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2015年7月13日 (月)

1mポンド 2400円 秋の情景 秋の影を 追うと やがて 巨大な 影を写しだした  それは 高台であった…… 私は 秋を探しに 高台へ出かけた みれば この高台は 山の斜面を切り崩して 作った様で  結構 急な 上り坂であった そして 中心は トンネルが開通してあり  左右に大きく広がっている パノラマ的な視覚的作用が より効果を発揮していた 遠くから 見ると なるほど 小さな笹や ヒイラギなど が 微妙な 色彩を 緑で統一 されている 様でいて しばらく見ていると それぞれが 独立して  この高台を 彩っていることが分かり 思わず それらが 目の前に飛び込んでくる様な 錯覚を感じさせた  秋の色彩というのは 夏と相反して 夏の下でスクスクそだった 青葉の様に 一寸の隙もなく 明るすぎる 陽の光 のしたで  つやを帯びて 輝く様な 物と 性格が違い 様々な 複雑で 赤や 黄色などの色が混じり合って  できている ことに気が付いた  例えば 蔓は プラスチックの 様な 人工物を彷彿させる  不自然なまでに明るい緑色をした物も あれば 一夏という 時期を遥かに越えた年期を 感じさせる ほどの 古ぼけた黄色 と 黒い斑点を 身に付けている 物もある 笹は それぞれの 長い葉 が 躍動感に溢れ 長くしなやかに伸びている  のである さて それらを見ながら 少々 興ざめだったのが  大きな シダ科の木が 突拍子もなくはえていることだった  このシダの木は 巨大な 上に シダ特有の 柔軟な それでいて  何処かしら 生物的な 感触が 生理的にきらいだからだ あの特有の 幾重にも 一本のはように付いた なが細い 葉 黄色もあれば 緑もある そんな 葉っぱの根元には 根元に 三つ 赤い 実が 付いていて どうしようなく   目玉がこちらをにらんでいる様で 気味が悪かった  この木がなければ どんなに よい事か……と考えてながら さて 石段で 作られた 階段を上ると  途中 様々な 青い いぬふぐりやデイジ-など 下からただ漠然と 眺めていたのでは 気が付かなかった 秋の色彩にふれた   を  三重ほどの石段が続き 少々 疲れてしまい  ベンチに腰掛けた  さて ベンチに座ると サラサラという 木の葉がこすれ合う音が 聞こえた  上を見上げると 白い 鉄の棒 が 交差しているのが見える  それは 幾重にも 連なり 直射日光を遮断する  しかけを 作る為の 物であった  構造を簡単に説明すれば 柱を 四本建て  一本の木 植物ならば当たり前だが 根っこから 葉っぱが 付いた   枝を その 鉄の交差によって すくい上げ  その上でしか 育たない様に する仕組み で たわわに その あふれんばかりに 鉄の交差の四方の端から 飛び出さんばかりの いや 人間の手では 抱擁できない その育ちきって 垂れた 緑の 葉っぱたちの 擦れる音であった  また その木を伝って つるべが らせん状に 巻き付いて  その交差の上で 青々とした 本来の木に 更なる 深みを与えていて  やすらぎを増す 空間にしていた    木漏れ日を 感じさせる様に設計したのだろうが  あいにくの 秋の曇り空で 木漏れ日から感じる 逆説的な すずしさ は 受け取れなかった が その擦れる音を聞くだけでも 心が癒される などと考えているうちに  いつの間にか寝てしまった …… 私は 目が覚めた 脳のなかの はっきりとした部分が 幕が上がる様に ゆっくりと視界が開けてきた  何も 考えない無為自然な状態で 体を起こすと  そこには 目を覚ます様な 光景があった 秋の曇り空 のした 緑色が…… 先程 のシダの木が 秋の不安定な 風に揺さぶられて  まるで 木漏れ日を見え隠れするかの様に 黄色い 葉と 緑の葉を 動かして いた  それは 海の 流れる波の上で 輝く 太陽の反射している姿によくにていた ザザ-ッ ザザ-ッと音を立て 緑の 極細部 の 作られた 葉っぱが うねるように  その緑が 鳥の羽ばたきの様な 躍動感を示し  木全体で その風に乗り 秋を体現しているではないか そして 赤い 木の実も また その 躍動感に溢れた  光景に 動きを与えていて 美しかった この高台には 様々な木があるが この様な芸当ができるのは この木だけだろうと   緑色の深さが その 影を落とした様な 秋の 黄色い大気  を閉じ込め セピア色にした この 光景のなかにあって とても 幻想的で 美しいものであったし 奇妙な 情感 と 感覚も感じ させてくれた  言葉にすると至極 つまらないものだが 木というのは 寄らば大樹の影だとか 動じぬこと 森林のごとし だとか その直立不動というスタイルの為か 静動 でいえば 静止の方に 思考が傾き それをそままま ダイレクトに受けてめている 訳で まあ いいや あとは 言葉にすると『つまらない』ので省略 さて 高台からおりつつ その木を眺めてみると なんの変哲もない しだの木に変わってしまった  先程までの 奇妙な感覚は得られなかった  さらに 高台を降りてしまうと シダの木には 興味が無くなってしまった(2002年)

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