムをしこんであるからうまく行く筈よ」
「……わかりました  自分も黒髪です シルヴァメタルのやり方には 
……」
「ええ……ありがとう」

「なに ? ガリアスがうごいてるだと?
エンジンが老朽化しているというのは ……
偽情報だったのか?」
「いえ……レーダーが水中内を捕らえた所……
例のりヴァイアタンが ガリアスを動かしている様です……」
「……つまり 我々は 奴等に一杯くわされた
ということか?」
「しかし 打開策はあります」
「……なに?」



バウンティの前にランスの閃光ににた
衝撃が襲う
「お……」
と紙一つの間でランスをかわすと
銃剣手払いのける
……タイプp8 バウンティハンター
に最も 適した間隔を
導き出す
とラピュセルの動きが止まる
「……… なに?」
「逃げるのか ラピュセル」
「悪いが……私には 他にやるべき事が出来てな……」
「……?」
「さらばだ バウンティハンター 私は この場を去る 」
「………おい 何処に行く 」
『バウンティ ハンター こちら コピーキャット 聞こえますか?』
「………なんだ」
『それが 我々が計画していた 作戦の 事で』
「なに?」
「…………」
「おい コピーキャットどうした なにがあった……くそっ!」

「シルヴァメタルが引いています」
「………なるほど では……黒髪解放戦線の攻撃に移る」
「……わかりました」
「……」
「いいのですか?」
「かまわない 」

「カロル様 黒髪解放戦線が 後退していくます」
「……どうなってるの?」
「早くにげてください

 「そ……操縦復帰不可能 
強力なコンピューターウイルス『ウオルオーウイプス』
により 電脳機器がショート……」
バチ バチ と火花を噴きながら 
メーターが異様な数値を示す
「も……持ち堪えられません 脱出します」
ここは ナースストームの湾岸地域
上空で黒い煙を吐きながら 
巨大なタンカーに墜ちる 公安のヘリを見ながら
大沢はこう呟いた
「……墜ちな……」
ノイズに混ざる 悲鳴を効きながら フレイアは
湾岸のこの光景に 悔しさをこめて唇をかんだ
「おい 打ち落とせないのか 」
「それが……流れ弾が タンカーに接触すると」
「くそっ」
だが………その時プラチナの鳥が音速を駆けた
墜ちていくヘリの真下
「……ああっ 」
公安部隊を押さえる斥候を指揮をしていた
カロルは思わず 手に持った作戦概要図を忌ま忌ましそうに
地面に叩き付け……墜ちていくヘリと銀色の疾風を見た
プラチナの鳥……それは ストームの最右翼組織
『シルヴァメタル』からやって来た 
パワードスーツ……ラ・ピュセル
銀色に輝く 鳥を連想される長く嘴の様な独特な面棒
流れる様なスタイルの 西洋完全鎧
そして上に2つ 下に2つ計4つのバーニア(ロケットの推進ノズルみたいな物……)
ブリギットの野望を阻止するためにまるで神が遣わしたかの様な
その姿はまるで白鋼の天使の様に………
ラ・ピュセルは 降下していくヘリを一瞥すると
手に持った ハルバード(長槍)を上段に構え
ヘリの後部を切り付ける 
外装を割いて 亀裂がヘリの内部の心臓部
エンジンをあらわにすると
腕のハンドガンを構えた
シューと音を縦ながら 光レーザーが機体を貫く
そして10秒後
爆破するエンジンが上空を明るく照らす
銀鋼のパワードスーツが赤い光に揺れた
フレイアは混乱した通信をたたき付け
湾岸のパトカーから飛び出しその茶番劇を 眺めた
光と湾岸の潮風がフレイアの髪をいたずらに 揺らしたここは ストーム最大のラジオ局 『HOT・97』
表の顔は昨日のスポーツ情報から最もHOTなデートスポットまでを
流す 普通の民放局 だが裏の顔は テロの斡旋から賞金稼ぎ
まで 裏の仕事をこなす 
賞金稼ぎの派遣会社でもある
その日 大沢は一人の女と対峙していた
女の名はフレイア・カロル・グスターフ
 ストームの最左翼テロリスト
森林の女神 『ブリギット』の若き指導者である
切れ長の目 長くタイトな黒のストレート
整った鼻……ゆっくりと呼吸するその姿は
まさにテロリスト……
「……なるほどな この大型タンカー を破壊すれば
ストームの経済に莫大な影響を与えるわけか……」
デスクの上には一枚の石油タンカーの写真
そしてナースストームの湾岸部の地図
「そう……」
カロルはビジネススーツがやや窮屈なのか
肩を狭めながらそう答えた
「君の依頼はよく分かった ……
いいだろう この件はわが社で処理しよう」
「……ありがとうございます」
「しかし……考えたな……」
大沢はかって 自分の愛した 娘の面影を見せる
一人のテロリストを見た
「……あの なにか……」
27・8といった所か……
「いや なんでもない」
フレイア……何をしているんだ……
今は 秋か……
空は秋空 ながれるとぎれとぎれの雲の破片
大沢の目から流れた
そんな大沢の考えが退屈な秋の風景に流れていった 
あれから十年……








「……フレイア君」
公安の本部 待たされたフレイアはこの言葉に反応して
「………」
と無言で軽い敬礼をした
デスクに座る 一人の老紳士 
黒いコート かってストリームブリンガー(大陸大戦)
でつけた傷が顔に残るその男は 書類に目を通すと
顎をゆっくりとさすり フレイアにこういった
「君は 優秀な部下だ 私は 嬉しく思うよ」
「……」
軽いお世辞 聞き慣れた言葉はややフレイアを退屈にさせた
「とくに対テロリストに関してだ 素晴らしい」
精巧な芸術品を見るかの様なその目は
冷たく そして 内に押さえた衝動を無理やり押し殺している
そんな 感じを受ける 
「要件は なんでしょうか」
老人は一言 エヘンと咳払いをすると
こう続けた
「最近 どうかね テロリストの動きは」
なんだ 報告か……
とフレイアは心の中で ほっと息をすると
体の力を抜き 
「ええ と 最近はあまり動きが見えません
まえは まあ いろんなことがあったんですが」
「おかしいとおもわんか」
落ち着いた口調がフレイアの耳に入る
少々の沈黙のあと
老人はこう続けた
「最近はいった情報だが
……デザートアサシンとブリギットが湾岸部へ
大規模なテロを起こす情報が入った」
静かに フレイアの瞳孔が大きく開き始める
「タンカー『ガリアス』
君が知らないことを想定していおう
このタンカーは年間 ストーム内部の全石油量の3分の1
を運んでいる」
フレイアはこの言葉を聞いてかるく頷いた
……あいずちは軽く 静かにたれるこの頭を見ながら
老人はフレイアに言った
「君に このタンカー周辺の警備を行うスタッフの
まとめ役をして欲しい……無論 いやとはいわないはずだ
……テロリストを憎んでいる君だからこそ……
勤務は9年か……君は立派な公安の一員だ 私からお願いしたい」
この命令を期に
 公安の機関 『正義と戒め』が湾岸部に警戒体制を引くべく
静かに 動きだした

「よ アレン君 元気か……」
大沢はデスプレイと向き合い
書類を作成しているアレンの肩を
叩いてこういった
「あ……部長 」
金髪のロングがゆっくりと別れていく
日の光が反射して 眩しい 
「……ぜんぜん 元気じゃないですよお
えっと きのうから残業だし」
はあ と溜め息を着く大沢
「ああそうか……じゃあ 肩でももんでやろうか」
と大沢
「え……あじゃあおねがいします
あ……気持ちいいなあ 」
ニコニコと気持ち良さそうに目を細めていたアレンだが……
「グー スー グー スー」
「あ ば……馬鹿 おい起きろ」
同僚からくすくすと笑いが漏れる

「ふああ あ……ほへ……」
と間抜けな声をあげ
アレンが目を覚ますと 大沢の顔があった
それだけではないもう二人の同僚の顔なじみの顔も
「あ……キムちゃんに ライトさん……」
心地好い 冷たい風が顔に当たる
黒い髪に眼鏡を掛けた一人 紺のビジネススーツ
知的な輝きが目から漏れる
もう一人はおっとりとした垂れ目 おだやかな人柄が
見え隠れするもう一人の女が腕組みをしながら
アレンを見ていた
「……ったく おぶってやったんだぞ
なんでねるかあ……」
「え……おぶってもらった?部長に?
きゃー」
と……顔を赤くさせる アレン
はあ と溜め息を着く バウンティハンター達
「と……とにかくだな……え-なんだ」
アレンのあまりのマイペースさに少々
押されぎみの大沢に
「(ヒソヒソ)あの部長
仕事」
と眼鏡の女が耳打ちをした
「おう コピーキャット 仕事だ」
アレンの目の奥に 
光が宿る
「えー湾岸部 ナースストームの湾岸部でな……」

「卑しい 黒髪が……」
ストームの最右翼組織 『シルヴァメタル』
全大戦のパトリオット(愛国主義者)達によって
結成された組織である
前大戦が国司、天津、ヒルデン、キートン、オセアジュア等の国際的な視野から猛反発を食らって
守るべき正義など無いと答えを見出だしていて10年……
彼等は 戦っていた 黒髪というナショナリズムに……
金髪のロング それも単なるロングでは無く
長さ1・5メーツはあるだろうか
いすに座って その髪が地面につく様は
禍々しい感情を 見る者に与える
「シルヴァ様 いかがなされましょうか」
と脇に居る 一人の男が金髪の女にたずた
グラスを手に 優雅で洗練された物腰を見せる男
「……ふっ 」
と笑いをうすらと浮かべる 女
「決まっているだろうが 劣等民族など
我が槍の露に久しい 安易に払いのける存在
そしてそれをするのが
それが我々ではないか そして 我らの足下にすり寄りただ 屈伏する
それが 黒髪ではないか 」
とやけに時代がかった口調で
シルヴァはこう啖呵を切った
右翼という組織のこういった 
時代がかった 口調に憧れる特性は
万国変わらぬ様だ…… このストームでも
「流石 ストームの開拓の御身よりこの郷土を守り抜いてきた
イテキ ヴァンをも打ち砕いた
アース家の当主 我が身 かの家に奉公できる事
身に余る栄光なり」
「行くか 我が下僕よ」 
「如何にも! 
ならば 我ら ボーン・ナイト 一同
命をかけて 主の命 守り抜きましょうぞ」
と男が言う
「嬉しく思うぞ ラファエロ 
ガブリエル! 我が槍を持って参れ 出陣だ」
「御意!」
金髪の女が赤き絹に包まれた 槍を持参し
シルヴァに手渡す
「この様なこのストームにたてつく者に神の裁きを」
そう どなりモニターを長槍でたたき切った
「見事!」
そうラファエロの声が 室内に広がる
モニターには白き防護服に身を包んだデザートアサシンと
青き 公安部隊の攻防が繰り広げられていた

「いいか コピーキャット サイバーパンサー ブラックピューマ
この場は全て俺の指示通りに動け……」
コードネームバウンティハンターすなわち 大沢が三人の
猫・豹・黒豹 を模した 防護服に身を包んだ女たちに言った
そして行動 ……大沢の受信機が通信をキャッチする
「……こちら ブラックピューマ 
タンカー周辺の警官配置の偵察を終わりました
地図をアップするので確認をお願いします」
「……こちら サイバーパンサー 
例の……物の 準備を完…… 現在デバック(バグを探す作業)と
バーチャル・スペース・リモータ を使った…… テストを……しています」
ノイズが混じる 彼女達の報告を聞きながら
……大沢は宙を眺めた みかずき 
大沢は 月が照らす 青い海岸が遠くの光をゆらりと揺らす
時間を感じた 
「 バウンティハンター そろそろ 作戦時間よ」
アレンことコピーキャットが大沢に言った
「う……うむ」

「配備完了しました」
「ご苦労」
フレイアはそうデルタコマンドー(特殊部隊)の報告を聞きながら
地図を眺めた
「海岸部か……海から来るか
道路から来るかの二種の選択しかできまい」
フレイアはそう独り言を言うと もう一度地図を見た
海岸部には 約2000名の警官に3機の装甲哨戒車と
7機のAI起動の人型機動兵器 3体 空中機動兵器4体
湾岸部は 海上閉鎖を行うべく 
ヘリと小艦隊を配備している
これから戦闘が行われるなど想像できない程 海岸の光は美しく 静かに打ち寄せる波をたたえるように……
「カロル……」
そんな光景を見ながら 情景を眺めるにも似た 静かな視線で
真っ黒な虚空を眺め 呟いた「カロル様 先行部隊が 奇襲に成功しました」
最初に テロリストと公安がぶつかったのは
……空中機動型 RV・T/34 
この機種は全長 約7メーツ
全体的な概要としては
正方形が3つ並び 両肩に位置する部分に 
巨大なサーチライトとバーニア が仕込まれ
中央 パーツには 巨大な軍用パラボラアンテナがまるで目のように
露出している 
これら三体がサブマシンガン(イスラエルタイプUZIでお願いします)
 と思われる 小火器によって
蜂の巣状態で内部システムが破壊され
地面に墜ちたのだ
ちらほらと白い影(デザートアサシンの事 砂漠用に白いパワードスーツを
着ている事からこの渾名が付いた)や緑の小人(ブリギットのパワードスーツは森林のゲリラ仕様の為 緑をカラーにする事がおおい)
の確認がフレイアの耳に通る
先行部隊か……
「……道路側からくるか……よろしい RVを送れ」
とフレイアが部下に怒鳴った
ポイント3・7 人型機動兵器GARM(グラム)がライフル警官117人(厳密には
マシンガンアクションだけどゴルゴ13のイメージが強いのでM-16あたりを連想するのが妥当かな……)と構成され
デザートアサシンの出現したと思われる場所まで出向く
……人型機動兵器GARM 頭部は正方形で目の様な軍用パラボラアンテナ
そして体を支える 二本の腕にはマピュレイタ(機械の指……ガンダム用語ですね)
の代わりに 30ミリ機関砲を装備 
胸から競り上がる様に一本の機関銃の銃口が見える 
この部隊が白い影にぶつかったのは 最初の命令から
約10分程たってからである

「なかなか 洒落た 贈り物をしてくれるじゃない 公安さんも」
コピーキャットは爆風の中 そんな悪態を付いた
「おい コピーキャット例の奴を頼む」
「OK 用意出来てるよ」
そういうと コピイキャッとの当部パーツのキャッとアイレリーフから
二つのパラボラアンテナが出た 
これが コピーキャッとの最大の武器である 妨害電波発進装置である
「こうやって こうやって こう……」
コピーキャットの搭載されている 電波受信機には
機能が多種に渡って搭載されている
 電波の受信元を探る SSS(スペイスサーチシステム)
声紋判定機能(約 1億人規模の声紋データが納められているまた
 サテライト機能を使えば それの四倍の声紋の識別も可能
 また声紋をの波もみる事ができ さらには嘘発見器から 感情を調べたりも
てだれたアレンならば波を見るだけで 体系から国籍までを当てる事が可能)
さらに 受信だけではない 声紋から弾き出した疑似 声紋から疑似声を作り出す
コピーボイス 命令系統を混乱させる 声紋データから違った命令の電波を加工する
キャッチアンドリソース ボイスファクトリーなど(ちなみにこの機能を扱えるのは
これを作ったアレン一人 本人にいわせると 「別に…… 適当にやってるだけ」との答え )
バウンティがパワードスーツの全出力を落とし
30秒後
強烈なノイズ音が公安の部隊を襲った
強力な妨害電波を浴びて RVの動きが鈍る
突然の 指示が途絶えた事に 驚いた 
公安の部隊の動きが止まる
刹那 一瞬の隙 
「いくぞ……」
バウンテイと数十名の ブリギットが道路を走る



「RV破壊 現在ポイント7・8戦力減少により
後退
 敵の破壊工作部隊とみられる一団が 臨界点まで コマを進めました」
「……やるな!」
デルタコマンドの前線指揮官 マイヤーはそう心から感嘆を漏らした
「例の物を用意しろ 」
「例の物ですか……」
「ああ」
「了解しました」

 ブラックピューマとデザートアサシンのメンバーはついに 
タンカーの姿を見た
「これが……ガリアス 」
その姿はまさに 遥か昔に滅んだ古都を連想させる様相であった
人は 巨大な物に畏敬の念を抱く物である
ピラミッドをしかり 万里の頂上をしかり
人は皆 絶対的な力を巨大な建造物から感じ取る
それが百年の孤独を得てつちくれになるまで
「あの ピューマさん 指揮をお願いします」
デザートアサシンの一人が言う
その時 
「……?」
海上から競り上がる 一体のメカ……
「こ……こいつ ガリアスと競っているのか?」
デザートアサシン達の動揺は 並大抵の物ではなかった
目の前に巨大な……メカが現れたのだ

「テロリストの動きが止まりました……」
この報告を聞いて フレイアはほっと 安堵の溜め息を吐いた

「識別不可能のメカに動きをとめられ……
撤退します」
バウンティの耳にブラックピューマの声
「……どうするの」
コピーキャットがバウンティに聞いた
「……作戦変更 Bに移る」

「……くそっ  滞空 ユニットの無い公安を見越しての 
作戦だったが……」
大沢は空に落ちる ヘリの破片を見ながら呻いた
それとは逆に いやがおうでも上がる シルバーメタルの士気
バズーカの攻撃や 滞空ブローニングの十字砲火を避けながら
「黒髪めがわらわにたてつくか ……クッ ク ク 行け我が下僕よ
肝をえぐりだして わらわの前にささげよ」
「如何! 」
ラ・ピュセルの命令(?)を受け 
ステルスナイトの滞空バーニアが上がり
急降下し
地面に着陸すると ホバー走行を開始
「くわっ」
彼等の持つ ビームサーベルが デザートアサシンを一閃する
「ははは 狩猟のようですな うぐっ」
「どうした ラファエロ 」
「そ……狙撃されました」
「バウンティ…… タイプサイバーパンター コピーキャット
こいつら なぜここに」
























ジィイ ジジジジジジ
パンターの電撃ユニットが ステルスナイトの脇腹をえぐる

ストームでテロが起こった……

それは
いわば、それ以前の社会……特に
教育に問題があったのだろう
それを軸に
ストーム各地で内線がおきはじめた
さらに、質が悪いことに平和
ボケをした民衆が暴力に対しての
規制について
いわば
「ここまではいいが……ここはまずい」
といった
けじめがなかった事
それが原因となり
テロリスト達はメカに乗り込み
大統領を暗殺を封切りに
地方在住のストームの民を無差別殺人
してしまった
いうなればカタストロフィ(終焉)
が各地で起こっていたのである
そこでテロリストの多く
が黒い髪をしていたので
差別の対象としての
黒い髪と差別する支配社会が作られた
黒髪たちは蔑まれたが
ある意味、強力な社会が結成された
これが現在の黒い髪に対する
差別と巨大集権国家ストームの発端である…
その後、さらに悪化するテロリズム……
それに比例するかのように
日々ひどくなる差別
ついには黒い髪の民の内部から
テロリズムに対する反感の声が上がり
事は収拾がついたかの様に見えた
しかし テロリスト達が完全に消える事は
なかった
やがて『戦いに解決はない』といった認識が
生まれ……この戦いを『大陸大戦』
とよばれ……
大戦勃発の宇宙世紀0026から
12年の歳月が流れた……

      1

「ぐおおお」
警棒から10万ボルトの電撃が流れる
「……」
フレイアは倒れた男に後ろ姿を向けた
しかし……男はふらつきながらたり上がるとフレイアに向かって叫んだ
「この裏切り者ぉぉ
お前もこの場に駆り出されるならば
クロカミだろうがぁぁ
てめえにはこのくそみてえな国のために
軍隊に駆り出される黒い同胞や
俺の4歳の子供が黒髪以外の抗争の流れダマに当たって死んだ事
ゲットーの真実をみた事があるか
この温室育ちのポリ公がぁぁ」
フレイアは銃口を向けた
「あなたみたいな人がいるから
戦いはおわらないん
じゃないのぉぉ」
銃弾が脳天を貫通する
赤い血が黒髪を染めた
テロリストは3年前に死んでいった
妻の事を思った……
そして 自爆システムが作動
フレイアが署に戻る頃
廃屋が爆発した
不発弾処理をしにいった
検察官が5人死んだ……
検察官は皆……
黒髪を
していた……

     2


フレイアはパワードスーツ(強化防護服の事だが現在は2000年以降に発表されたプロテクトスーツという呼び方の方が一般的であるしかし 一般的に 『強化防護服=パワードスーツ』という 概念の普及・浸透ぐあいから 作中はこれに統一する)
しかし をぬぎながら
今の自分を表す単語を選ばなければ
自分がどうにかしてしまうと理解っていたが
頭が働くなっていた

そして、ヘルメットをぬいだ時に前に垂れた
豊かな黒い自分の髪を見た 時 
血で染まったあの時の黒髪を思い出した
  こんな時代に生まれていなければ
  自分の誇りになりえた
その呪われた髪に優しくふれた
そう私の髪をほめてくれた人……
あの人だけだったわ……アンナ夫人……
フレイアは幼い時に
大統領の夫人であるアンナ夫人の屋敷に
メイド……
いや屋内奴隷として
飼われていた
その当時、彼女は
野外奴隷の存在も貴族の苦悩する苦痛も
自分が恵まれた存在である事も
夫人が破差別階級である事も
彼女の慰みものとしてその身をけがす事も
知らなかった時があった事を思い出した
………若かったのね……
そう……思った
私だって 仕事としてあの男に銃を向けるよりも……
あの夫人に銃口を向けたかった……
そう思うと大粒の涙がこぼれた
無慈悲な主人をにらみ付ける獣の様に
私を捨てこの公安という名の動物園に置き去りにした ……あの人は……

あの人みたいに
私は 
自分の同胞を殺し自らを捨てる程
人は、変わってしまうのね
戻りたいあの頃の……あの人の膝に顔をうずめたい
そんな……思い出をはせる内に
夫人の姿が思い浮かぶ……
いつも……緑色の服をきて
ベールで顔を隠していた
いつも見えるのは真赤のくちびる…そんな
夫人の事を思い出す
だが奇妙な事に、ビリジアンの迷彩を着た
自分が撃ち殺した男が浮かぶ
あの男を打ち殺したとき……の男の目は
すんだ美しい目をしていた
夫人の姿と男の姿が合わさった
時、一匹の翼龍という名の恐ろしい鍵爪をもった獣となり フレイアの心はそのかぎづめ
に引き裂かれ……かきむしられ
なじられた
遊ぶのにあきた 
獣はそれを啄み始めた

フレイアは悲鳴を上げた

ヘルメットが落ちた……力が無意識に緩んだのだろう 音をたて転がるヘルメットに気付きようやく……空ろな目が知恵と優しさを取り戻した
私らしくない
私らしくない
私らしくない
と心の中で繰り返し繰り返し唱えた
それは夫人が自室でいつも呟いた言葉ににている
「先輩、大丈夫ですか?」
異常にきがついたのだろう
ドアが開いて同じ黒い髪をした少女が入ってきた
「あっ……つぐみ」
フレイアは自分の大切な物を見た気がした
しかし……ツグミしかこない……という、事も知った
「他の皆は」
「さあ……帰ってしまったんではないですか」そお……か 私みたいな黒髪の事なんか……とフレイアは黙認した

その夜
フレイアは夢を見た
長い嵐の夜
雨粒がフレイアの顔に当たる
その中に光をみつけ
その光はしだいに……ひき……
さかれていく
1つ、2つとフレイアは数えていった
男の声が聞こえる
そして、一本の木をみつけた
フレイアは木立ちに入ると雨と嵐の風は去り
木には日光が差し込む
そして 緑の葉がフレイアのまわりに降っていく
一枚、一枚
やがて、木の葉は嵐のようになり
フレイアはやさしく満ち足りたきぶんになっていく
きづくとフレイアは一本の木になっている
ああ 百年……
また……誰かがくるのを待たなくては
そして木は少女となり
フレイアを置いて去っていく
手をのばすと雲になり
飴色の空にきえていく
一本の木はふかいねむりについた……
一本の木はふかいねむりについた……
そして
木はにおいを放ち
緑のはをつけた
少女の声が聞こえ
フレイアは風向きが変わった事をしめした

そこでフレイアは目が覚めた
ベットで上体をおこし
ふと 目をつぶって黙想をした
フレイアの癖である
ああ 幼い頃のゆめでも見れればよかったのに
と……頭にありふれた考えが横切った
顔を洗おうかとおもいベットから出ると
ランプの下のデンワが光っているのが見えた留守番電話……何かしら……とフレイアはボタンを押した
まるいスピーカーから声がでると
「あの……ツグミです……先輩大丈夫ですか私……先輩の事尊敬してるんです
今度、一緒に食事でも行きませんか
いくら………仕事でも頑張り過ぎると
その綺麗な黒髪が痛んで台無しになっちゃいますよ
それじゃあ」
フレイアは
フフ やさしいのね
あの子 自分の髪についてうつくしい
と言われた事が
あるのかしら………
などと考えながら
フレイアはテレビをつけた
制服に手をかけると
バッチが手に触った
そのバッチには女を表す♂の形をした
そのバッチには文字が書かれていた
せいぎ……いましめ……あんぜん
ふと フレイアは文字の書かれている事の
愚かさに
怒りよりも嘲笑の溜め息が漏れた

冷ややかな笑い……

それはいままで黒い髪をした自分に対して
されてきた行為であった

なにが正義よ……
私達に対してする行為はなに?
交通違反として罰金をとり
小遣いかせぎをしたり
銃で殺したり……

もう……十数年も変わらない
ゆがんだその正義という意味
そしていましめ……
誰がいましめられるのよ……
どうせ 黒髪以外のやつらが私らを殺したって
いましめの意味を知らない冷たい司法のやつらが……
もみけすだけ……
そんなの……
フフフ

フレイアは笑い込み上げてくる物を押さえらなかった
テレビでは黒髪以外の人間が
ニュースという……解説をしている
少年の非行……
何をまぬけな話をしているんだろう
そういう 現実も……
そういう 世界でしか自分を見出だせない
者もいるのに……
そんな事をするなら
いまだ 問題視の段階の解決されない
この病んだ虹をなおしていくのが必要じゃないの
ほら みなよ この町を

フレイアはブラインドを上げた
そこはゴミ箱をひっくり返したような
壊れた時計の様な町の光景がうつしだされた
あの男の子は、宗教団に入って
洗脳されて教団の本を売っている
ずっと……
もう二十時間も
『この本買ってくれませんか この色彩
素晴らしい表紙 うつくしい本です……
たったの20デルですよ』
ってテープレコーダーの様に
同じ事を何度も 何度も
誰のせいであんな目にあわなくちゃいけないの
画面が変わる
ドラッグを燃やす場面
……あの子はドラッグ中毒者なのよ
フレイアはドアを開け叫んだ
「おーい 朝からそんなもんやってると
体壊すぞ」
だが
「トリコ仕掛け 回転体……」
など意味不明の言葉を繰り返すだけ
「ふう だいじょうぶだよ姉さん」
とかいってたのに……
誰があの子を更生させるのよ
テレビに向かい叫んだ
しろいはとが画面を飛ぶ
「はは そんなに黒がきらいなの
黒は美しい
黒はうつくしい
くろはうつくしい
そうテレビでいった事があるの
黒が汚いって誰が決めるのよ」
そう心で叫ぶと
風に煽られ黒い物が入ってきた
それは外でナベをにている
ナベの中の食べ物は粗末な物だった
子供たちが集まって火に当たっている
やっぱり私の帰れる所はこのゲットー
なのね
いい香り……

フレイアはこの町に初めて来た
時の事を思い出した
みな 私を心から迎えてくれた
みな やさしく
そして
心に私と同様に傷を持っていた
ああ帰れる所がある人間はしあわせね
そう映画の台詞を思い出した……
            (終)

後書き
これは私が中学2年のとき書いた
いわば処女作だ
これをかきおわってもはや
言う事がない
とにかく読んでみて分かるだろう
ここに私の全てがある
最後に……

お帰りなさい 僕の処女作
「……姉さん 姉さんなんでしょ
ひどいね この国って 
そうか 姉さんが私を処刑
うんん 殺せば テロリスト
からの支持をされる事がない
……そうなんでしょ そういう事なんでしょ
いいよ 姉さん 私 疲れちゃった
もう どうでもいい 先に……
お母さんに……会えるんだ
地獄でも天国でも 何時までも永遠に暮らせるんだから……
こわくなんか……こわくなんかないよ……
引き金は重く フレイアは 目の前のテロリストの言葉に
息が詰まった いや 絶望が具象化した叫びににた
……呪言ともいうべきか
があふれでてまるで 空気が抜ける浮輪が圧縮された
為に拒んでいる 大気か喉を焼き付くすような錯覚を起こさせる
そんな……
カロルという名の 目の前の 目隠しをされた
テロリストの指導者を……… 
なんと 辛い 命令なのだろう
……なんとも冷たい 運命なのだろうか
引き金がゆっくりと汗ばむ手の中で動いた時
フレイアは床 ……ここは処刑場
幾多 数多の死刑宣告者が流したであろう 
血と脂肪に肥やされた
暖かい土の上に倒れた
………
………
この罪人に永劫の安ぎと神のご加護を

土に還ったカロルの墓石に一輪の花が置かれた

ねむれ ねむれ やすらかに やすらかに  

彼女の魂を静める フレイアの子守歌が
墓地の澄み切った空気を割き
大気に染み込んだ時 
ストリームブリンガーで死んだ全ての兵士が
安らぎを喜ぶかの様に 並木の枝と枝が
風にこすり合い 安らかな音を立て 

こもれびが……フレイアを包み込んだ








「これは 死を覚悟しての放送です
かってこのストームには二つの種類の民族がいました
黒い髪をしたものと金髪の者
二つの民族は互いを忌み嫌い いつのまにか
服従する者と支配される者の関係になりました
わが母 
フレイア・エーセル・グスターフは先の戦争において
ナースストームの樹海地帯に戦線を引き 
自分たちの誇りのために戦いました
そして 私の母の意思を引き継いだのが
私の姉でした フレイア・カロル・グスタフ
しかし ……その後は皆さんの知っている通りです
全ての兵士の魂を静める為彼女は自らの身を捧げた
といっても過言ではありません しかし
もはや ナースストームの組織『ブリギット』は壊滅しました
まるで 崩れた積み木の様に
しかし ウエストストームの砂漠地帯の
デザートアサシンは顕在です 
そして生き残ったナースストームの同志も集まりつつあります
私は この放送の直後までウエストストームの
所帯をもつ……
 一人の市民でした 
しかし 姉の死 幾多に流された血そして
満足も無く 戦争の反省もしない この現状を……
いや……
私は…… 私は…… 悲しいんです とても
姉を無くし すべてを失い 子供も…… 私は一人になってしまいました」
フレイアは電波ジャックされた テレビを見ながらこうつぶやいた
いやなら拒めばいいのよ 私は…私は 
キャロル……私も あなたも
フレイア エーセル グスターフじゃないのよ……

戦闘はあっけなく終わった すでにデザートアサシンや ブリギットの残党に
戦う余力は残されておらず フレイアは自分と同じ 民族の
死骸の山を築き上げる 軍隊の一方的な 攻撃をただ見ているだけだった

「ね……姉さん……」
フレイアはやせ細った 自らの呪われた血筋をひいた
目の前のやせ細った 一人の女の顔に触れた
「……」
「ねえさん……」
目は既に 窪み 慈愛と優しさに満ちた目は
消え失せ代わりに 絶望のみ写すその目は
まるで全ての時を無くして来た様だった ……何処かに
「もう いいの 泣かないで」
いつの間にか 安堵がキャロルの心に起こったのだろう
フレイアはシクシクと泣き始めた 
キャロルをそっと抱いた
「ね え さあん つかれたよう
わた……し どうしていいのか……わからなくって
そう あの時よ 黒ずくめの男 石油地帯 焼ける砂漠
私のあかちゃん それからカロル姉さん………」
「………死のう……」
フレイアは 腕の中で泣き続けている 
キャロルの体温を感じながら けして掃き捨てる様でもなく 
かといってあきらめたような口調でもなく
 はっきりとこう言った 悲しみ…… 絶望を……突き抜けたちからずよさがここにある「キャロル……死のう この呪われた血筋を絶やすために……「
も…う 姉妹で殺し合いなんか……したくない」
腕の中のキャロルが時間が止った様に動かなくなったが
いつしか この様な言葉を吐いていた
「……う……ん」    
姉妹は薄暗い部屋の中で しっかりと抱き合いながら
フレイアもキャロルももはや
砂時計のごとく……思考が 様々な混沌とした憎悪や
失念や ルサンチマン……憤りなど……永久に流れる時空の狭間の中に
流れ 消えて 浄化された 
「………死のう……母の命を奪った薬で……」
いつしか民衆は愚かな 矮小な出来事と後世で笑うだろう
その 呪われた姉妹のどちらが吐いた言葉だろうか
そんな……
この言葉のみ この場を支配した



……ウエストストーム午前12時
和平交渉に赴いたテロ撲滅フレイア・カルル・グスタフ
テロ対策本部長と 
テロリストの指導者フレイア・キャロル・グスタフ
両者がナースストームの交渉の為に開設された
旧講堂会館の中で薬物に依る 重症状態で倒れているのが
ストームの公安MPに発見されました 
使用した 薬物はエターナル・ヴァンピールと呼ばれる物で
先の紛争において ストームが使用した
毒ガスの集約物で これに犯されると8割が死亡
残り2割が日光アレルギーとなる恐ろしい薬品で
被害者は文字通り 日の当たらぬ暮らしを強いる恐ろしい効果をもたらし
先の紛争の悲劇を…… 

ロングストーム……長い嵐
フレイアはいつしか見た夢を再確認するかの様に
観ていた 
高い木 にうちすえられた露が枝をきりきりと
重くのし掛かる
……長く ちからずよく 当たる 雨の破片
それぞれの 一つ 一つが 人の様で
形が違って フレイアの目の前のアスファルトに舗装された
道路の上に 辺り くだけちり まるでダンスを踊るかの様に
地面で拡散して 飛び跳ねて 散っていった
夜の爆撃機がもたらす 死の恵み
そんな言葉がフレイアの頭の中に
流れた時 雨は 止んで 太陽が照らしだした
「……姉さん 姉さん」
と言葉を言う者が一人 フレイアはこの言葉を聞きながら
……なぜか もう 永遠にこの言葉は聞けないのね
と直感した 
「ねえさん 雨あがったね あ……本がびしょびしょだよ」
何時だったか読んだ 子供の時に読んだファンタジー
『不思議の国のアリス』
露を払ったキャロルの手は 繊細で柔らかい肉感が
少女の面影を残していた
「おーい」
「あ カロルねえさーん 」
遠くにぼやけて 視界に映る もう一人兄弟が
「なんだ 雨あがっちゃたね 傘もってきたんだけど……」
こもれびが 木の間をくぐり抜け 
まるで光の矢の様に フレイアの体を揺らす
ゆっくりと流れる 時間が優しい
「お母さん心配してるよね 姉さんたち行こうよ」
三人が向かった所 レンガの家
「ただいま」
椅子 具体的に言えば スツール 
後ろ姿の初老の女性
「おかあさん ただいま」
フレイアが初めて 夢の中で 言葉を紡いだ
スツールに座った女性が振り向くその途端……

「せ……先生 か……患者さんが目を覚ましました」
「それをいうなら意識が戻っただろうが
ったく 新任は」
そんな会話を聞きながらフレイアは覚醒した
「そうか 目覚めたか ……日に当たらぬ体という 代償を背負い
……」 

「おめでとう……といっていいのか」
フレイアの病室に最初に訪れたのは
彼女の警官として最初の称号ブルーナイトをもらった
頃からの先輩であるアーサー巡査長だった
「フレイア 君は 公安の長官に候補されたよ」
まだ薬物が抜けないのか うつらうつらとした
思考の中で 言葉が無尽蔵にフレイアの頭の中に
よぎっていった 無論 言葉の意味も無く
ただ脳裏に焼き付いた
「公安は 君が 虐げられた者たちに祭り上げられるのに
よほど 危惧をかんじたんだろうな 
祭り上げられる前に祭りあげてしまえか……
……フレイア 俺は お前が そんな愚かな行為にでるとわ
思わない そしてつらいだろうな
テロの首謀者……つまり君の兄弟を処刑した
功績でそのランクに上がるのだから……
血が塗られた赤い道……」
アーサーは 一息ついて 眼鏡を外し
ふき始めながらこういった
「それから 妹さんは 綺麗だったよ

……生きている時よりも綺麗だった 

安らぎという……君の与えたプレゼントを抱き抱えて
眠る 子供のようだったよ

……フレイア 妹さんの分まで生きるんだ
辛い つらいがな……」
ロマンスグレーのネクタイを揺らしながら
アーサーはモアメンソールのにおいを残し
病室を出た

空は青く 悲しげな 声を上げ 一羽のツバメが
すずくりをする為に桜の枝を銜え
地面に青い影を残して 何処かに消え去っていった
フレイアは白いカーテンが風に揺れながら
光を反射する様を いつまでも眺めていた

「キャロル お願い 私の願いを聞いて」
フレイアはいつここにいたのか 
何時からここに来たのか 
ぼやけた思考を動かすのに精一杯で
この言葉など耳に入っていなかった
「あなた……」
フレイアは驚愕した
目の前にもう一人 自分の面影を持った
人物がいたからだ
「あ……あなたは」
長いタイトなストレートヘア……
そして同じ顔……あまりにすぎている目の前の姿に
驚く自分を押さえて言った言葉に
その女は言った
「フレイア姉さん(*)…… 
会いたかった……」
いや……もう一人居た その女の顔を観た時
フレイアは幼い まだ屋敷の召使として
働いていた頃の自分の姿が脳裏に過ぎった

(*)ラス民族では 長女が家を代表して
ファーストネームで呼ばれる 例えばフレイア・カルル
グスターフでは フレイアさん など)

「な……ば……馬鹿な事を……」
その薄暗い個室には 三人の人物がいた
フレイア そして 密林使用のサバイバルスーツを
着こなした ロングヘアーの女
そして まだ幼い 面影を 残しながらも
フレイアと……やや垂れた目と金髪はしているが
同じ 遺伝子のちじれた毛並とはっきりとした
目鼻だち の女
「そう 姉さん お願い カロル姉さんを止めて」
金髪の……腹違いの妹がこう言った
「馬鹿な事……確かにそう思うでしょうね
でも 母さんの祈願を成就させるにはあなたたちの……」
話はこうだ フレイアの母親 フレイヤ・エーセル・グスターフは
ストームの民族紛争『ストリームブリンガー』
の南部地域に広がる 樹林部隊の優れた兵士として
名を残し 今でもテロリストの象徴として崇められる存在になっていた
「だから 私は あなたたちと違って
母さんの下で 育ったから分かってるの
フレイア姉さん 姉さんは 母さんが16歳 キャロルは22歳の時
私は20歳の時に生まれた子供 生き方も 育ち方も違う
でも同じ血が流れているのよ」 
「呪われた……血がね…」
フレイアの言葉にカロルとキャロルが息を詰まらせた
「私はね 私はね なんで警察官になったか分かってるの
戦争よ 今から5年前私は16歳だった
金髪の者の屋敷に努めて そりゃ……
黒い髪のせいで酷い扱いもされた……
母さんが16歳で子供を生んだみたいに
ほんとに 酷い扱いを……ね
それでも 戦争が起こった時に比べれば全然まともな暮らしだった
それに仕えるべき主人の死 私の あなた達から見れば
鳥小屋にしか映らないかもしれない……けど
唯一の住家だった 屋敷も戦火でけしみずになった
16歳の時よ……まだ 16の少女だった時の……
そして戦争が悪化するにつれて 辛い事がたくさんあったの
3年 長い年月だった……
……私はね 今回の戦争が 終わって 生き残った兵士がテロリスト
になってね まだ戦争の影を引きずっている者が
いるんだ まだ争いが続いてるんだって……
嫌気がさした……のよ だから だか…政府の犬と……呼ばれようが
あ……の……間違った過去を繰り返さない為に……
テ……ロみたいな事を考えてる馬鹿な人間を一人でも
減らす為に ……」
フレイアは涙と言葉が空ろ になりながら喋りつづけた
ぐじゃぐじゃ になった言葉は彼女の辛い過去を
物語るように
「姉さん……でも聞いて
今 かっての母さんの残留部隊『ブリギット』
と 砂漠のテロ集団『デザートアサシン』
姉さんも警察官なら聞いた事があるでしょ」
「極左のブリギットに 石油ギャングの手先じゃ……ない」
「でも デザートアサシンの中にもいるのよ
本当に革新を祈願して戦っている者が」
「……デザートアサシン 最近ノースストームの
湾岸にまで出没しているらしいわね
全勢力は公安の機動隊も上回る ……
現在鎮圧に軍の投入さえも検討されている組織
たしかに勝算はないわけじゃない……
でも……また繰り返すの……あの戦争を」
「ええ……前の戦争の魂は……私には聞こえるのよ
恨みを残した すすりごえが……私は彼等を
導いて行かなくては」
「あなたは加害者だからそんな事言えるのよ」
甘い香水が空気を染めた
『この香りは……やっぱり姉妹ね……』
キャロルが目の前のテロリストに怒りを
込めて そう怒鳴った
「カロルねえさん……もう やめて ……
フレイア姉さんは戦争が 私だっていやよ
民族なんか関係ないわ」
「違う!……それは違うのよ
キャロル…… 
そうでしょ……姉さん」 
フレイアは反対する言葉を模索したが
嘘は付けずにただ黙るばかりだった 
「……そう なの そうなのね そうよ
分かるわけないわよね 金髪の人間には」
「………」
黙る フレイアとカロル
「それに戦争も生で感じたわけじゃなかった
私は12歳だった 戦争が終わったのが15歳
ただ 大人達が騒がしそうにしていたぐらいの
感覚で受け止めていた」
沈黙がさらに加速をする
「ごめんなさい……
 私には分からない事だらけでそれに 私いま好きな人がいるの
……ごめんなさい 私には ……」
キャロルの頭がたれ 言葉を詰めた
カロルは絶望した 
余りにも凡庸すぎる………
戦争を知らない者と知る者の違いが
はっきりと 
対峙するとここまで高いギャップを感じるのかとも
又感じた
「……分かった フレイア姉さん カロル……
もう 頼まない 私一人で戦う……
でも フレイア姉さん……いつか 戦場で会う事になったら
敵どおし……よ 私があなたを殺すかもしれない
その逆も……」
「……警官をやめるつもりはない…… 
これだけははっきりさせておくわよ」
フレイアは目の前の妹の目を睨んでこう言った
「わかったわ…………
……フレイア姉さんごめんなさい」
カロルはフレイアの顔から自分に対しむきだしになった
敵意を感じたえきれずにこう答えた
「………いいのよ 恨むなら母を恨むわ 
………テロリストか 
想像してなかった 自分に妹が二人もいたなんて
もっと早くであえていれば 孤独な……」
フレイアは今までの境遇 自分自身を思い浮かべた
孤独なんて……もうなれてしまったと思ったのに
人肌に 姉妹の優しさに触れた驚きが体を駆け巡っていた
こんなにもこんなにも こんなにも暖かいなんて……
「キャロル……世界で独りぼっちになった感覚に陥った事
ある?」
「え……?」
「カロル 孤独という忌ま忌ましい事柄が悪夢に
変わって夜訪れた事がある?」
「……」
「私は あるわ 何度もね その度に自殺を考えた事もあった
慣れるまで…… もう
 おかしいな なんで涙がでちゃうんだろう」
フレイアは溢れだした感情に制御する事が違わずに
何度も泣いた 
「ありがとう もうそんな事はないかも
あたし いつか あなた達に借りを返さなくちゃね」
安らぎという名の感情に身を任せ
フレイアはこうつぶやいた
邂逅……
 人生に 起こり得る 意外なる出会い…… 


























「大沢……亨……生きていたの……」
フレイアはかって戦争の混乱から自分を救ってくれた
一人の若者の面影を探した
若く 長く伸びた黒い髪……はもはや消え失せ
顎にも ざらざらした髭が見え隠れした
しかし……猟犬の様な鋭い目は相変わらず
備えていた……変わらずに
「……フレイア 変わったな」
「……あんたも……ね」
短い会話の中にも彼等が深い感情を込めたのだろう
なにかしらの過去が見え隠れする
「……生きていたか……か確かに信じられないな
 あの大量の死人が……出たあの時に…… 」
「……そう」
フレイアの悲しげな目は大沢の手に移った
「結……婚したのね」
「ああ」
フレイアは言葉を詰まらせない様にこう返した
「おめでとう あいては?」
「……アレンと言う 同じ会社のOLだ
……」
「……そう 口数も減ったわね……昔はもっと
軽かった……」
「……部長なんて役職になったからな……」
「……部長?!あんたが?」

「……姉さん 姉さんなんでしょ
ひどいね この国って 
そうか 姉さんが私を処刑
うんん 殺せば テロリスト
からの支持をされる事がない
……そうなんでしょ そういう事なんでしょ
いいよ 姉さん 私 疲れちゃった
もう どうでもいい 先に……
お母さんに……会えるんだ
地獄でも天国でも 何時までも永遠に暮らせるんだから……
こわくなんか……こわくなんかないよ……」
引き金は重く フレイアは 目の前のテロリストの言葉に
息が詰まった いや 絶望が具象化した叫びににた
……呪言ともいうべきか
があふれでてまるで 空気が抜ける浮輪が圧縮された
為に拒んでいる 大気か喉を焼き付くすような錯覚を起こさせる
そんな……
カロルという名の 目の前の 目隠しをされた
テロリストの指導者を……… 
なんと 辛い 命令なのだろう
……なんとも冷たい 運命なのだろうか
引き金がゆっくりと汗ばむ手の中で動いた時
フレイアは床 ……ここは処刑場
幾多 数多の死刑宣告者が流したであろう 
血と脂肪に肥やされた
暖かい土の上に倒れた
………
………
この罪人に永劫の安ぎと神のご加護を

土に還ったカロルの墓石に一輪の花が置かれた

ねむれ ねむれ やすらかに やすらかに  

彼女の魂を静める フレイアの子守歌が
墓地の澄み切った空気を割き
大気に染み込んだ時 
ストリームブリンガーで死んだ全ての兵士が
安らぎを喜ぶかの様に 並木の枝と枝が
風にこすり合い 安らかな音を立て 

こもれびが……フレイアを包み込んだ








「これは 死を覚悟しての放送です
13年前のある民族紛争により
かってこのストームには二種類の人間が生まれました
黒い髪をしたものとそれ以外の者
それは その紛争を起こした民が黒髪をしていたからでした
やがて 黒髪の民は あの紛争の被害者からこの国の害虫かなにかの様に
扱われ 彼等は 社会の表舞台から 身を隠さなければいけなくなりました
服従する者と支配される者の関係になりました
言い様のない 差別 踏み時られた誇り……
そうした事が 前回の戦争の一つの要因でした
わが母 
フレイア・エーセル・グスターフは先の戦争において
ナースストームの樹海地帯に戦線を引き 
自分たちの誇りのために戦いました
そして 私の母の意思を引き継いだのが
私の姉でした フレイア・カロル・グスタフ
しかし ……その後は皆さんの知っている通りです
全ての兵士の魂を静める為彼女は自らの身を捧げた
といっても過言ではありません しかし
もはや ナースストームの組織『ブリギット』は壊滅しました
まるで 崩れた積み木の様に
しかし ウエストストームの砂漠地帯の
デザートアサシンは顕在です 
そして生き残ったナースストームの同志も集まりつつあります
私は この放送の直後までウエストストームの
所帯をもつ……
 一人の市民でした 
しかし 姉の死 幾多に流された血そして
満足も無く 戦争の反省もしない この現状を……
いや……
私は…… 私は…… 悲しいんです とても
姉を無くし すべてを失い 子供も…… 私は一人になってしまいました」
フレイアは電波ジャックされた テレビを見ながらこうつぶやいた
いやなら拒めばいいのよ 私は…私は 
キャロル……私も あなたも
フレイア エーセル グスターフじゃないのよ……

その日 フレイアは自分のマンションから出て街のビジョンを眺めながら
そう嘆いた 
ノースストームでの 戦線の崩壊 指導者の粛正 そういった物が
自分の手で彼等にもたらしたものだと分かった時 
フレイアはこんな 世界が崩れていった方がいいなと
自分の勤め先である 公安の巨大な建物の前溜め息をつきながらそう思った
自動ドアが開き 中に入りデスクに座り かって 自分は交番に勤務していて 仲間がいた
ツグミ アーサー マークス・エルンスト カレン 
思い出す度に 思い出す度に 
自分は遠いところに来てしまったんだ と思い返した



「ね……姉さん……」
フレイアはやせ細った 自らの呪われた血筋をひいた
目の前のやせ細った 一人の女の顔に触れた
「……」
「ねえさん……」
目は既に 窪み 慈愛と優しさに満ちた目は
消え失せ代わりに 絶望のみ写すその目は
まるで全ての時を無くして来た様だった ……何処かに
「もう いいの 泣かないで」
いつの間にか 安堵がキャロルの心に起こったのだろう
フレイアはシクシクと泣き始めた 
キャロルをそっと抱いた
「ね え さあん つかれたよう
わた……し どうしていいのか……わからなくって
そう あの時よ 黒ずくめの男 石油地帯 焼ける砂漠
私のあかちゃん それからカロル姉さん………」
「………死のう……」
フレイアは 腕の中で泣き続けている 
キャロルの体温を感じながら けして掃き捨てる様でもなく 
かといってあきらめたような口調でもなく
 はっきりとこう言った 悲しみ…… 絶望を……突き抜けたちからづよさがここにある「キャロル……死のう この呪われた血筋を絶やすため……「
も…う 姉妹で殺し合いなんか……したく……ない」
腕の中のキャロルが時間が止った様に動かなくなったが
いつしか この様な言葉を吐いていた
「……う……ん」    
姉妹は薄暗い部屋の中で しっかりと抱き合いながら
フレイアもキャロルももはや
砂時計のごとく……思考が 様々な混沌とした憎悪や
失念や ルサンチマン……憤りなど……永久に流れる時空の狭間の中に
流れ 消えて 浄化された 
「………死のう……母の命を奪った薬で……」
いつしか民衆は愚かな 矮小な出来事と後世で笑うだろう
その 呪われた姉妹のどちらが吐いた言葉だろうか
そんな……
この言葉のみ この場を支配した



……ウエストストーム午前12時
和平交渉に赴いたテロ撲滅フレイア・カルル・グスタフ
テロ対策本部長と 
テロリストの指導者フレイア・キャロル・グスタフ
両者がナースストームの交渉の為に開れた
旧講堂会館の中で薬物に依る 重症状態で倒れているのが
ストームの公安MPに発見されました 
使用した 薬物はエターナル・ヴァンピールと呼ばれる物で
先の紛争において ストームが使用した
毒ガスの集約物で これに犯されると8割が死亡
残り2割が日光アレルギーとなる恐ろしい薬品で
被害者は文字通り 日の当たらぬ暮らしを強いる恐ろしい効果をもたらし
先の紛争の悲劇を…… 

ロングストーム……長い嵐
フレイアはいつしか見た夢を再確認するかの様に
観ていた 
高い木 にうちすえられた露が枝をきりきりと
重くのし掛かる
……長く ちからづよく 当たる 雨の破片
それぞれの 一つ 一つが 人の様で
形が違って フレイアの目の前のアスファルトに舗装された
道路の上に 辺り くだけちり まるでダンスを踊るかの様に
地面で拡散して 飛び跳ねて 散っていった
夜の爆撃機がもたらす 死の恵み
そんな言葉がフレイアの頭の中に
流れた時 雨は 止んで 太陽が照らしだした
「……姉さん 姉さん」
と言葉を言う者が一人 フレイアはこの言葉を聞きながら
……なぜか もう 永遠にこの言葉は聞けないのね
と直感した 
「ねえさん 雨あがったね あ……本がびしょびしょだよ」
何時だったか読んだ 子供の時に読んだファンタジー
タニスリ-の短編だったか 『薔薇の荘園』だったか
露を払ったキャロルの手は 繊細で柔らかい肉感が
少女の面影を残していた
「おーい」
「あ カロルねえさーん 」
遠くにぼやけて 視界に映る もう一人兄弟が
「なんだ 雨あがっちゃたね 傘もってきたんだけど……」
こもれびが 木の間をくぐり抜け 
まるで光の矢の様に フレイアの体を揺らす
ゆっくりと流れる 時間が優しい
「お母さん心配してるよね 姉さんたち行こうよ」
三人が向かった所 レンガの家
「ただいま」
椅子 具体的に言えば スツール 
後ろ姿の初老の女性
「おかあさん ただいま」
フレイアが初めて 夢の中で 言葉を紡いだ
スツールに座った女性が振り向くその途端……

「せ……先生 か……患者さんが目を覚ましました」
「それをいうなら意識が戻っただろうが
ったく 新任は」
そんな会話を聞きながらフレイアは覚醒した

「おめでとう……といっていいのか」
フレイアの病室に最初に訪れたのは
彼女の警官として最初の称号ブルーナイトをもらった
頃からの先輩であるアーサー巡査長だった
「フレイア 君は 公安の長官に候補されたよ」
まだ薬物が抜けないのか うつらうつらとした
思考の中で 言葉が無尽蔵にフレイアの頭の中に
よぎっていった 無論 言葉の意味も無く
ただ脳裏に焼き付いた
「公安は 君が 虐げられた者たちに祭り上げられるのに
よほど 危惧をかんじたんだろうな 
祭り上げられる前に祭りあげてしまえか……
……フレイア 俺は お前が そんな愚かな行為にでるとは
思わない そしてつらいだろうな
テロの首謀者……つまり君の兄弟を処刑した
功績でそのランクに上がるのだから……
血が塗られた赤い道……」
アーサーは 一息ついて 眼鏡を外し
ふき始めながらこういった
「それから 妹さんは 綺麗だったよ

……生きている時よりも綺麗だった 

安らぎという……君の与えたプレゼントを抱き抱えて
眠る 子供のようだったよ

……フレイア 妹さんの分まで生きるんだ
辛い つらいがな……」
ロマンスグレーのネクタイを揺らしながら
アーサーはモアメンソールのにおいを残し
病室を出た

空は青く 悲しげな 声を上げ 一羽のツバメが
すずくりをする為に桜の枝を銜え
地面に青い影を残して 何処かに消え去っていった
フレイアは白いカーテンが風に揺れながら
光を反射する様を いつまでも眺めていた

「キャロル お願い 私の願いを聞いて」
フレイアはいつここにいたのか 
何時からここに来たのか 
ぼやけた思考を動かすのに精一杯で
この言葉など耳に入っていなかった
「あなた……」
フレイアは驚愕した
目の前にもう一人 自分の面影を持った
人物がいたからだ
「あ……あなたは」
長いタイトなストレートヘア……
そして同じ顔……あまりにすぎている目の前の姿に
驚く自分を押さえて言った言葉に
その女は言った
「フレイア姉さん(*)…… 
会いたかった……」
いや……もう一人居た その女の顔を観た時
フレイアは幼い まだ屋敷の召使として
働いていた頃の自分の姿が脳裏に過ぎった

(*)ラス民族では 長女が家を代表して
ファーストネームで呼ばれる 例えばフレイア・カルル
グスターフでは フレイアさん など)

「な……ば……馬鹿な事を……」
その薄暗い個室には 三人の人物がいた
フレイア そして 密林使用のサバイバルスーツを
着こなした ロングヘアーの女
胸元が開いた迷彩柄のシャツはフレイアの公安支給の
パワードスーツの下に着こなすアンダースーツの紺に対象的
そして まだ幼い 面影を 残しながらも
フレイアと……やや垂れた目と金髪はしているが
同じ 遺伝子のちじれた毛並とはっきりとした
目鼻だち の女
「そう 姉さん お願い カロル姉さんを止めて」
金髪の……父親の違う妹がこう言った
「馬鹿な事……確かにそう思うでしょうね
でも 母さんの祈願を成就させるにはあなたたちの……」
話はこうだ フレイアの母親 フレイヤ・エーセル・グスターフは
ストームの民族紛争『ストリームブリンガー』
の南部地域に広がる 樹林部隊の優れた兵士として
名を残し 今でもテロリストの象徴として崇められる存在になっていた
「だから 私は あなたたちと違って
母さんの下で 育ったから分かってるの
フレイア姉さん 姉さんは 母さんが16歳 キャロルは22歳の時
私は20歳の時に生まれた子供 生き方も 育ち方も違う
でも同じ血が流れているのよ」 
「呪われた……血がね…」
フレイアの言葉にカロルとキャロルが息を詰まらせた
「私はね 私はね なんで警察官になったか分かってるの
戦争よ 今から5年前私は16歳だった
金髪の者の屋敷に努めて そりゃ……
黒い髪のせいで酷い扱いもされた……
母さんが16歳で子供を……私を生んだみたいに
ほんとに 酷い扱いを……ね
それでも 戦争が起こった時に比べれば全然まともな暮らしだった
それに仕えるべき主人の死 私の あなた達から見れば
豚小屋にしか映らないかもしれない……けど
唯一の住家だった 大統領官邸……屋敷も戦火でけしみずになった
16歳の時よ……まだ 16の少女だった時の……
そして戦争が悪化するにつれて 辛い事がたくさんあったの
3年 長い年月だった……あれから2年 
……私はね 今回の戦争が 終わって 生き残った兵士がテロリスト
になってね まだ戦争の影を引きずっている者が
いるんだ まだ争いが続いてるんだって……
嫌気がさした……のよ だから だか…政府の犬と……呼ばれようが
あ……の……間違った過去を繰り返さない為に……
テ……ロみたいな事を考えてる馬鹿な人間を一人でも
減らす為に ……」
フレイアは涙と言葉が空ろ になりながら喋りつづけた
ぐじゃぐじゃ になった言葉は彼女の辛い過去を
物語るように
「姉さん……でも聞いて
今 かっての母さんの残留部隊『ブリギット』
と 砂漠のテロ集団『デザートアサシン』
姉さんも警察官なら聞いた事があるでしょ」
「極左のブリギットに 石油ギャングの手先……じゃない」
「でも デザートアサシンの中にもいるのよ
本当に革新を祈願して戦っている者が」
「……デザートアサシン 最近ノースストームの
湾岸にまで出没しているらしいわね
全勢力は公安の機動隊も上回る ……
現在鎮圧に軍の投入さえも検討されている組織
たしかに勝算はないわけじゃない……
でも……また繰り返すの……あの戦争を」
「ええ……前の戦争の魂は……私には聞こえるのよ
恨みを残した すすりごえが……私は彼等を
導いて行かなくては」
「あなたは加害者だからそんな事言えるのよ」
甘い香水が空気を染め かきみだした
『この香りは……やっぱり姉妹ね……』
キャロルが目の前のテロリストに怒りを
込めて そう怒鳴った
「カロルねえさん……もう やめて ……
フレイア姉さんは戦争が 私だっていやよ
民族なんか関係ないわ」
「違う!……それは違うのよ
キャロル…… 
そうでしょ……姉さん」 
フレイアは反対する言葉を模索したが
嘘は付けずにただ黙るばかりだった 
「……そう なの そうなのね そうよ
分かるわけないわよね 金髪の人間には」
「………」
黙る フレイアとカロル「それに戦争も生で感じたわけじゃなかった私は12歳だった 戦争が終わったのが15歳ただ 大人達が騒がしそうにしていたぐらいの感覚で受け止めていた」沈黙がさらに加速をする「お父さんはおかあさんについて一言も言わなかった
でも……ごめんなさい…… 私には分からない事だらけでそれに 私いま好きな人がいるの
……ごめんなさい 私には ……」
キャロルの頭がたれ 言葉を詰めた
カロルは絶望した 余りにも凡庸すぎる
戦争を知らない者と知る者の違いが
はっきりと 
対峙するとここまで高いギャップを感じるのかとも
唇をかみ締めながら…… 又感じた
「……分かった フレイア姉さん キャロル……
もう 頼まない 私一人で戦う……
でも フレイア姉さん……いつか 戦場で会う事になったら
敵どおし……よ 私があなたを殺すかもしれない
その逆も……」
「……警官をやめるつもりはない…… 
これだけははっきりさせておく……わよ」
フレイアは目の前の妹の目を睨んでこう言った
「わかったわ…………
……フレイア姉さんごめんなさい」
カロルはフレイアの顔から自分に対しむきだしになった
敵意を感じたえきれずにこう答えた
「………いいのよ 恨むなら母を恨むわ 
………テロリストか 
想像してなかった 自分に妹が二人もいたなんて
もっと早くであえていれば 孤独な……」
フレイアは今までの境遇 自分自身を思い浮かべた
孤独なんて……もうなれてしまったと思ったのに
人肌に 姉妹の優しさに触れた驚きが体を駆け巡っていた
こんなにもこんなにも こんなにも暖かいなんて……
「キャロル……世界で独りぼっちになった感覚に陥った事
ある?」
「え……?」
「カロル 孤独という忌ま忌ましい事柄が悪夢に
変わって夜訪れた事がある?」
「……」
「私は あるわ 何度もね その度に自殺を考えた事もあった
慣れるまで…… もう
 おかしいな なんで涙がでちゃうんだろう」
フレイアは溢れだした感情に制御する事が違わずに
何度も泣いた 
「ありがとう もうそんな事はないかも
あたし いつか あなた達に借りを返さなくちゃね」
安らぎという名の感情に身を任せ
フレイアはこうつぶやいた
邂逅……
 人生に 起こり得る 意外なる出会い…… 

 フレイアは寄宿施設に戻っていた
「……」
イーストストームの夜は 冷たい 森林から駆け抜ける風が 
フレイアを拒む様に 吹いた 暗い 森林の中に潜む
ブリギット カロル テロリスト 
フレイアの精神の壁を剥ぎ取る様な夜風と共に 
複雑な感情が フレイアを 襲い 渦巻いた

        























「大沢……亨……生きていたの……」
フレイアはかって戦争の混乱から自分を救ってくれた
一人の若者の面影を探した
若く 長く伸びた黒い髪……はもはや消え失せ
顎にも ざらざらした髭が見え隠れした
しかし……猟犬の様な鋭い目は相変わらず
備えていた……変わらずに
「……フレイア 変わったな」
「……あんたも……ね」
短い会話の中にも彼等が深い感情を込めたのだろう
なにかしらの過去が見え隠れする
「……生きていたか……か確かに信じられないな
 あの大量の死人が……出たあの時に…… 」
「……そう」
フレイアの悲しげな目は大沢の手に移った
「結……婚したのね」
「ああ」
フレイアは言葉を詰まらせない様にこう返した
「おめでとう あいては?」
「……アレンと言う 同じ会社のOLだ
……」
「……そう 口数も減ったわね……昔はもっと
軽かった……」
「……部長なんて役職になったからな……」
「……部長?!あんたが?」
「そんなに 驚く様な事じゃねえよ」
「そうよね 何だか なんだか あれから 
もう 忘れかけてたぐらい昔の話だものね」
「そう……そう だよな 
でも 警官になるとはな 思いにもよらなかったな」
「あの戦争は あの始まりがなければ あそこまで
発展しなかった だから 」
「…… そうか」
「昔 昔は 疑問を感じてた 






























                       

宇宙世紀0035 5月
ストーム北東の砂漠地帯
の独立国家「ファルコン」
に国籍不明のホバー走行型
要塞強襲用大型のメカ(人型、下半身は
ホバー走行の為脚がついていない
基本装備、胸のLTS砲120インチビーム砲)

三体
哨戒を行った
自治警備兵のガードをやぶり
突破
小都市『ドルボア』および周辺地域を
破壊
ファルコン軍開発のパワードスーツ
『デザートアサシン』
の攻撃により
三体を大量の砲撃を加え
爆破 
後に言う『大陸大戦』の序章たる
『砂漠の狐の攻防』の光景である














宇宙世紀0036 4月
その日 フレイアはメイドの仕事を終え
読み書けの本を取りに大統領邸宅の図書室を目指し
長い廊下を歩いていた

突然 襲う 衝撃
邸宅が揺れる
『地震かしら』
そう 考える
しかし そこに見た物は黒い髪をした
3人の迷彩服を着た男と
『大統領暗殺』を成功させた
ラジオから聞こえるプロカバンダ放送
フレイアは悲鳴を上げた
一人の男がフレイアを押さえ付けようと走る
飛ぶ弾丸
同じフレイアと同じ執事の大沢トールが男の脳天を打ち破る
「ここは危険だ 逃げるぞ」
大沢はフレイアの手を引いた

『ニンフの園』
踏み付けられたヒマワリ
一体の機動兵器『POL・38』
誰もいないのか 
略奪を行っているのか
フレイアと大沢はそのメカに乗り込んだ
燃え上がる 
邸宅を後に……







「ふう 徴兵経験のおかげで助かったな……」
「これからどうするんですか?」
そうフレイアが大沢に聞く
「そんな 敬語はもう使わなくてもいいんだ」
「あ……すみません」
「いや…謝ることは無い
ゆっくりとなれていけばいいんだ
しかし 君は自由になれたとはいえ……
最悪の形だな……これは」
メカが踏み付ける道路
見慣れたこの街
だが 建物から上がる煙、火薬の臭い
何時だったか 食材を買いに鼻歌を歌いながら行った
 スーパーマーケットは爆撃を受け
へこみ
自分の大好きなファンタジー小説を扱った
ブックストアは占領されていた
余りの悲惨な光景にフレイアは現実感が全くなかった
「あの……」
ちょこっと覗いた
窓の外
風がフレイアの黒髪を旗めかせる
「なんだ」
「これに着替えるんですか?」
「ああ……メイド服もスーツも 目立ち過ぎる……
それに君は黒髪だ……うまくやれば……奴等の目をごまかす事
ができる」
軍服には血糊がべっとりついていた
血の臭いに噎せる
「はい……あの……」
執事服を脱ぐ大沢に言う
「なんだ」
「着替えるので向こうを……」
「ああ そうか」
数分後
「これ 難しいですね」
軍服を着終わり
軍靴の紐を結ぶ
「あれはなんですか キャンディーのようなもの
を左右にふっていますけど」
「……!検問 まずいな……
いいか、これから言う事を覚えろ」
「は はい」
大沢はゼスチャアと言葉を教えた
30秒後……
「そろそろか
おい……」
「は……はい」
検問 軍服を着た男がフレイア達の乗る
メカをとめた
「言われたとおりにするんだ
こう見えても 俺は昔役者をやっていた事がある
ほら 肩の力を抜いて」
大沢の手がフレイアの肩にのる
「とまれ」
板を左右に振る
「あ 黒騎士中隊 大統領邸宅襲撃 および
暗殺完了しました」
「ふむ 見ない顔だな志願兵か?」
「はっ 」
『大統領……』
「大統領官邸で解放された者です
この黒髪解放戦線に身を捧げるつもりで入隊しました」
「ふむ……これより第二作戦 
ストーム軍の進行を押さえる防衛戦にでる
君の部隊には指揮官の輸送を命ずる
志願してのいきなりの大仕事だが人手の足りない
今……我慢して命令を聞いてほしい」
一人の軍服を着た女が現れる
予想に反して若い……
16歳ぐらいだろうか……
「前線指揮官のアレンである
ご苦労……
君たちの上げた功績はわが軍の戦意高揚になるだろう」

女がPOL・38に乗り込む
銃口が背中を 捕らえる
大沢の目が殺意を持つ
「おい アマ 指揮官だか何だか知らんが利用させてもらう」
「!……はなせプロローグ

ストーム北東の砂漠地帯
の独立国家「ファルコン」
に国籍不明のホバー走行型
要塞強襲用大型のメカ(人型、下半身は
ホバー走行の為脚がついていない
基本装備、胸のLTS砲120インチビーム砲)

三体
哨戒を行った
自治警備兵のガードをやぶり
突破
小都市『ドルボア』および周辺地域を
破壊
ファルコン軍開発のパワードスーツ
『デザートアサシン』
の攻撃により
三体を大量の砲撃を加え
爆破……響く
黒髪解放戦線結成の演説
時は宇宙世紀0024
『大陸大戦』の幕開けたる
『カリフの攻防』
の光景である













      

宇宙世紀0026
フレイアはメイドの仕事を終え
大統領邸宅にある図書室に読みかけの本を取りに
廊下を歩いていた
衝撃『地震かしら……』などと頭の中で思い描く
それから約20秒
黒い三人の軍服を着た男が視界に入る
『大統領の暗殺を成功させた』
と響くプロパガンダ放送、フレイアは悲鳴を上げる
男達はフレイアを押さえ付けようと
歩み寄る
執事の大沢がもった拳銃が
男の頭を貫く 
「ここは危険だ速く逃げなくては」
大沢がフレイアの手を引く
壁を横切ると3人の男が現れる
息を飲む 2人
「一般市民か……早く 逃亡しろ」
庭園『ニンフの園』
踏みにじられたヒマワリ……
の上に一台の兵器POL38
操縦手は略奪にでも行っていないのだろう
フレイアはその兵器に乗り
燃える邸宅を後に
長き逃走の幕を開けた……














        1  
「俺の軍隊懲役の経験のおかげで助かったな……」
二本のレバーをコクピットに座り操るスーツの男
「あの……これからどうするんですか」
「もう……そんな敬語は使わなくてもいいんだよ……」
「す……すいません」
「いや……謝らなくてもいいんだ……
ゆっくりなれていけばいい
しかし 君が自由になれたとはいえ
最悪の結果だな……これは」
フレイアの目にいつか鼻歌を歌いながら買い物に行った
商品流通センターが爆撃によってつぶれているのが見える
よく、大好きなファンタジー小説を買いに行った
ブック・ストアが占領されているのが見える
占領旗が 赤く爆破した閃光を浴る
あまりの悲惨極まる光景にフレイアは現実感を失っていった
風にたなびく黒髪……
「これに着替えろ スーツもメイド服も目立ち過ぎる」
「これを……ですか……」
大沢が差し出す軍服
血糊がべったりついて……においで……むせる
「ああ……君は黒髪だ……うまくいけば奴等の目をごまかす事ができるだろう」
「あの……」
スーツを脱ぐ大沢にフレイアは言葉をなげる
「なんだ」
「着替えるので向こうを……」
「ああ……そうだな」

10分後
「これ難しいですね……」
軍靴をはくフレイアがそう答える
「今……何が見える」
フレイアはメイン・カメラのモニターを覗く
「あの……キャンディーみたいな物を振っていますが」
「検閲か…
まずいな……
いいか奴等を騙す……」
「はあ」
「今から 俺のいう事を覚えるんだ」
「はい」
30秒経過……
「覚えたか 俺は昔役者をやっていた事がある
肩の力を抜いて
ゆっくりと落ち着いて喋ればいいんだ……」
フレイアの肩に大沢の手が乗る
「頑張ります」
「よし……その意気だ」
        2
軍服の男がメカを止める
「あ……『黒騎士中隊』ただいま大統領暗殺を終え帰還しました」
「ふむ 見ない顔だな……志願兵か?」
大沢の方に目で合図する
『大統領……』
「大統領官邸で解放された者です
この 軍に身も心も捧げるつもりで入隊しました」
「ふむ……ご苦労 これから君達には
ストーム軍の進行を止める為
最前線に司令官を輸送する命令を下す
志願して、すぐの大仕事だが……
人手が足りない 
今 一刻一秒をあらそう
辛抱してほしい」
そう 検閲の男が言うと
軍服の女が現れる
以外にも若い16ぐらいだろうか
ブロンズの髪が日光に反射する
「黒騎士中隊の諸君
ご苦労 私はこの方面を指揮する
アレンだ
君達の上げた輝かしい戦果は
わが軍の戦線に戦意高揚を必ずや
もたらすであろう
礼をいう」
そういうと 女はPOL38に乗り込む
「………!」
アレンの背中に銃口が当たる
「あんた……指揮官だか なんだか知らんが
利用させてもろう
お互い命はおしいだろ……」
メカを自動操縦にさせたのか……
大沢がコクピットから離れ拳銃を片手に
アレンを脅す
「くっ…… そこの女 黒髪ならば 
この男をはなせ……私は君達に理解ある
黒髪以外の人間だ……」
「うるせえ アマ 黙れ 
いいかフレイア
こいつの言う事は信用するな
こいつは君らを利用するタイプの人間だ」
フレイアは迷った
「あなたがもしそうであっても
私はこの人に助けられました……」
大沢の近くによる
アレンはブロンズの髪をかきむると
呻いた
「理不尽な……この非常時に……
一分……一秒を争うこの時に……」
大沢はブロンズの髪を掴むとアレンの顎を掴み
面と面を向き 殺意をむき出しに睨む
「うるせえ
速く……最寄りの中立地帯を教えろ」
アレンは地図を取り出し場所を示す……
「ウエスト・ストームの南西44・55
安全な進路で この町が一番近い……」
大沢はコクピットに移動し場所をモニターに打ち込んだ

      

      3
「よし まず こいつを売る」
ウエスト・ストーム南西の小さな街
この街を一から作り上げた町の創設者ラン=クロリス
彼女の名誉をとってこの町を『クラリス』と呼ぶ
「進路を中古モビル・スーツ取扱店へ……と」
大沢がそういうと
縛られた女……が口を開ける
「そろそろ 私を解放してくれないか……」
アレンが唸る
「まてっろよ……」
「つきます」
ルーンナイトと書かれた小さな工場
『ようこそ わがルーンナイトへ
わてがこの支店を担当させていただきます
ルーンナイト重工製 
AI(電子頭脳) AKINNDO25でございます
ども よろしゅうに』
AI………前々世紀では全くの現実性のなかったシステムだが、とあるNEC社というコンピューター会社が絶対零度に凍らせた粒子構造をレゴのブロックの様に集め、新たな……粒子構造の集積回路を組み立て作り出した……これにより今まで真空管の2元定理から粒子レベル(原子が真空管の代わりをする)の無限大の選択を行う事ができる様になりさらにCPU、メモリ、などが従来の2万倍のスペックになった、さらに、遺伝子工学などで解明された人間の脳構造をプログラムし現在のAIAKINNDO2020に至る
ただし論理上をクリアしたとはいえその
現実的な モデルの完成まで50年の月日を費やした
「どうも」
『現在の新製品のデータをアップロードしますか?』
「いや いいそれよりだな……」
20分後
『いや あきまへん! 30万エイルです』
「もっと 高く 買え!50万エイル」
『お客はん勘弁してーな
こないなったら わて首つらな もう 一家心中ですわ」
「ばか! AIが吊れる首があるかよ」
『それも そうでんな……いや いくら 色付けても35万エイルや……
どや?』
「しゃあねえ 間を取って 40……どうだ」
『分かりました あんさんには 参りましたは
キャッシュ・デフェンサーを起動します』
札束がAIの下機械からでてくる
「よし これでジープを一台 中古でいい」
『えー このタイプが……』
「この 一番安い奴だ」
『はい 』

アレンはジープに乗り
前線を目指す
後に前世紀の将軍、東郷平八の『Tターン作戦』と
ロンメル将軍の『砂漠の狐作戦』を合体させた
『アレンの采配』は
このストーム軍の前線後退を
成功させた
『アレンの采配』は優れた戦術として
ストーム軍の教科書に乗る
話を戻しそう……

「これから どうするの……」
ジープに乗り 前線へと赴く
アレンを見送りながら フレイアはそう大沢に聞いた
「うむ……ここに残って戦争を終わるのをまってもいいが……
金がな……」
「私は……このまま ここに、いても」
そうフレイアが言うと大沢は
『ルーンナイト』へ歩きだした……
(第一巻終了……続く)

あとがき
『南国を夢見る熊』題5部
『すとれんじ・ストーム』いかがであろうか
『スターウォーズもエピソード1
やったんだから、これもやりなよ』
などと 友におだてられて書いた
このエピソード1
まだ途中であるが
面白さは……
うふふ
である……
今回もかなり、そう
やたらと原稿が進まず
「これからどうすんじゃ」
と自分に突っ込みを入れたりした
この分じゃ
2巻をだすのもかなり
おくれるかもしれない
まあ………それだけ いい作品ができるんだから いいじゃねえか
などと開き直って 原稿を書きます
楽しみにしていた読者諸君
おくれて すみません 
それでは 『すとれんぐす・ストーム2巻』で
(『ドラゴン・アッシュ』ビューティフル・デイズを聞きながら
2000年3月某日 机上)




   

         1
ルーンナイトで購入した
モビルスーツ「NEXT」
に乗りながら大沢はストームの上空を一台のヘリが飛ぶ                   !zx
いや……その改造されつくした
超ギガ級の外見
だれが呼んだであろう
大空魔城……
公安予算の2割を注ぎ込み
巨大ヘリ『アパッチ2020』
を更に巨大、複雑化した
特S級特別公安部隊『サイプロクス』の要塞
バーニァは450本
最大推進力時速400キロ
海中に潜る事もでき
その速さ200ノット
レーダーは340の偵察衛星回線『ROO』
ストームだけでなく 調べようと思えば
世界中のアリの図鑑を作れる
5台の宇宙戦車を詰み
1450台の戦闘機
1200台の爆撃機
6000台の戦闘ヘリ
1200台の輸送ヘリ
1000トン級の戦艦を7隻
を搭載し
何時でも2万の兵の出動を可能
ロッケトランチャー43650トン
S3ホーミングミサイル4520本
120ミリ機関砲400門
内部は会議室から弁当屋まで4万の部屋に別れ
まさに 一寸の隙のない その巨大な城






「あっ……ああ あっ」
フレイアは空に浮かぶ魔城を眺め頂点に達していた
「あれが……ああ 大空魔城なのね……ああ」
ガラスばりのベットルーム
大統領官邸 一度は捨てたこの故郷に戻り
嫌でも上がるテンション
「気に入ったか……」
「ええ…… ああ 駄目もう……だめぇぇぇ」
大沢の胸に倒れるフレイア 
フレイアの中に流れ込む熱いエキス
降りてきた子宮口が精液を一滴たりとも漏らさぬようにと 
貪欲な 愛液を携え 彼のペニスをなめ尽くした……  
「はあ はあ はうん ん……」
唇と唇がかさないあう
「女になったな
フレイア……」
「ああ……う 待ってたの 何年もあなたを……」
首筋を愛撫する舌がフレイアの首を激しく揺らす
髪は乱れ 
空に浮かぶ大空魔城を眺めフレイアが囁く
「あの
鉄の塊……私が最初に見たあの庭園の兵器を思い出す」
「嫌か……」
「いいえ……ただ落ち着かないだけ……」
「いいじゃねえか……」
「ええ……」
怒りや 悔恨や嫉妬の涙の様な凄まじい 感情が
フレイアの子宮から悦びの涙としてながれでた 
「あの夜をもう一度…」

「色が白くなったな……」
大沢が フレイアを見ながらそう言った
「……日光に当たる事が出来なくなったからね……」
日光に当たる事が……というのは
ちょうど1年前のあの事件の性である
今は無き
彼女の妹である キャロル 彼女がストーム最後のテロ組織デザートアサシンを率いて
最後のテロ行動に移した
長引くテロリストと公安部隊の戦い
もともと戦争が嫌いだった
 キャロルとフレイアは和平を結ぶ 決意をした
そして フレイアとキャロルが相対した時
やつれ果てた 自分の妹の姿みた 
「つらかったのよ…… それであんな……」
かって ストリームブリンガー と呼ばれた大戦があった
黒髪とそれ以外の民族の誇りをかけた 戦いが
そしてその戦争の終結は意外で……最悪の形で幕を閉じた
ストーム軍はゲリラ戦で拮抗する 黒髪を倒すのは無理だと悟り
狂った決断を下した
毒ガス エターナル ヴァンピールの配布 
……エターナル ヴァンピール その薬物を吸った者は
5割が 死にいたり それを逃れても 日光に対するアレルギー反応を
起こす 体になるという 物 文字どおり 日の当たらぬ暮らしを強いられた
かって 母の命を奪ったこの 薬 をフレイアとキャロルは飲んだ
自らに呪われた 血筋を絶やすために……
だが これは 不幸と呼ぶべきか フレイアは死ねなかった
日の当たらぬ所で生きなくてはならないという代償を払い
生き延びたのだ……
「……でももういいの 私 この仕事を引退したら
エタヴィン中毒の患者 まだ 何万人もいるのよ……の心の支えになるような
仕事に……」
「……思い出すな」
「え?」
「ほら あの大統領官邸からでた時も 
お前は 色が白かったじゃないか」
「……そう あの時私に自由なんてなかった
日に焼けるなんて 事 経験したのは あの時からずっと後だったわね
わらっちゃうな……いまじゃ 考えられないもんね……」
「……そう……だな」
と 言い終わる直前に フレイアの腕が大沢の体を強く抱き締めた
「ね……え いつまでも こうしていたいな……」
深い悲しみを堪えるかの様なフレイアの言葉のなか
「ああ……」
大沢は 目をつぶっていつまでも放さない
 フレイアの黒い髪を撫でた
































「くそ 何故だ」
「……わたしがやったのよ」
「……?……! なんだと?」
「いい 
この世界は絶対的な力が無いのよ」
「??」
「私は今まで 生きてきたのは……絶対的な力があると信じてきたからよ」
「……それは理想か?」
「ちがう絶対は 唯物論的に それは確実に存在する……
絶対的な 死と いう物が」
「………」
「いままで 幾つもの いろいろな人間を見てきたでも 
全てに違和感があった ……もちろん自分自身にも
でも分かったのよ」
「……」
「この世界は 本来進むべき ベクトルを示してはいない 
そう 外に向かうべき力が 内に向かっているだけ」
「……」
「それは 絶対的な存在に対する 憧れよ……」
「………」
「私は この絶対的な力に魅了された……
 いかなる人間であろうと
いかなる 権力を持とうと いかなる 力を持とうとしても」
「……兄弟を殺されてそれを悟ったか」
「……ええ でも黒髪の為でもない 自分自身の破滅願望でもない
ただ 絶対的な力をこの世界に示したいだけよ……」
「患者を救いたいと言ったのは詭弁か!」
「……そうとも いえるわね でも これで 楽になれるのよ
私たちの姉妹も 死ぬ時は安らかに死んでいったわ……」
「神にでもなったつもりか……」
「ええ 死神にね……」

ヨーロッパにラグナロクという言葉がある
北欧に伝わる アイスランドサガは
全ての神や神話に登場する全ての物 を巻き込んだ
世界の破滅が訪れる 
それは 最高神オーディンであろうと 破滅は訪れる
神話が人を表すのならば あえて 終末を描くのが筋ではないだろうか
死はここに訪れて 
逆説的に 子宮にやどる胎児をたどれば なにもないように
この話後には ただ無のみが……宿る 



6月24日今日はむちゃラッキーな事があった
なんと電車のなかで大体25・6ぐらいのおね-さんの胸が見えたのだ
やった 事は 熱い電車の中 だりいい という空気がその場を充満する
うー とうなりながら俺は 一人 ドアの方に行った
すると いいかんじに熟れ熟れのおねーさんのブラウスが片方外れている
うひょ と思いながら ジーッと見ていたら 急に座り込んだ
なんだ なにが起こったんだ と思ったら携帯電話のメール
っと…… なんとおね-さんの胸が見えるじゃあ
ありませんか うおおお こいつは 外道ボディニアンかあ(BYメガテン)
とどきどきしながら見ていた 至福 いやこれ以上に 比喩は出来まい
そのあと大宮あたりで おねーさんが降りた後のってきた女の人が
村上春樹のダンスダンスダンス(講談社文庫)を見ながら 耳を赤くしている
(あとなんだか 油の据えた様な匂いがした 興奮してんのか いやこうふんしてんのは俺か!)
うひょ と思いながら 除き込むと
OOOを加え込んで うんぬんという 文章 なんじゃこりゃ 
帰りの電車も 黒いタイトなシャツと ズボンに白いカーデガンの女の人
髪は金髪で 短めに上 軽いウエーブがかかっている むちゃ好み
の女の人がいて むちゃくちゃ興奮してしまった というか
眠ったふりをして ズボンに食い込んだ オマンコの形を眺めて観察をしていたら ついつい俺の息子が 息子が 息子が
うあああ しかも降りたのか蓮田駅だった またあえないかな理想の女性像 
年はセックスの快感に覚め30頃
色気ムンムンで艶っぽさが体全体を支配している感じ
(ただし 人妻は……そそるけどパス!)
もしくは 月の光が照らす 出窓に座り 孤独に思いを 馳せる
様な絵が似合う(勿論 服装は紺のイヴニングドレス)感じ あー憂鬱そうな感じか
目付きは 妖艶な色目が冴える 
縦長で大きな黒いはっきりとした 感じで 時々 暗い過去を思い出す様な 影のある目付きをしてくれれば言う事なし
眉毛ははっきりと強気なかんじで 怒ると ややつり上がるぐらい
鼻は 高く正面からのコントラストで影が出来るぐらい 
整ったはっきりとした感じで顔の中で最も 目立っていても構わない
唇は 椿の様に 妖しく 赤く つぼめても 形を損なわない
舌が いやらしそうに 舌なめずりしてくれれば それだけで至福
輪郭
は 猫型で 全体を覆い尽くす様な感じで はっきりとした顎・首は顔を支え
る様に 太くはっきりと
髪は 漆黒の石炭を創造させる程 深く 水を弾くような 艶を秘め
かつ ちじれげでだらしなく 前髪を片目を隠す様にいやらしく垂らしてくれる
しかし 全体を垂らすのではない それじゃマジつまんない
寄せて 輪郭を愛撫する様に 段々と細くなっていかなくてはならない 
髪の毛は後ろで止めて垂らす
ただ 持て余す様な ストレートではつまらない
 赤いリボンなどでさり気なく 止めているのが 美しい
体は 肩を あらわにする ドレスが似合う 調和のとれた(天使の様な理想をおい続け過ぎたダイナマイトバディ
では無い 悪魔のような 調和 である)体 不健康な 色でも いい
ただし 白すぎるのは嫌だ それから 警官の制服の様な 暑苦しい 服装も似合う
そこまで 妖艶ならば言う事は無い(ボンテージはちょっと……) あんまり軽すぎる のが似合い過ぎるのも嫌い
やっぱ ふかーい 色 紫とか 深緑が 似合う感じ
あ それで 煙草の銘柄は ホープとか うーん モアメンソールとかを
深く吸い込んで ゆっくりと吹いてくれればいいや
「乾いた 味ね」とかいってくれたら 最高
話題は勿論 ラップ……いやR&Bで盛り上がりたいなあ あ ブラックミュージックを教えてくれる様な 大人の女性 『YOU KNOU SEY?』 
ていうか アナログ板を使い慣れてて なおかつ ターンテーブルがお気に入り
香水は 汗の匂いを書き消すぐらい 甘く強い感じ
で好きな食べ物は うーん ローストビーフかな あ 意外な所で
コロッケがすきってえのもそそるなあ
エッチはやっぱ 騎乗位 で声は 月の光の温度 をとじこめたような
秘めた 暖かい声で 喘いで くれたら ああ そのまんま死んでもいいや俺
それから 吸い込まれるぐらい 深い 賜物ならば 俺は 俺は 
そのまま飲み込まれて 『あなたの色にそめてぇーん』とか叫びそうだな いや 俺が……フェラは勿論 目をつぶって くれないと あと 終わった後は肩をもんで
あげたい うわー 肉感は 猫の様で かつ抱擁力があって 何となく
土の暖かさや匂いが感じられる肌
初めは いやらしく だんだんと みだれながら 目をつぶって絶頂に上がって欲しい
ちじれげが 薄暗い ライトを いや圧搾した空気をみだす様に 
官能的で情熱を秘めた 艶やかさを解く 絡まった鎖に様に解いていく感覚をあじあわせてくれたら んあー 
寝顔は とぎれる事のない砂時計の様で 暖かい体温と熱っぽい呼吸をしてくれる
そして 壊れた時計の様に静かに横たわってくれればいい あと 目が覚めたら 横たわったまま
ほほ笑んでくれたら いいなあ うー うー
それから 白いシーツを掴んで 胸を隠してくれたら おお

全体の感想 ……ちょっと キャバいかな?というか森高ぽくないかこれ?

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