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« おやしき・もの         日記を開く 彼女  メイドの黒木は 新たな文章を 考える為  訝しげに ペンを持ち 思考を目の前の今窓の外に見える 雲の様な真っ白な紙に移す作業を開始した   今日という日を  書き残す為……  佐奈との遭遇 4月 今日から新しいお屋敷で雇われる ことになった 黒いショートカット  鋭いながらも 鋭利な思考の持ち主 と分かる 目  そんな 彼女 黒木の目に二人の 夫婦が目に映る  「君が黒木君か よくきてくれた」 灰色のスーツを着た 男 黒井 髭がどことなく  | トップページ | 突撃兵(アサルト) »

2015年4月25日 (土)

 はその日 スラムの通りに腰を下ろし 青い空を眺めていた ラクロスの崩壊から 丸、1ヶ月めまぐるしい 変化をこのストガリア大陸 ではおこっていた 聞いた話で一番、大事だとおもったのが 王国の飼っていた 十二星騎士団の分裂だった 王国の近衛を務めていた 獅子座重戦士隊と 騎士団の指揮官や重役が 占める山羊座騎馬隊の戦いは 国王殺しの乙女座聖堂騎士団 を巡っての戦乱に発展してしまった まあ、もともと仲が悪い奴等だったんで これはおこるべくして 起こった……と言っていいだろう 山羊座の言い分はこうだ 『王の玉座を座る者がいない 今、我々は法王に忠誠を誓う これは百年前、 ラクロスの定めた 王と法王に忠誠を 誓う法にのっとて行った行為であり  法王を逆賊とする、彼等こそ法を 無視する愚かな犬の集まりである』 まあ やっこさん貴族の出が多い からな王族に対して反発心を持つのは 分かるなあ…… にたいしての獅子座の言い分は 『騎馬隊の行った行動は確かに正しい しかし、なにゆえ王を殺した者をかばい 法王をでっち上げ  『テグツ』(発音が若干違うのは混乱の 為だろうか)と言う国を建立する この事は果たして……正しい事だろうか これは王国の権限を失わせ なおかつ、祖国を踏みにじろうとする 彼等の姑息な策である』 とか、なんとかいっても 奴等が恐れている物は 近衛兵の消滅に他ならない 何しろ戦場に立つ必要の無い 軍隊だからな とまあ戦力が2分した訳だ 戦力的には元々騎士団の 連隊や旅団を指揮した 将軍の下に集まる山羊座びいきの 奴と法王が所有するテグスの騎士団 貴族の金で作り上げた私設騎士団 が山羊さんの戦力って所だ に対する獅子座は……  乙女座聖堂騎士団の面子を潰した と大怒りの反テグス聖堂騎士団 王国に訳有りの傭兵団と ラクロス復興をと言うか王国に 残っていたので食い扶持に困って 志願兵部隊に入隊した 王国復興を掲げる 一般市民と残党兵 4対6って所かな厳密には 本当にやり合った時 テグスの奴等が手を貸す とは思えねえから……3対6…… いや、訓練をつみ 真面に戦える志願兵は今の状況 ではプラスする事は不可能だろうから どちらも似たりよったりか 純粋に計算すればだ それより ああ……全く動きが無く 不気味なのは カタールとバルバロッサ……それから 国王殺しの当の本人乙女座 聖堂騎士団長シルヴァ 多分……カタールとバルバロッサは 今の騎士団同士の争いを 罠だと思って手を出さないんだろう 王国崩壊すらも虚報だと思っている、きらい があるし……そして、シルヴァの野郎は良く 分からん、身柄の拘束は現在 中立の立場を保っている 海軍に預けられた噂もあるし、 獅子座の奴等が正確れば テグスがかくまっているんだろう それ以外では 発狂説……暗殺替え玉説 どれの可能性も否定できないが 信憑性は獅子座以下だ そして、魔物たちは最近 姿を見せないが 三日前から王国の墓地地帯で 巨大な影を見た奴がいる 宝を隠す為の噂だとしても いいところを突いているかもしれない あそこは例の事件で最もダメージが少なく それは、霊的防御策がしいてある 為だろう すなわち、奴等があの場に興味 を持たないはずが無い            においは米を作る畑の乾いた時のにおい いかついまるで図鑑のゴリラを連想させる 口にほうばるとスーとしたを指す 背中に冷たい物が垂れる と言うか、背中が肉体でない感覚をさせる それから 感動に似た 煙草のクールを何十本もまとめて吸った様な 頭をパーと明るく照らす そして 目が指される様な 球場のライトと言えばいいか 光を集める様な感覚で周囲が明るくなる 緑 黄色 が光をスッポットライトを 当てた様な点を集めてさらにこくした 様な鮮やかさを発する 足がバタバタし始める 遠くの景色が陽炎の様にゆらゆらし始め 頭の中で 『走る 走る 走る 走る (きんにくマン{コーラス})  あぁあー こぉんなにぃ(下がり調子) うぁぁいぃぃが無けれーば スウ・パァー ヒーローにぃやあ なれぬのかぁぁ(上がり調子) きんにくマン  フゥアイヤァァ(ヒート) 』 と聞こえる うむ こんな 感じだ 『尺八の音』 『ブッタの休日』 『大掃除』 『ドラゴンアッシュ』 『ユウ・ザ・ポイントのジャケ』 『人間発電所』 『117』 『キングギドラのコネクション』 『クラッシュグルーブ』 『1/2400分の夢』 『KOOLの箱』 『こち亀の背表紙』 『RETURN OB THE BUDDHABUROS.』 『と学会白書のオビ』 『大航海時代の陸地』 『シャカゾンビの大怪我』 『シャカゾンビの君はなに色』 『キミドリ』 『サッポロビールの注いでくださいいいものだけを』 『TWIGYの文字が地平線でゆらゆらしているジャケ』 『ツツイヤスタカ』 『DJホンダのクラッチ』 『クイックジュパンの文字』 『ソシテテンマデンボロウ』 『宇宙戦艦大和の全体の雰囲気』 『乾いてないペンキ』 『花差か爺さん』 『ベネトンのリュック』 『ネイキッド・アーツ』 『ダンクシュートの瞬間と歓声』  色々な物が綺麗に見える ラップがジャンキーの耳の救世主だと言うのが分かる  ここは宇宙戦車のなかです  宇宙戦車は2055年地球圏の隕石落下を想定して アメリカのマサーセッツ大学のイシアラ=トビ教授が作りました この艦は日本の石油タンカー『太陽丸』を改造した物です 現在、地球の西北にある星を目指しています …………着信完了……… 博士はコンピュタ-のモニターを眺めました 『はて……こんな報告誰が出したのかな』 モニターと言っても頭の中にある映像です 『そうか 卒業生だったか』 と頭を三回ほど叩きました(これはこの博士の癖でこれの為に教授時代に目覚ましどけいとあだ名がついた事もあります) するとこんんな文章が……… さいばーぱんくりろんができてごじゅうねんたちました きねんぱあていをひらきます このパー体の酸化を記棒の肩は 次のアドレスにアクセスしてください OOOOPPPS……… 『おや調子が悪くなったな』 と博士はおもいました 『しかし……サイバーパンク理論の成立は75年のはずじゃなかったかな………いまからゆうに百年は経っている……おかしいな』 博士はアドレスを探索にかけてみました ようこそ  サイバーパンクを愛する我が同胞よ この世界に戻ったのは私と 宇宙戦車が七つのときだ このタウンは一つの節目を迎えているそれは私の研究した 真サイバーパンク理論 ノ実証を行えないのが 私が死んだ為だと考え六十年 長かった歳月もすでにそこに来ている 六十年の歳月をおかしいと思うか それは違う コンピューターの世界は縦横斜めの 三次元を超えた 私は四次元空間をコンピューターのプログラミングにより作り出したのだ まわりを見るがよい そこにはなにがある 見慣れた風景か それともお前に懐く ペットか そこには何の心理もない 私のことばにうそない 嘘とは何と嫌らしい言葉だ では本題に入る私の研究を教えよう 私は宇宙戦車の中で 3つの学習を行った その一つとして 人間の進化について 私は一つの発見をした 人間は進化によって物を作るのでは無い 物によって進化するのだと 例えば火これにより猿は猿人に 猿人は武器により原人に 私はふと思い付いた ニュートンのリンゴの落下の様に 物にインスピレーションを 貰っているの無いかと そこで 私はインスピレーションを育てる 研究を行い 限界まで自分を訓練した その結果 一つの数式を見ただけで ときかたつまり公式を 1分たらずで理解できる様になった しかし……ワタシは…… 自分の発送を実現する為には さらなる段階へ駒を進めなくては いけない事を知っている つまり自分自身を改造した 脳を肥大化させ 知能指数を上げたのだ 恐ろしい事に 私のインスピレーションハ 100/1秒を切った そこで私は 自分を縮小化させたのだ いや 脳細胞を一つの リゾームの部品として作り替えたと いってもよい これはAIチップという 古い時代のコンピューターの部品から 思い付いた物で 現在私の持つ脳を一つの 真空管とする それを集め集積させ さらなる高性能を作り出す いわば一つの生物の部品では無く 惑星……いや 宇宙を作り出したのだ 私のインスピレーションは もはや数字では表せない物となった わたしは更にこの作業を繰り返し 最初の脳が粒子に近いものとなったとき 宇宙空間の星を眺めた その時 この宇宙戦車が 隕石に当たるのではないかと直感した わたしは脳の中で 宇宙線の速度 星の全体位置 星の軌道のパターンなどを 無意識に計算し予測した 私は脳に特殊なコーテイングを 施した その時だった この宇宙線に隕石がぶつかったのは これは何億分の一の確立だろうか 粒子化した私の脳は回りにちらばった その時だった 私がニュートンの引力の発見の様に 光のなか 時間のプロセスが見えた 一つの脳が光の速度を越えた そして……私はこれに 元ずいて数式を導き出そうと決心 したが不可能だった そこで私はここにプログラミングを作った 我が同胞 光となるのだ ニューロンよりも軽く…… 思考よりも速き…… 光に…… 光…… 通信 が届く…… そいつを倒す事は誰にもできない 私は一人 爪を持ち 新たな主人へ 召喚される 一人のしもべ かの者に 力を貸し 優越を与え 中略 液晶のモノクロ画面に 一匹のモンスターがうつしだされた 『オオリュウ きょだいなつめと あかいめがとくちょう……… はその日 スラムの通りに腰を下ろし 青い空を眺めていた ラクロスの崩壊から 丸、1ヶ月めまぐるしい 変化をこのストガリア大陸 ではおこっていた 聞いた話で一番、大事だとおもったのが 王国の飼っていた 十二星騎士団の分裂だった 王国の近衛を務めていた 獅子座重戦士隊と 騎士団の指揮官や重役が 占める山羊座騎馬隊の戦いは 国王殺しの乙女座聖堂騎士団 を巡っての戦乱に発展してしまった まあ、もともと仲が悪い奴等だったんで これはおこるべくして 起こった……と言っていいだろう 山羊座の言い分はこうだ 『王の玉座を座る者がいない 今、我々は法王に忠誠を誓う これは百年前、 ラクロスの定めた 王と法王に忠誠を 誓う法にのっとて行った行為であり  法王を逆賊とする、彼等こそ法を 無視する愚かな犬の集まりである』 まあ やっこさん貴族の出が多い からな王族に対して反発心を持つのは 分かるなあ…… にたいしての獅子座の言い分は 『騎馬隊の行った行動は確かに正しい しかし、なにゆえ王を殺した者をかばい 法王をでっち上げ  『テグツ』(発音が若干違うのは混乱の 為だろうか)と言う国を建立する この事は果たして……正しい事だろうか これは王国の権限を失わせ なおかつ、祖国を踏みにじろうとする 彼等の姑息な策である』 とか、なんとかいっても 奴等が恐れている物は 近衛兵の消滅に他ならない 何しろ戦場に立つ必要の無い 軍隊だからな とまあ戦力が2分した訳だ 戦力的には元々騎士団の 連隊や旅団を指揮した 将軍の下に集まる山羊座びいきの 奴と法王が所有するテグスの騎士団 貴族の金で作り上げた私設騎士団 が山羊さんの戦力って所だ に対する獅子座は……  乙女座聖堂騎士団の面子を潰した と大怒りの反テグス聖堂騎士団 王国に訳有りの傭兵団と ラクロス復興をと言うか王国に 残っていたので食い扶持に困って 志願兵部隊に入隊した 王国復興を掲げる 一般市民と残党兵 4対6って所かな厳密には 本当にやり合った時 テグスの奴等が手を貸す とは思えねえから……3対6…… いや、訓練をつみ 真面に戦える志願兵は今の状況 ではプラスする事は不可能だろうから どちらも似たりよったりか 純粋に計算すればだ それより ああ……全く動きが無く 不気味なのは カタールとバルバロッサ……それから 国王殺しの当の本人乙女座 聖堂騎士団長シルヴァ 多分……カタールとバルバロッサは 今の騎士団同士の争いを 罠だと思って手を出さないんだろう 王国崩壊すらも虚報だと思っている、きらい があるし……そして、シルヴァの野郎は良く 分からん、身柄の拘束は現在 中立の立場を保っている 海軍に預けられた噂もあるし、 獅子座の奴等が正確れば テグスがかくまっているんだろう それ以外では 発狂説……暗殺替え玉説 どれの可能性も否定できないが 信憑性は獅子座以下だ そして、魔物たちは最近 姿を見せないが 三日前から王国の墓地地帯で 巨大な影を見た奴がいる 宝を隠す為の噂だとしても いいところを突いているかもしれない あそこは例の事件で最もダメージが少なく それは、霊的防御策がしいてある 為だろう すなわち、奴等があの場に興味 を持たないはずが無い            いかついまるで図鑑のゴリラを連想させる 草のにおい 口にほうばるとスーとしたを指す 背中に冷たい物が垂れる と言うか、背中が肉体でない感覚をさせる それから 感動に似た 煙草のクールを何十本もまとめて吸った様な 頭をパーと明るく照らす そして 目が指される様な 球場のライトと言えばいいか 光を集める様な感覚で周囲が明るくなる 緑 黄色 が光をスッポットライトを 当てた様な点を集めてさらにこくした 様な鮮やかさを発する 遠くの景色が陽炎の様にゆらゆらし始め 頭の中で 『走る 走る 走る 走る (きんにくマン{コーラス})  あぁあー こぉんなにぃ(下がり調子) うぁぁいぃぃが無けれーば スウ・パァー ヒーローにぃやあ なれぬのかぁぁ(上がり調子) きんにくマン  フゥアイヤァァ(ヒート) 』 と聞こえる うむ こんな 感じだ 『ブッタの休日』 『大掃除』 『ドラゴンアッシュ』 『ユウ・ザ・ポイント』 『人間発電所』 『117』 『キングギドラのコネクション』 『クラッシュグルーブ』 『1/2400分の夢』 『KOOLの箱』 『こち亀の背表紙』 『RETURN OB THE BUDDHABUROS.』 『と学会白書のオビ』 『大航海時代の陸地』 『シャカゾンビの大怪我』 『シャカゾンビの君はなに色』 『キミドリ』 『サッポロビールの注いでくださいいいものだけを』 『TWIGYの文字が地平線でゆらゆらしているジャケ』 『ツツイヤスタカ』 『南国の夢を見る熊』    虐げられた……後の一服は旨い   そう、サウスストーム……の酒場『バロン』で、 天井を蠢く紫煙をみながら 大沢亨はおもった 「あんた これでも吸いなよ」 と手渡された 一本の葉っぱのたば においは米を作る畑の乾いたにおい いかついまるで図鑑のゴリラを連想させる 口にほうばるとスーっとした刺す 背中に冷たい物が垂れる というか、背中が肉体で無い感覚をさせる それから、感動に似た 煙草のクールを何十本も吸った様な 頭をパーっと明るく照らす そして目に刺さる様な 球場のライトといえばいいか 光 色が飛び込んでくる 特に ミドリ 黄色が光をスッポットライト を当てた点を集め更に濃くした様な 鮮やかさを発した 赤は白や黄色に点滅する様に……   ボードレールが『美しい 天国のガラスは 無いのか ああ 綺麗な硝子 綺麗な硝子』 と怒鳴ったのもうなずける 足をばたつかせたくなる 遠くの景色が陽炎の様にゆらゆらしはじめ 頭のなかで 『まわせ まわせ (ぶっ飛ばそう) やぁぁぁすぃぃぃ さけ 飲む程 俺は お・ち・た・の・か この一服 さいこおおおう』 と聞こえる ふらりと入った酒場 でこんな歌を聞きながら我に返った ト・ラン・ペットが・響くよ『ブ・ロロロロ』こ・ん・な所には『タン・タララララ』 こんな・所・には・もういられない…… と……酒場の歌手の歌声が聞こえる 『俺は、何故こんな目に遭わなければいけないのか……』 そうゆっくりと 怒りと気が狂いそうな程の 頭の……クラクラする空気を振りほどきながら……そう例えるならば… 積み上げられたブロックではなく 崩れちらばったレンガの様な 大沢は氷ついた思考を動かせる…… 宇宙世紀0040年 酒場バロンは 酒場特有の…… ならず者の物笑い……や金と薬のやり取り 博徒の気前のいい賭博の声は聞こえない あるのは……既に生きる意欲を失った 人生の脱落者が吐きだす溜め息 そして、なけなしの自分すらも 踏み付けにされた…… 者の吐きだす怨念……あきらめ…… 自分達の大地を追い出された 先住民も見せないであろう 陰鬱な影を落とした横顔…… そして…… 若き死への誘惑…… それら、澱んだ空気のみ……が 支配……する…… 街のアウトサイダー達や この街に生まれた者ならば 必ずこういうだろう 「そうっとしておいてやれ」 と近寄らない特殊な……場所……         「大沢のアニキじゃないすか 豚箱からでてきたんすね」 そう……古い友が声を掛けた 意外な人間との邂逅…… 少々と惑いの色を隠せない…… のが普通だが…… 「お前は……『騙し屋』のフーか奇遇だな  こんな所で……どうした」 今の大沢には物怖じをする程の 精神的な余裕は無い 「恋人に……へっ…俺が悪いんすけどね」 「そうか…… ところで 今の俺をどう思う」 草の先端から、立ち上ぼる煙…… 深い灰色が水に絵の具を落とすように 広がり色を失い空気と同化する 「あの仕事を失敗して指切りにならなかった だけでめっけもんじゃねえかって……ね 札付きなんざたいしたことねえすよ」 「だがなくしたものが多すぎる」 「なくしたんなら……作ればいい」 一人……低い声が割り込む 「……誰だ」 大沢の目に一人の男が映る 灰色のコート 灰色のハンチング・キャップ 「君に話がある……済まぬが『騙し屋』君 君には……向こうにいって貰おう」 ……彼の目にはこの…… 大沢という人間をどのように映すのか…… 「ラム・バーモンを一本 俺はあんたが前に居た…… サウス・レットロウの 『影の軍隊』の一人さ…… そしてあんたに惚れ込んだ男だ」 「俺は……昔の事は執着しない質でな 賞金稼ぎを雇うなら 俺をほって……探したほうがいいぜ……」 大沢は男にヤニ混じりの唾と掃き捨てると せせら笑う様にそう言った 「『南国の夢を見る熊』が動きだしたのを 知っているか」 「……!」 「『S/T/P/O/28』もだ 奴等の裏にはシャープマーダーが付いてやがる サウスストームの街は穴が空いた」 驚愕と戦慄そして……大沢の目に 光が宿る 「シャープマーダーだと……? 奴が息を…… 吹き返したのか 今度は 誰がシャープマーダーを継いだんだ」 跳ねる様なピアノが店の中を響く 「そこは……よく理解からんが あんたしか奴を倒せない 皆そう言う 食らい付いたら 闇に葬り去るまで戦うあんただ このサウス・ストームの街に開いた 穴を埋めてほしい」 男はラムバーモンを口につける 「………そうか 奴等…… 『南国の夢を見る熊』…… 『S/T/P/O…… 面白い…… お前…… 奴を倒す為に手を貸してくれる んだな」 「無論……おなじ……商売の者同士 この世界は一人倒れたら……皆で 手を出し助けてやる…… それが常識だ…… あんたを…… この酒場で死なせる……には…… いかない」 酒場の重い扉が開く 冷たい冷気が店内を駆け巡る 一人の賞金稼ぎが戦場へと赴く 片手に銃 心にトランペットを響かせながら 2  ビート・ストリート サウス・ストームのドル箱 アナログからデジタルの奏でるシンフォニーまで 世界各国のありとあらゆる レコ屋……楽器……クラブ……そして…… バンドやDJたちが集まる ある者は心を癒す為…… ある者は楽器を奏で 音楽という羽毛で包み込む為 やさしさ そんな思いが具象化した街 そこの一つのクラブ『ヒップポケット』で あるラップ・グループが客を沸かせていた 「YOチェックリサーチ DJランカスター・オン・ザ・セット MCハードコア・イン・ナ・ハウス・ショー イエエ」 マイクマスターの掛け声と共に 一人の男がマイクを片手にステージを上がる 強化防護服に身を包み…… 回りには4・5人の男達 DJの肥えたビートが指先から迸る 「ヘーイ ヨウ キング・レペゼン・ナ・ハウスショー 盛り上がってるか・盛り上がっている奴は声だせよ SEY/HOO」 「皆さん手を上げていきましょう」 「手えあげろ! 手えあげろ!」 「オラオラ安い酒のんで 酔ってんじゃねえぞ……いくぜ イエエ  まずは見せます俺の手の内 チャカMC達がにげだすよな手口」 回りを囲う男達が拳を 歌う……一人の男に飛ばす がダックでかわすと蹴りをお返しにぶつけた 男がふっ飛ばされる 「くらわす正に一撃必殺 軽い会釈で始める挨拶」 軽い会釈をすると回りを囲う 奴を一人ずつ丁寧に掴み掛かる 「てめえらがいつも破る法律も くそみてえなワイロ好きなポリ公も 俺を 誰にも止められない やめられない ヤンチャなお前らがいるからさ マザー ファッカー ぶちかまそう 『壁に書かれた文字の様に』 やっちまおう 俺らは無敵のアウトサイダー」 回りを囲う男がいなくなると 大歓声が上がる 「男気 見せてやるぜ 文句ある奴は土俵にあがれ」 二、三人の男がステージに上がる 一人は黒眼鏡……気質では無いのが分かる 「おらみておけ」 黒眼鏡を男の顔から掴むと 地面に投げつけ……踏みつぶした その後…… 彼は無傷でステージをおりた   クラブのVIP・ルーム 大沢とハンチングキャプの男は 例の男を待っていた  「……」 「……デモテープですか?」  大沢は男を上から下までゆっくりと眺めた 声の気迫 いわば言霊がこの男を作ったのではないだろうかと思わせる 鋭い…そんな感じのする男だと 大沢は感じた   「いや……そうではない…… 俺を忘れたとはいわせねえぞ MCハードコア 昔の名前で呼ぼうかマイクファイター…… 本名 布令・武 俺だよ……昔…… お前の世話をしてやった マスターフォーだ」 「……マスターフォー…… マっさん ……久し振りです その後どうですか…… あ……このあと遊びに行きませんか」 「うむいいな」 マスターフォーの口許がほころぶ 「あ……俺そこそこ収入も増えてきたんで ちょっと高めの店にも顔をだせるんですよ どうですか…… へへへ…… マっさん好みの 若い娘そろってるんですよ」  「ふふふ 嬉しいなお前も俺と対等に……」 「おっおい」 と大沢が肘でマスターフォーを制す 「あっ……と 君の好意は嬉しいが 一つ聞いてほしい事がある 実は……」 最初は笑顔のラッパーだが 話を聞くうちに顔色が変わる 「はあ?…『南国を夢見る熊』をつぶす? ……から手を貸してほしい…… じょ……冗談でしょう」 「いや……俺は本気だ」 「そりゃあ……奴等をよく思わない 奴も多いし…俺もその一人ですがね……」 ドガァ サバイバル・ナイフがテーブルの上につきささる つきささったナイフの先……握り締める ナイフの柄 DJランカスターの怒りの目が大沢達を向く 「バカヤロウ……テメエら 俺の相棒を…… あの頃に戻そうっていうのか……」 「おっ……おい……」 「こいつは ラッパーという  今の業で満足しているんだ こいつの歌で幾人の人間が 心を癒されたか…… それに……」 「……分かった……言うな…… ……俺が悪かった…… いい友達を持ったな」 マスターフォーが立ち上がった ビートストリートの喫茶店『ハードロック』 DJランカスターは煙草に火をつけると ケムリを飲みこみ 吐いた 「俺は……マスターフォー 奴のことは知っている……」 DJランカスターが睨む 「俺の相棒の世話をした事もな だが恩を返すつもりならよした方がいい そう……だろ」 MCハードコアはちょっと思案すると 言葉を返答す 「それは分かっている…… お前が言う事は確かに正しい だがな……俺はあの時……アマチャンだった そしてな ここに来て自分を磨く為 日々精進してきたんだ 今 それの成果が分かる時が来た んじゃないかってね だって そうだろ今日の俺の ライブを見ただろ あんなマイクファイトを繰り出せる のは……俺だけしかいない 成長した俺を見て貰っても……ましてや マスターフォーの助けになるなら… なおさらね こんな事……言うのはさ……俺 本当は嬉しいんだ本当に尊敬できる 人に久し振りに会えて……」 DJランカスターは天井を見上げる ともう一度相棒の目を見た 「そうか……無理に引き止められたんじゃないのか…… そうか…… 好きにしろ……」 「ん……お前いいのか……」 「ああお前の考え確かに分かるぜ それに俺のよく知っている お前の性格だ……止めてもいく……だろ だが……これだけは忘れるなよ 背負っている物……の事を  ここにお前がいる そして……お前を必要としている人間がいる なにも俺だけじゃない お前はビートストリートの看板の一人だ…… 生きて帰ってこいよ」 「ああ それは保証する……」 闇の中に消えていく友を眺め DJランカスターは溜め息をついた 「ばかなやつだ……ふふふ だが……それもいい……かも……な」 口に一口コーヒー注ぐと 時計を見た まだ夜は始まったばかり…… シャープマーダー 暗い闇に包まれたビルの谷間 猫が路地裏に逃げ込む それは幾人かの男がガヤガヤと 通って行った為か それともネオンの光が眩しい為か…… カジノ『フルハウス』 その名の通り ありとあらゆる娯楽がある ポーカー……バカラ…… スロット……例えて言うならば 王の殿堂 そこに一人の男が回る 絵柄を横目にタバコを置いた…… 「ふん でねえな」 男の名はファンリル 南国を夢見る熊のメンバーの一人だ 『どうもいらっしゃいませ わてがこのカジノを案内をさせていただきます……AKINNDO23でございます どもよろしゅうにさて当カジノに……』 とAIの声が聞こえると一人の男が ファンリルの横に立った 「おい……こんな所で油売って……」 一人の男…… 目付き……鋭く  心に刃……を秘めた……その男 そんな彼だから出せるドスの利いた 声を上げた 『お客はん 入場料……を』 「うるせい」 とマイクに怒鳴りつける 「シャー……シャープ テメエ……どうしてここを 」 スロットの前の男の顔に 驚愕の色が混じる 「ファンリル……どうした ええ……テメエの持ち場は マリファナとアンフェタミンを売りさばく 手下どもをまとめるんじゃなかった のか」 「……」 「俺がルールを作るって事を忘れた訳じゃ ねえだろう」 コッコとスロットの止まった 絵柄を指先で叩く 『あのお客はんけんかごとは外で……』 「ええ……ああ いま大事な事しゃべってんだプログラムは黙ってろ」 「ああ…… 」 おじけづくファンリル 「けっ 度胸もねえ これだからつかえねえ……」 上目づかいで小馬鹿にするように ファンリルをたしなめる 「………いってくれるじゃねえか……」 「なんだよ」 「俺は薬を売る為にあんたの下にいる 訳じゃねえんだ そこんとこ分かってるか……」 鋭い剣幕がシャープマーダーを襲う どうでるのか…… 「ふん……確かにおめえは戦力になる 『南国を夢見る熊』のNO1の腕だと 俺が太鼓判を押してやらあ だがな……それも今となっちゃ 昔の話……デザートアサシンとシャドーガンナーそれから『HOT・K・N・A』の野郎どもがいなくなった 今  手出ししてくる輩がいねえ わかるだろ?ドンパチやるのは『S/T/OP28』の奴等に任せりゃいいんだよ」 ファンリルはシャープマーダーを哀れむような目で見るとあきらめた様に呟いた 「あんた変わったな…… 権力……が人を変えたのか……」 「ふん……いいか 明日までに金をもってこい」 「………」 シャープマーダーがその場を立ち去ると 7番目のスロットが止まった 不揃いの絵柄…… 「ルールは俺が作るか……」 ファンリルはシャープマーダーの台詞 を鸚鵡返しに言うと……自分ののこった 箱の中にある のコインを見た…数はそう多くない…… 「何をいらだっているんだ……俺らしくもない……」 そう……言うとファンリルは残ったコインをスロットに入れ レバーを引いた…… 絵柄が……回りだした…… なにかを暗示するように…… メカニック・デザイナー 車がイーストストームの高速道路を抜ける 時は2時を回る頃だろうか 「どこに行くんだ……」 大沢はマスターフォーの顔をのぞきこんだ 「ジャンク屋に行く」 「ジャンク屋……? なんでですか……」 MCハードコアがマスターフォーに聞くと 言葉を返す 「ああ……用意は周到に……と思ってな」 大電気街……バルバロッサ アクセット通りに面したその場所を抜けると 一つの巨大な露店市に出る 「ここだ……この奥に俺の馴染みの店がある……ついてこい」 そこ……落ちぶれたメカニックデザイナーや 旧時代の機械から見た事もないような 銃機まで……露店の店先に置かれている 電気溶接の光、ステンレス版を切る音 曲げる音 マスターフォーは少し歩くと面白いものを見つけた……… 「これは」 「どうしたんです」 MCハードコアがマスターフォーにといただす 「兵器には一種、緊張感が 置物には楽しむ為には愛想が必要だと 昔ある技術者が言った………… 久し振りだな マスターフォー どうだい  きにったかい」 と低い声がマスターフォーに向けられる 「あなたは」 と大沢が聞く 「あ……おれかい……このジャンク屋『ルーンナイト』の店主……だ」 「これは……いいな」 「気にいったかい これは俺の自信作だよ」 目の前に置かれた強化防護服を見た 「もちろん無料さ でよ ここ……が苦労したんだぜ 」 「あ……説明は後で聴こう シャープ・マーダーをこれで倒せるんだろうな」 「もちろん こいつには奴の攻撃に対する 全てのパターンをいれたんだぜ」 「ふ…… おもしれえ」 「しかしいいんですか三人分も 無料で………」 マイクファイターが聞く 「俺らは『南国の夢を見る熊』 の野郎のおかげで脅されて 安く買いたたかれる んだ ここの 技術者は皆 奴らがだいっきらいなんだ これは俺だけじゃない ここの 全ての技術者からの贈り者だと思ってくれ 」 「すまねえ」 「いいってことよ、な 俺ら友達だろ」 「あ……ああ そうだよ」   終焉 ここはストームの最前線 抗争の最後の地 ここを破ればストームの犯罪組織は 全て『南国の夢を見る熊』に吸収される このまま……彼に最強の名を預けたままなのか 「シャープ・マーダー  ここがテメエの死に場所だ」 銃剣に寄る一撃 かわす 「ふん あまいな その程度の攻撃」 構える銃 軽い特殊な材質で作られた  銃は一振りさせるのも速い 「うぐああ」 突然相手が倒れた なにがおこったのか……触らずして相手を倒す技とは? 彼を最強の名を冠している のは 銃器……組織……スキル……それ以外の奥の手があるようだ 「この程度か もっと骨のある奴はいないのか」 「その言葉……俺がかなえてやる」 一人の鋼色の強化防護服をみにまとった 男が現れる 「……貴様は 大田 馬鹿な 貴様は……」 「いい事を教えてやろう…… テメエの組織は壊滅した……」 「けっ なにいってやがる ……なに!」 シャープマーダーに一撃が襲う よける……構える 「……これでもくらいな」 シャープ・マーダーのボディが光りに包まれた 眩しい、いや電光石火と言う方が正しい この光を測定すれば測定器の針が 最大まで動くであろう   何千ワットの光先程の切り込んだエージェントはこの光 に目をやられたのだろう シャープ・マーダーは太田が倒れる姿を 頭の中で思い描き 悦楽に浸る だが 「ぐおおお」 倒れたのはシャープ・マーダーの方だった 「ふん……小細工にたより過ぎたのが テメエの敗因さ」 そう言い残すと 太田はそのばを離れた 酒場『バロン』のカウンター  3人の男がジョッキにビールをついで 祝杯を上げている 「しかし なんで目が潰れなかったん ですか」 とMCハードコアが聞く 大田が口を開く 「ああ それはな この強化防護服は……」 「おっと 俺が説明してやるよ」 とルーンナイトの店主 「この部分だよ これは作るのが大変だった 目の部分は実はサングラスに切り替わる様にできているんだけどね…… ふつうに切り換えてたら あれだ 間に合わなくなるだろ 何時 光が襲ってくるか わかんねえもんな だけどよ、これには太陽電池が埋め込まれているんだ」 「あっ……そうか」 「そう 自動的に切り替わるんだな これが 光を反応して」 「考えたもんですね ところで マスターフォー遅いですねえ」 「いいじゃねえか 飲もうぜ」 「そうですね」 マスターフォーは最後までこなかった…… まさか マスターフォーを巡り このストームに新たな戦いの火蓋がきられるとは祝杯を上げる 太田には…… 知るよしもなかった…… 後書き さあ、シャープマーダーが帰ってきた トロピカルドリーミングベアの第三部作 いかかがであろうか 今回の作品で苦労した部分 冒頭の大麻の喫煙体験を書く事だった 大麻……マリファナ・ハシュシュ・ハッパと 名を変え、洋の東西を問わず、ボードレール イナガキタルホ、ツツイヤスタカ、シド・ビシャス、シド・ドレット、ローリングストーンズ、大槻ケンヂ、ドラゴン・アッシュ など数多くの文豪、ロックミュージシャン等を魅了した 麻薬 このマリファナの甘い優越を書くというのは モノカキの避けて通れぬ、登竜の門、筆記試験なのだ 描写は、筒井康隆『俗物辞典』中島らも『アニマタ・パンセリナ』ボードレール『悪の華』イナガキタルホ、『GON!!』等を参考にさせていただいた 大変だが 書きごたえのあった なかなか、面白い経験を詰めて満足である 次の作品発表は無理かもしれないが まあ ゆっくりとやってみたいと思う ブッタ・ブランド『DONNT・TEST・MASTER』を聞きながら 机上  黄色くさびた三日月…… 闇に浮かぶ…… 神の道化が描いた……その球体は…… 人々の思いをはせる…… その光は喧騒を捨てた……都市を深い眠りへといざなう………  月光は建物を冷たい石、そう……トパーズやルビーの様な宝石に加工する…… それは青白く、見る者に静かな幻想を抱かせる……  冬の風は、騒がしくもなく・・ かつ心地好いわけでもなく…… 静寂に身を置くものたちの胃を締め付け……彼らの心を騒がせる……それはやがて…… 大気に眠る精霊の幻想に変わり、彼らと我らの脳裏に触れる  それは、遠くにある様でいて手を伸ばせば 掴めるような…… そんな国の情景が、目を横切る…… 今、私の描いた幻想を語ろう…… 夜が明ける前に……  1 白い鳩  その夜、女王は手の書類を見ながら当惑の色を隠しきれないでいた。  その夜、バルバロッサ連合国は、従仕国カタールと隣国、巨大集権国家ラクロスとの戦を終え(後に、この戦いはクリミア湿地で行われたため{『クリミア戦線』の戦い}と呼ばれる、ちなみに戦争が行われた原因は国境を隔てた村と村のケンカが発展した物とと後の歴史家は見ている)戦に疲れた、両国家間のエグゼクティブクラス・キャプテン(指揮官)のゼネラル(将軍)ミドルクラス・キャプテン(前線指揮官)のナイツリーダー(騎士団長)そして、限られた ボーンリーダー(歩兵指揮官)を交えての敗戦処理の会議を行っていた。 「…なるほど、しかし、この一介の小隊長ごときに、300名の捕虜の交換とは…… 何か、腑に落ちないものがありますね… 前例はあったのですか?」 と将軍達に問いをかける。 「いえ、ありません女王閣下」 将軍達よりも早く、女王の傍らに控える兵士が叫ぶ、窓から外の闇を裂いて、その声が低く響く。 「…そうですか」 「閣下、それは……何かの手違いでは?」 となめし革であしらえた鎧を着たに黒い長髪の男…美丈夫で、男もうっとりするような……ロマンスで言えば女に都合のいい男……と皮肉のひとつも言いたくなる…… カタールより派遣された、レインジャー(野伏)部隊の隊長兼カタール軍総指揮官リードが立上がりそう女王に伝える。 「……そのように考えるのが正しいのではないかと…」 「いや我が軍のなにか……そう弱点でも握っているやもしれぬ」 とバルバロッサの王が喋る 「しかし王……それでは敵の捕虜になった上層部と同じ事」 ややあって……場が騒がししくなる 「閣下……もしお悩みでしたら、私に良い案が…」 騒がしい大気を裂き、甲高い声…… そして……不敵な笑いを浮かべた、銀髪の女がつぶやく…ものごしや黒一色に統一された軍服から察するに…軍人でない事が理解る……。 「……お主は…」 「おや、女王ともあろうお方がこのバルバロッサの誇る、諜報部を知らないとは」 女は薄笑いを浮かべるとフッと笑うように息をはいた、仮面を被った様なその顔は、喜怒哀楽の表情をだすのを許さない様だ。 「閣下の御前………言葉を慎め!」 とリードがカツをいれる。  「カタールの人間がタメ口きくんじゃないよ、出直してきな……」 「まて…もめごとは後だ、閣下、この者の意見を聞いてみるのはいかがかと」 と将軍の一人クトオ・ゾフが女王に告げる。 「そうだな…お主の案とやら聞かせてもらおうか」 女は立ち上がったまま、横を向き、囁くように言葉を告げる・・・ 「さすがは女王様、しかし………この中に間者(スパイ)がいるともかぎりません……今、私が意見を述べるのは、あまりにも短楽的すぎるかと」 「疑り深い奴だな…理解った、将軍以外の者には、席を外してもらおうか」 と近習の者に告げた。  軍靴の音が騒がしく・・・やがて、部屋の空気が凍りついたように張りつめる・・・ 「では……あらためて、聞かせてもろおうか…おぬしの言い分とやらを」 「はい…実はラクロスに十数名の間者をすでに潜伏させております」 女は落ち着きながら言葉を告げる 「間者とな!」 女王の顔に驚嘆の色が交じる。 「いかにも、どれも腕の立つ者ばかり、暗殺も不可能ではありません…見極めが肝心ですが」 「……そうか……理解った、この件、貴公に任せよう・・・」 「有り難うございます」 「朗報を期待しているぞ!」 「ハッ!」    蝋燭の光が明々と………女の彫りの浅い、まるで仮面を被った様な顔を照らしだす……そこに一人の男が女と話をしている………男の名はハスナー、 将軍所属の騎士団の隊長(キャプテン)である 「作戦は成功か……うらやましいな」 「ええ……女王の所属の部隊となれば……この諜報部の少ない予算も増える……少しは部下達に楽をさせられる………」 「………部下思いだな………貴様らしくもない」 含み笑いで皮肉をいう…… 「将軍所属下に置かれた部隊が膨らみ過ぎた………そのおかげで …ただでさえ目立たない諜報部の予算は雀の涙程…今まで何度塩酸を舐めた事か… それ以上に、部下以外に誰も私の仕事を認めてくれないという事からの離脱これは正直嬉しい何か生きがいという物を感じるな……今まで私は仕事の意義を見出だせないでいた」 「……それは俺とて同じだ………結果を出せばすこしは格が上がる…そして仕事も生きがいと感じるだろう…だが焦るなよ俺は功を得ようとして………死んで逝った部下を知っている」 「……忠告ありがと……けど…仕事……するから黙ってて………」 「………わかったでは明日」 アルゴは部屋を出ると自分の部屋を目指し歩きだした 「ん………なんだこの殺気は」 足音を立てないで動く影………擦れ違う男……戸を開ける……この間30秒 「これでよし」 と女は紙に暗号を記すると鳩の足に付けた  「………後は飛ばすだけだね………貴様は!」 女の体に影が迫り……覆う 「くっ………」 ダガーが女の胸に付き刺さる  野生の勘か身の危険を感じた鳩が驚き窓を出る 「しまった…発ったか…ええい」 懐から弓を取り出す、後ろでは睨みつけたまま胸を押さえた女が倒れる 「………今度から鳩ではなくカラスに、するんだな………」 ハスナーが戸を蹴りやぶり入ってきた 「イーグル!……貴様……生かしておくかものか」 「………なにっ」 一瞬の動揺……狙い定まらず……弓を放つ……そして ハスナーのソードが男の肩を切る 「………クソッ……はずれた!」 鳩に向かって、射ぬかれた矢は軌道をそこない落ちてゆく 冷たい夜風は鳩を包む……鳩はそれから逃れようと西へ行く…… ラクロスへと……… 演説 「見るがいい、この者達を我々がかって騎士の精神を持つ者と信じ畏敬を抱いた者の正体である……彼らはこのような邪悪な意思を持つ者を国に潜伏させた……これは戦争の為かまた、先の戦で彼らは我々に負けたこれは両国の国力の差か………否…これは彼らに騎士たり得る精神が無い為である……我々は何時の世にも騎士たる精神を持ち戦いを続けた……それにより戦いに勝ってきたのである……戦いの精神は騎士の魂に宿る……… それは諸君らの知ってのとおりだ…そして私のその精神の忠実なしもべである………だからあえて言おう…我々は立たねば成らない……バルバロッサの騎士なき戦争という暴挙に対して……立たねば成らないのだ………そして我々の騎士たり得る精神をバルバロッサの大地に根差す意味でも………今……我らは勝利を確信した……それは何故か、騎士の精神無き彼らに勝利は無いからである」フォン・コルゼット将軍 「彼らが、悪を正義と呼ぶのなら、わたしは悪になりましょう…そしてそれを貫き通すまでです」 この宣言が行われた直後、ラクロスは魔界と化す そして、フォン・コルゼット将軍は異形の者にその命を奪われる………          2 逃亡と餞別  俺はラクロスのスラム街に流れ付いた……その訳を話そう……… その日俺の兵舎の窓に一匹の鳩が止まっていた……俺は鳩の足に付いた暗号を読んだ……… 『指令 現在ラクロスに身柄を拘束されているカノン小隊長を監視せよ 場合によっては暗殺も可』 俺はいつもの様に紙切れを蝋燭の火で燃やした ドン ドン 「………」 「エルハント、俺だ……ヤヌスだよ開けてくれ」 「開いているぞ 」 ヤヌスは同じ兵舎の兵士で新兵の頃からの仲だ見た目は平凡だが以外と思慮深く相談相手にもなってくれる……お互い出会った時から何かがピンと来たらしくモチツモタレツ助けたり助け合ったり部下の前では戦友と呼び合っている 「よう 何か知らないが兵士が集まるらしい…完装で朝の第4の笛、迄にだそうだ」 完装は完全装備、最低でもソード二本、マント、ヘルメットを着用する、事第4の笛とはトレーナー(教官)の吹く笛(ラクロスではラッパよりも笛を重く見る、これは教官の数が多いためであり、ラッパ専門の兵を作るよりも欠員がでたとき、誰でも簡単に扱える笛の方が合理的と見るのためである、また昔ラッパ手が死んだため非常時に対応できなくなり部隊が全滅した例も歴史研究家の調べで見つかっている)の音で、10時頃を指す 「ん……理解った……ところでヤヌス」 「ん…なんだ………」 「カノンって知っているか」 「あー そうか お前の所にスカウトの命令がきたんだな」     「?……スカウト」 「でも……すごいよな、たった一人で敵陣を……いや、我が軍の包囲網を、突破するなんて、俺なんてあの時、お前の援軍が来なかったら全滅してただろうしな」 「……ふむ」 「俺はかわいいと思うぞ」 「そうか」  かわいい……か、女……らしいな ピリピリピリと第2の笛がなった 「おい、そろそろ行った方がいいかもしれないな……」 「うむ」 俺とヤヌスは走った   「それがしは、山羊座騎士団第78騎馬隊所属伍長ヤヌス=ワルサーであります」 「おなじく、獅子座重騎士団第33部隊伍長エハルント=ティーゲルであります」 「今日は人が多いいちいち点呼・照合・確認を取る程暇では無いのださっさと行け」 教官がそう早口で告げる 「ハッ」        広場……軍事演習場、石畳で約2万人を収容できるそこには幾人かの軍人達がグループを作っていた 「………教官の言っていた通り多いな……」 その中で一際目立つ馬を連れた一団……鎧には様々な装飾がしてあり、紋章を持たぬ者はいない、つまり貴族の連中か、士官学校の出の奴等……… 「おっ山羊座騎馬隊の突撃部隊がいるな……いいなあいつら、ちゃらちゃらしてブルジュワ気取りのなは、きにくわないけど……俺みたいに騎馬隊とは名ばかりのただの歩兵とは違ってちゃんと自分専用の軍馬を持っていて」 「………うらやましいか」 「ああ……だが現実は厳しいさ……やつらは捨て駒だ『一番槍は私がいただく』とか言って最初に攻撃を仕掛けるが……散って逝く者が多い……あいつらが騎士という権威を振り上げ楽観的になるのは………」 「……しかたがない事だと………」 「ああ……ノブレス・オベレージ(貴族の持つ責任感)は必要さ、奴等が道化を演じるから民衆は国に軍に騎士に尊敬をする…… ……だが俺は必要悪という考えは嫌いだがな…」 「……」  広場の中央にある。教官が講演を行う台からピリピリと笛が鳴った…… 「アサルト教官に敬礼!」 「………始まったみたいだな」 「あー諸君、君達に………だから…我が部隊は………この中で矢傷を負った者はいるか……」 「ふああ、何か話が長いな」 「して………君、森において最も有効な武器とはなんだ」 教官の意地悪な目があくびをした、ヤヌスの方を向く質問に答えられなければ地獄…いや言い過ぎた絶望のうで立てふせ100回がまっている。 「えーと………」 「(ヒソヒソ)弓じゃないのか」 俺はそう小声で言った……  「あー 弓ではないかと……」 「うむよろしい……ではなぜだ」 「………補給が簡単だから?…」 「うむ………その通りだ、矢の材料は森の木の枝を使う、また剣による攻撃に対して距離をおいて戦う事が出来る、つまり古来よりバルバロッサはカタールと………」 ヤヌスはこっちを向きこう言った 「ありがとうな」    餞別  夜の闇は人の心をその漆黒の空間に誘い夢という幻想の中に葬り去る その夜、俺は武器や防具の点検、整備を行うとベットに横になっていた 虫の声を聞きながら虚空を見つめていると ドタドタと騒がしく軍靴の音が……… 「お…おい 起きろ」 「ん……なんだ」 「ああ……お前がスパイと言う事が理解ったらしい」 「……!そうか」  「早く逃げろそれからこれは俺からの餞別だ」 そういうとヤヌスは丸い木の円盤を投げてよこした 「……これは?」 「ナイフ10本とそれを入れるケース、防犯用に首にぶら下げるようにできている……市街地に入ったらバザール(泥棒市)に行って売れ……少なくとも一週間は食っていける」「いいのか……俺の首を取れば、二階級特進ものだ……」 「………貴様にあう前まではな……いや、いいさっさと逃げろ」 「すまない」 そういうと俺は窓を飛び出した   逃亡  走る俺の視界に庭園が広がる 『ニンフの園』夏になるとはじけるような美しいヒマワリが咲く……柄じゃないが俺も見とれたものだ……… 「駆逐隊出撃遅れるなよ」 虫が跳ね、飛ぶ、逃げる 「向こうだ、早くしろ……急げ」 闇の向こうでどたどたと俺を追跡する奴等の声と追走の足音が聞こえる 三人の男がヒマワリの葉を吹き飛ばし駆け抜ける そのひとりが俺の顔を見るなり猛禽の相を失った  「貴様はエル……世も末だ、貴様ほどの度胸のある男が」 俺は二本……ナイフを投げた 「むう」 暗闇……手から落ちるランプ 「シエル隊長…ショット……貴様、ここがお前の死に場所だ」 そう怒鳴った男は踏み込みを入れ俺に突っ込んできた 剣の先が胸に当った 「………やったか?」 がうまく円盤が跳ね返し俺は吹っ飛ばされるだけですんだ 俺は立上がり振り向かず走り出した・ どれくらい俺は逃げたのだろうか 「射手座弓隊前へ」 「射て、射て、奴を殺すのだ」 気迫の籠った声とともに矢が放たれる 俺の後ろで声が聞こえる 「弓隊 打ち方やめ 飛び込んだぞ?いや……落ちたのかな……どっちにしろ死はまむがれんな……おぼれるだけだ、引き上げろ」 俺は城壁の堀に身をしずめた  運命……いや宿命と言う名の新たな局面に身をゆだねるために………   スラム街  目が覚め起きる時、俺は体中が疲労で重たく痛かった                目を開けぼうっとしているとドアが開いた 「………」 虚ろな視界……首を向けた先 女だ……豊かな黒い髪…… 「気がついた……かい」 「ここは」 「ラクロスの下水が集まりヘドロとなる所……つまりスラム街さ」 「……」 「…しかし、あんた……運がいい、私はね同じ仕事を……同業者には情が厚いもんでね……あんたどっかのならず者に溝にほうり込まれた……そうだろう」 「………」 「まあよくあることさ……ナイフ売りは特に、しかし木の円盤を首にぶら下げといたおかげで上手く浮いたもんだねえ……あんた……悪運の強い男だねぇ……」 「そうかヤヌスに感謝しなくちゃな」 「ヤヌス?」 「………おれの相棒だった……」 「いい男だったかい……      ヤヌスという男は……」 「ああ………」 ようやく俺の体の感覚が鋭くなった 部屋の空気の重さや嗅いだことのないにおい、町で嗅いだことのある女の発する香りなどが視界と合わさり 俺の頭から不確定という物がなくなり整理された 始めて見るフレイアの姿はなかなか……豊かで濃いまるで妖艶な女神が持つ黒髪が先か、その豊満な体(特に胸)が先か……どっちにしろ男を誘惑する魅力に溢れていた 「…ところで君は」 「私かい……フレイア=キャロル=グスターフ……」 「……カルル?……いや……キャロルか……グスターフ…いい名だ」 「そう……」 「俺の名はエルンスト………ところで、俺の商売道具は……まさか盗ったりしていないだろうな」 フレイアは首を軽く傾けるとゆっくり指を伸ばす テーブルを指差した上には円盤とナイフが置いてある 「……していないよ……あんた変わった男だね……大量の国家規制品・ナイフを売るなんて……どこから仕入れたんだい……まさか兵隊から盗ったていうのかい」 「いや……偽物だ……俺の癖さ」 「癖?それにしちゃあ巧く偽造てるじゃないか」  「……さすがに詳しいな」 「仕事だからね……さてと、仕事」 「いいのか俺を一人残して」 「どうせ盗られるもんはないからね そうでもしなきゃ、この町じゃ暮らしていけないよ」 フレイアが扉にあゆみよる キィィィィ ガタイのいい男が扉を開け中にはいる 「あんたはイン=グラム」 「………」 フレイアの……すべてが、揺れた 「ちょ……ちょっと放してよ」 俺は異様な空気を察し、近くにあったナイフを投げた ひゅ、と音をたて ナイフは男の開けたドアの近くの壁、そう……やつの目の前に刺さった 「貴様 手を放せ」 「……!」 男は幽霊を見た司教の様に血相を変えて逃げ出した…… 男が完全に去ったのを確認すると フレイアがベットで半身をあげている俺の方を向いた 「……あんた元軍人だったでしょう」 「……うむ」 つかつかと俺の近くに歩み寄る 「……あたしの死んだ親父はね」俺の寝ているベットに腰を下ろし俺の顎を掴むと、目をじっと見た…… 「軍人だったのよ」 「………そうか」 「あんたの今どなった口調……私を叱る親父を思い出してねえ」 フレイアは立ち上がると後ろを向きながら 「気に入った……ここに居ていいよ」 そういい残すとフレイアは去っていった 「………」 「よかったですね、フレイアさんに気にいってもらえて」 横顔に当る高音……声 背の低い女の子がたってこちらを向き笑っている 「?……君は何時からここにいたの」 「さっきから、ここにいましたよ」 「誰?」 「あっ 私ですか、フレイアさんの友達です、えっと……ボルバって名前です」 「ふーん……まあ、勝手に自分の事どうこう言われるのは好きじゃないんだけど……ね」「私もそうです……ふふふ」 俺とボルバ二人はあの女主人の顔を思い出しながら笑った。 1・来客  その日、俺が朝食を作っていると、ボルバともう一人……金色の長い髪を持った女を連れてやってきた 「こんちわ あっエルハントさん、ここの生活になれましたか」 「ああ ところでその隣にいるのは?」 女の顔は髪に隠れ……光る目……そう、ふたつしかこちらからは見えない「0694“&)$=”≦]]}」 「?……何を言っているのか分からないのだが……」 「あ……えーとキャリーって名前ですって自己紹介してます……私の友達です」 「ふーん……ところで何で君この人の言う事が分かるんだい」 「さあ 子供のときこれを聞いて育ったのかもしれませんね……」 「?  君は何処から……」 「……分かりません けど……まあいいじゃないですか 私はこの人の言う事が分かるそれで……この街では過去は暗黒街の名のとおり闇の中に流されていくのがさだめですもの」 そう、この街は下水の終着点だけあってすべてを飲み込み歪ませている 俺は、ふと、この街が巨大にいや……大きく膨らみつつあるのではないかと…… 錯覚した事を思い出す…… それはこの街が食らう尽くすさまが…… まるで、劇場の奈落と言う名の何処までも続く、不安に似ていたからだ この街に住む者が見る妄想の典型……膨んでいくその狂気……に似ていると…… その事に気付いた俺は、この街の住民になりつつある自分を知った 「……そうだな……この町で君の過去を聞いた 俺が野暮だったよ………」 「誰だって……自分の過去は暴かれたくない……です」 「そうだな」 そっちの方が都合がいいと心の中のもう一人の俺が告げた 「ところで今日はなんだ」 「えっと、これですエルンストさんに頼まれてた物もってきました」 とナイフを俺に渡した…… 「……ありがとう」 俺は今日この町に来て初めて笑った ボルバからナイフを受け取り幾日たったか分からない 俺はトンデモない勘違いをしていた ここは狂気の徘徊する様な所ではなかった そう感じたのは、軍という異常な空間でのの生活が長かった為…… 秩序と規則が当たり前の生活を送っていた、 のになれ過ぎていた為だった…… 今思うと 昔の俺は、自分を確実に壊している事にまっったく気付いていなかった だが……どうだろう、フレイア達と生活を送りながらある日、福音のごとき言葉を聞いた 「エルンストさん始めてこの町に来た時より 落ち着いているみたい かわいそうここよりひどい所にいたのね」 その言葉をボルバから聞いた時、安堵という ものを、感じた 嬉しかった、俺を心配してくれる人間など軍にはいなかった……皆、敵を殺せ、任務を実行しろ 歯向かうな それが正義だと馬鹿の一つ覚えの様にまくし立てる、あの日々を今でも悪夢の一つにそれがありうなされる だが、それを心配してくれる彼女達がいる  あのとき、溺死していたらこれに巡り合う事は永遠に……本当に永遠になかっただろう  もう一つ俺が嬉しかった事がある そうフレイアとの距離が一歩、一歩、近付いている事 もうすぐ、本当の安堵という物に巡り合う事ができる ゆっくり太陽に手を伸ばし暖かいぬくもりを感じる様に様に、俺は心を取り戻している 俺は路上に座り込みナイフを広げいつものように客を待っていた。 そこに一人の男が現れた ナイフを渡すと一言も言わずに立ち去った 俺は物憂げにナイフを見つめた ナイフにはこう書いてあった 『本国へ帰還せよ』  俺はベットに横になり考えた ここまで……俺を探し出す程、スパイ活動が活発かされたか……ラクロスも長いことないな…… 隣で寝ている……フレイアが、俺の方を向く「ねえ……どうしたの……悩みごと…?」 俺は、やはり 俺は君を守らなくてはいけない……だから……ここにいようそんな事を考えながら、俺は夢の中に そこにはキャリーがいた…… 『私は実はあなた方の言う…悪魔なのです……この世界の愚かな部分を消す為にこの世界にきました……これから 魔界に帰ります……あなたがた、特にボルバさんに出会えて良かった……このスラムという街は残しておきます最後に……貴方の願いを聞きましょう』 次の日……ボルバが泣いていた、 「キャリーがいなくなっちゃたよ」 なだめるフレイア 「夢の中で、帰るとかいってるから……帰らないでって言ったのに『それは駄目です………貴方の本当に望んでいる事私にはわかりますそれは……みんなが幸せになる事』とか言って」 「あ……それ私も見た」 「何を願ったんだ……」 「ん……あんたにお礼をされる様な事はしてないよ、いいっていった」 「お前らしいな……」  「あんたは何を」 俺か…… 俺はここにいる事に決めた 時間は闇にすべてを包み消していく 思えば……あの時のキャリーの望みをかなえると言うのは我々に対する最後のテストだったかもしれない そうだったら、ずいぶん見当違いの事言われて焦っただろうな……フフフ しかし……夢は、夢だ 俺は平凡なスラムに住むスパイとして、この街にいる……いつでも会いに来てくれ いつまでもここに……いるから…… そういつまでも……2000/3・15  今日は図書館に行って『こいつはしまった!』と思った事があった それはSFマガジンのバックナンバーが皆見た事の無い 物 ばっかりだったからだ、いや まずい ここ五ヶ月ぐらいよんでねえぞ 本当にしんどい 唐沢先生の妄想通はおわっちまったかな とかSF=ポルノ論はどないなったんや SF大会しいては次の開催はどこやねん 新人作家はどいつがNO1なのだ? などと 慌てふためきまくりの調子で 手に取った瞬間 閉館となった やばい、明日千円(コピー代)持って図書館に行かないと えてして 分かったのはSF大会の次の開催が大阪ぐらいで それにしても と学会の新しい奴を見つけた時の 喜びは『ふふふ 皆知らないだろうがおいらは知 っていたんだぜ』という優越感が大多数を占める それが無かったから今回のと学会の 「トンデモ本・女の世界」は次点 あんまり新鮮な感じがしなかった でもさ、Gガンって『アストロ球団』だよな なんかにてる あとさターンエーのアグリッパって 水木しげるの悪魔くんにでてた悪魔召喚士の 名前だよな 各国(おもにヨーロッパ)の言葉が喋れて なおかつ、白や黒の魔術を取り入れた 魔術士だった はずだ 詳しい事は、今度調べよう では さらば時は宇宙世紀0038 後に『大国一強時代』とよばれるその時代に一つの大国が 滅亡の危惧に貧していた 巨大集権国家ストーム 全ての富が集まるその大国 マフィア『南国の夢を見る熊』 民間放送局を装った犯罪組織『HOT/KUN』 公安組織『戒めと審判』と特殊機構『正義と戒め』 の三巴の抗争が繰り広げられていた それは3月程前だろうか ストームの最北東 にある砂漠地帯『ロンド』 で第4の犯罪組織が誕生した その名『砂漠の暗殺者』 彼等は3年前の大戦の武器と 砂漠地帯の油田を使い 巨額の富と強力な兵器により 周辺の犯罪組織を傘下に加え ついには ストームをその手中に納める 作戦を開始 ストームの港地帯に破壊工作を行い 経済を弱体化 先物取り引きを操り 弱体化させ弱った所を叩き潰すその作戦は 経済に多大な影響を与え 作戦は成功かに見えた しかし 無論 ストームの組織がだまっているわけではない 『HOT・KUN』は自分の傘下の賞金かせぎに 『南国を夢見る熊』は港地帯に詳しいならず者のキャプテン・ブラックに そして『ジャッジアンドアドバニス』はストーム最強の 賞金かせぎ『シャープマーダー』に仕事を依頼する この抗争に終止符が打たれる時はあるのか そして デザートアサシンを倒すべく送った エージェントたちの運命は 戦いは 今 始まる宇宙世紀0035 5月 ストーム北東の砂漠地帯 の独立国家「ファルコン」 に国籍不明のホバー走行型 要塞強襲用大型のメカ(人型、下半身は ホバー走行の為脚がついていない 基本装備、胸のLTS砲120インチビーム砲) が 三体 哨戒を行った 自治警備兵のガードをやぶり 突破 小都市『ドルボア』および周辺地域を 破壊 ファルコン軍開発のパワードスーツ 『デザートアサシン』 の攻撃により 三体を大量の砲撃を加え 爆破  後に言う『大陸大戦』の序章たる 『砂漠の狐の攻防』の光景である 宇宙世紀0036 4月 その日 フレイアはメイドの仕事を終え 読み書けの本を取りに大統領邸宅の図書室を目指し 長い廊下を歩いていた 突然 襲う 衝撃 邸宅が揺れる 『地震かしら』 そう 考える しかし そこに見た物は黒い髪をした 3人の迷彩服を着た男と 『大統領暗殺』を成功させた ラジオから聞こえるプロカバンダ放送 フレイアは悲鳴を上げた 一人の男がフレイアを押さえ付けようと走る 飛ぶ弾丸 同じフレイアと同じ執事の大沢トールが男の脳天を打ち破る 「ここは危険だ 逃げるぞ」 大沢はフレイアの手を引いた 庭 『ニンフの園』 踏み付けられたヒマワリ 一体の機動兵器『POL・38』 誰もいないのか  略奪を行っているのか フレイアと大沢はそのメカに乗り込んだ 燃え上がる  邸宅を後に…… 「ふう 徴兵経験のおかげで助かったな……」 「これからどうするんですか?」 そうフレイアが大沢に聞く 「そんな 敬語はもう使わなくてもいいんだ」 「あ……すみません」 「いや…謝ることは無い ゆっくりとなれていけばいいんだ しかし 君は自由になれたとはいえ…… 最悪の形だな……これは」 メカが踏み付ける道路 見慣れたこの街 だが 建物から上がる煙、火薬の臭い 何時だったか 食材を買いに鼻歌を歌いながら行った  スーパーマーケットは爆撃を受け へこみ 自分の大好きなファンタジー小説を扱った ブックストアは占領されていた 余りの悲惨な光景にフレイアは現実感が全くなかった 「あの……」 ちょこっと覗いた 窓の外 風がフレイアの黒髪を旗めかせる 「なんだ」 「これに着替えるんですか?」 「ああ……メイド服もスーツも 目立ち過ぎる…… それに君は黒髪だ……うまくやれば……奴等の目をごまかす事 ができる」 軍服には血糊がべっとりついていた 血の臭いに噎せる 「はい……あの……」 執事服を脱ぐ大沢に言う 「なんだ」 「着替えるので向こうを……」 「ああ そうか」 数分後 「これ 難しいですね」 軍服を着終わり 軍靴の紐を結ぶ 「あれはなんですか キャンディーのようなもの を左右にふっていますけど」 「……!検問 まずいな…… いいか、これから言う事を覚えろ」 「は はい」 大沢はゼスチャアと言葉を教えた 30秒後…… 「そろそろか おい……」 「は……はい」 検問 軍服を着た男がフレイア達の乗る メカをとめた 「言われたとおりにするんだ こう見えても 俺は昔役者をやっていた事がある ほら 肩の力を抜いて」 大沢の手がフレイアの肩にのる 「とまれ」 板を左右に振る 「あ 黒騎士中隊 大統領邸宅襲撃 および 暗殺完了しました」 「ふむ 見ない顔だな志願兵か?」 「はっ 」 『大統領……』 「大統領官邸で解放された者です この黒髪解放戦線に身を捧げるつもりで入隊しました」 「ふむ……これより第二作戦  ストーム軍の進行を押さえる防衛戦にでる 君の部隊には指揮官の輸送を命ずる 志願してのいきなりの大仕事だが人手の足りない 今……我慢して命令を聞いてほしい」 一人の軍服を着た女が現れる 予想に反して若い…… 16歳ぐらいだろうか…… 「前線指揮官のアレンである ご苦労…… 君たちの上げた功績はわが軍の戦意高揚になるだろう」 女がPOL・38に乗り込む 銃口が背中を 捕らえる 大沢の目が殺意を持つ 「おい アマ 指揮官だか何だか知らんが利用させてもらう」 「!……はなせ                       シナリオ・1 ゲームズ m 1 赤鋼の死神  「 女みたいによがってんじゃねえよ うざってぇーんだよ」 ドレットヘアの男は、腹を押さえてうずくまっている男の頭に蹴りをした。 「てめーらのヘッズは誰だ」 「あははっ フー アンタって、何時になってもトップとかボスとか聴くの好きよね」 近くにいた女が笑いながら男に皮肉を言う・・・ 「………」 男の額から血が流れる・・・・ 「カーコ、うるせい……シカト コイてんじゃねえよ」 「しかたがないな~ 君はそんなに死にたいの」 と女は懐からイングラムを取り出した、うずくまった男の目の前にちらつかせる。 「ぶちかまされたい?」 銃口から打たれた弾は空中を滑る、薬莢が宙をはね、アスファルトに装飾された地面を踊り、音が闇の中に沈んでいく。 「血で目がかすれても理解るだろ? 今の音?俺等がヤバィって事ぐらい・・・ ここはサウスストームだ・・・」 〓マジ 今日はパーティだ しずんでる奴は声をだしな まずは DJ 皿回しとこう マイクファイターからかましとくぞ  秋風に色とりどりの国旗がゆれるここはサウスサトームの戦争博物館 赤茶けた煉瓦の喫茶店のとなり………その建物は寂しそうに……建っている その中の一つ前大戦で使われた兵器……PAL・48/55の前に二人老人と男がいる………男は銜え煙草をしながら老人の顔をじっと見ている  Pol・48/55  黒髪解放戦線の汎用主力兵器 パラボナアンテナによる赤外線監視レーダーをつけたことにより、カメラレンズによる 直接周囲を見回すそれまでのPolシリーズよりも的確に状況を把握できるだけでなく 当時、偵察警戒車などに使用されていた、パラボナのの流用がききコストを大幅にさげる事に成功、大戦勃発後半年で量産に着手。数えきれない程の戦果をあげる。 赤い鋼を使っていた事から後に『赤鋼の死神』と呼ばれる 〓リスペクトキングギドラ オレの青春 彩 った選手 戦士たちに送る言葉  『マスタファライズ』 人々は救いを求めてる きちんとしたメディア求めてる ドロドロドロのオカルトじゃなてく優しい言葉求めてる 週末は終末 そんな噂街にはびこってる だれかさんの大予言 見事に見事外れてる週末論 ないてるやつ たくさんいる 笑えないやつ 俺もその一人になりかけた 裏切りやがった 『キングギドラ』 落ちなかった 『空からの力』 現れなかった U F O 的中しなかった『だれかさんの大予言』 だが俺許す 電磁波はなつ 俺にとっての最高峰 最強無敵の表現方法  バックれやがった テ????クル くだらねえこといってる まちがってる よくわかんねえけど狂ってる 世界破滅 まださけんでる 人が死ぬのが嬉しいか そいつらにいっとく 一曲聞かす 旅立ちの支度 してるお前らにおしえとく   知ってる奴等も一緒にぶちかませ 人々は救いを求めてる きちんとした形のメディア求めてる ドロドロドロのオカルトじゃなくて 優しい言葉求めてる  人々はラップを求めてる 優しい言葉求めてる だれかがしんじゃうドラマの中 今日というなの時間がある もらった優しさ心に入れよう 今日を生き抜こう 明日に出会おう 『ミート・トゥモロ ウ』  「秋晴れか気持ちがいい……しかし、この機体をみると数年前の事を思い出すな……… あの時私は……」      老人の瞳は窓の外を覗く 「俺はあんたの……老人の戯言を聞きにきたんじゃねえ、御託はいい、さっさとビジネスの話に移ってもらおうか」 そう、睨みをきかて男が喋る……顔は知的と言ってもいいが侮蔑と選別の繰り返し……といった……人生を送ってきたためか……眼鏡ごしに見えるその目は冷酷……人に好まれるタイプの人間ではない……無論、そんな人間に、私はなりたくないが…… 「うむ……すまなかった、シャープマーダー君」 「で誰を殺る」 「君もプロなら聞いた事があるだろう……デザートアサシン……と言う名を」 「!……大きくでやがったな」 男の鈍りなき顔に驚愕の色がまじる  デザートアサシン 大戦中ノースストームの砂漠地帯に潜伏していた。特殊工作兵のコードネーム、大戦が終焉の叫びをあげると共に解散、が職にあぶれた彼等は大戦中に作られたSMG(サブマシンガン)と砂漠用パワードスーツ(強化防護服)に身を包み「民族解放」を掲げゲリラ活動を展開、現在ストーム最大の犯罪組織となる  「無理かね……彼等になにか、そう……パイプでも……」 ふっ、と横目に男の顔を見る 「いや、そんなもんねえ……」 と脂の燻る煙管をくねらす 「なに……殺しをやるほどぶっそうな仕事ではない……」 「……どういうことだ」 「彼等は我々の縄張りをあらしてな……港『キングマークス』の倉庫裏…… おかしいと思わんかね……砂漠の狐に、都会に住む猫の真似はできんよ……」 「でもよ、奴等の組織の大きさを考えれば、不可能では無いと思うんだけど」 「いや、そう…いう意味ではない…… 黒幕を探ってほしい……一悶着やろうが、拷問をしようが好きにするがいい」 男は、ペッと脂交じりの唾を唾棄すると 「虎の胃を借りる狐って意味かい、受けてやろうじゃねえか……で肝心の礼金は」 「五十万エィル」 「悪くない……」 「では引き受けてくれるかね」  男は首を縦に振った ケムリが行動きに合わせて弧を描く…… ややあって空に消えていく 大きく……そう、大きくと       ボス  暗い部屋に一人の男が机に……猫背になって何かを作っているている 誰もが男を見た時こう言うだろう……マフィアと……… 男は何を作るのか…… 「ボス、報告です」 「………」 「ボスてば」 「!………おいきさまが声を出すから砲塔を付け違えたじゃねえか」  砲塔?この男の作っているのは拳銃か?それならば万人が納得するだろう 「いいじゃないですかプラモデルくらい」  なんと!マフィアのボスにプラモデルとは……あっているのか、あっていないのかよく分からない、そんな感じの取り合わせである 「……あーくらいだと……ま……女を抱くことにしか興味のねえおまえにゃわかんねえか出かける」 「どこに?報告がまだですよ」 「うるせい」 子b分の持っている、紙に目を通すとひったくってくしゃくしゃと丸めるとゴクンと飲んでしまった……この世界で最も信頼のおける証拠湮滅法である  〓声高く響くいつもの季節 北国の叙事詩から選んだ言葉 YO ノーダウト 『(R&B) いつも見ていたよ 収穫の時 『whuu』収穫の時』×2 秋風に吹かれ 人のわき上がる声 『収穫にとき 女神の落した涙』やがて実り そして緑 感謝の祈り『フレイヤ フレイバ』 覆い尽くす時 女神のキス 優しく包む 収穫の季節 『四つの季節は優しく巡る 優しく巡る』 秋風に吹かれて 笑みこぼして 種をまいたね いつも見てたよ 収穫の時 時は巡り 言葉作り 鳩は羽ばたき 言葉が飛び出し 取り出すノート 書き込む カリカリの音は できたてのライム 『いつもみているよ ほほ笑みながら ほほ笑みながら』女神の涙は 君にも落ちるさ 心の扉開いて その時を待って 生きる種が 育ち跳ねる時 女神のほほ笑み 雲の上から優しいほほ笑み………  〓まずは見せます俺の手の内/チャカMC達が逃げ出すよな手口/てめえのスキルはおじんの言葉/古人のほざいた/青臭い言葉を拝借し/解釈はまさに金言の様に/ほら不機嫌したり顔で語る/貴様はいったい何様のつもりだ/いっちまいな/地獄に落ちな/俺のライムを向こうで聞きな/テープなら『まき戻し』て頭から聞きな/『マッコウ鯨とまっこう勝負』/するなら聞きな/粋なライムに俺の言霊…………  そこは薄暗く人気のない所、地下ラジオ局からフレイヤ・レコードのアーティスト、フレイアというディーバの疫病的な凶々しさ……喉を乾かせ血の巡りを絶つような……しかし、その中にも……優しさが……噂によるとオミズ関係という社会から虐げられた仕事を……していたという……過去が作り上げた、それが混じった歌声が響いている…… 「おい主人 例の品物ははいったか」 「はいはいタイガー戦車ですね」 そういうと箱を取り出し渡した 思わずボスの顔がほころぶ 「ふふふ いい品は手にすれば分かるもんだな、さてと、おい主人ここで作っていくぞ」「はいはい、どうぞどうぞ」 ボスは箱を開け……キャタピラを取り出しドンと机の上に置くと煙管に火をつける 「なかなか、いいできだな 精巧な物にはこだわりを持たなくてはいけないそうだろ」  「………プロ……ですな…… いかにも、精巧な物に興味の無い人間などクズ同然」 第三者の割り込む声 男に脂の燻る煙管で返答すと、煙草の脂交じりの唾を掃き捨てる ラジオ局  『HOT/KUNAをほっとくな~』 「さあ次のリクエストはおっと『曲名は聞かなくても分かる』だ YO THCK THE OUT」 〓ジャック・フロスト  冷気吐くよ  零時の今は おう魔が時って奴だよ 悪魔がくるぞ 道あけときなよ  YO A列車でいこうYO それがダメなら歩いていこうよ  そうだ A列車でいこうよ それがダメなら歩いていこうよ ブレェエイク トゥウ ビィイト みんな叫べよHOO『HOO』SEYHOO 『HOHO』ナウ スクリーム さわげ 『ゲス フー』 シンカバデイ DJランカスターオンザセット イン ナ ハウスショー デイスイズクレイジ ソウークレイジ 鳴り響く発車の合図『フュイ・ゴー』『ウエイクアップ ウエイクアップ』俺等がかますオリジナルフロウ 『ファンキベイス ライン』 アーイ『ノウーダウト』  サイズはエル でっかいエル エールはいつもの『MOTHERFACAER』 声を腹からぶちかませば 回りはいつもの『デイス タイム イズ マイン』 マイク片手に日頃の憂さ晴らし 叫びが切れれば『マスタ ファ ライズ』 盛り上がれ 奥の手『クラップ ヨハン』 さあ手叩きな音を聞きな 踊りな騒ぎな叫びな斑かましな『バック ザ ファヤ』 さあハメ外してわがままきらくにその場をいくぜ『オン ザ ストリート』  人の目なんか気にすんなよ たとえ黒でも白と言い切んなよ さあ一緒にぶちかませ そして『リスペクト』忘れずに 『ポ・ポ・ポ・ピア』 そ-うだ そうA列車で行こうよ………  ここは、ウエストストームのラジオ局『HOT/KUNA』(注・NYに、HOT97っていう、オールドスクール専門のラジオ局がある)ストームの民放で最大の周波数を誇るラジオ局でその凄さと、歌劇いや過激か……なバカさは堂々たるビルと意味のないぐらい巨大な……直径40メートルのパラボナを見れば分かる  そこの企画室 コピー機の前に立つ一人のOL ブロンズの髪と整った顔つきは紺の制服によく似合う    ピーガチャガチャガチャ  「アッ、チャー 間違えちゃた」 「またぁ なにやってんの」 「どうしたんだ なに……バカ、コピーを十枚と一万枚を間違える奴があるか、おい、誰に見せるんだ」 「す・すいません チーフ」 「謝っている暇あるならさっさと取り消しにしろ」 『アレンシュタイン・マインホフ様一階のロビーまで おこしください……繰り返し連絡します…』 と響く放送 「あ あたしだ すいませんチーフ」 「ま まてまたんか……つったく、そこの君、早く取り消しにせんか……」 やれやれと肩をなで降ろす男  「はあはあ……あっ……オオタ部長」 ロマンスグレーのネクタイ…… 「ここでは都合が悪い屋上へ行く……」 「ま……待ってください」    屋上…… 「いいか明日、おもいっきり化粧してこい」 「え……もしかして……デートですか」 「バ……バカ、死に化粧だ、ふざけるなコピーキャット」 「……理解かってます……」 「ったく……お前だって、死ぬ時はキレイに死にたいだろ……」 「……はい」  「これは俺からのプレゼントだ」 と取り出す紙の包み 「開けてみろ……」 「わあ……コンパクト! あ…ありがとうございます 部長」 「……おもいっきり化粧してこいよ」 「え……」 「なんでもない、仕事の前は体調に気をつけろよ……って言った……だけだ」 「はい、ありがとうございます」 ……男の人って、なんで何歳なっても素直になれないのかしら……そう、立ち並ぶビルをみながらアレンは……そう思った……  ボス 〓てめえの言葉を聞き返すと チョイスする言葉は 『マザ ファカー』てめえの言葉うんざりだ 兄ちゃんよ そんなに世の中甘くはねえぞ…  ラジオから聞こえるラップにあわせ言葉を返答す   「時間どおりだなモガト」 「いや、仇名でいってもらいたい」 ニッパでリズムに合わせ、パチンパチンとパーツを切りはなしながらボスが喋る  「キャプテン・ブラック……仕事だ……港にのさばるよそもんを殺せ」 男は片目を開くとささやくように口を動かす……  「ほう……デザートアサシンですな」 取説を見ながら男にニャッと笑うボス…… 「知ってるのか……ならば、話がはええな、その通りよ なあに案ずるこたあねえ、俺等の腕っこきを二三、貸してやる」 くるっ、とセメダインの蓋を開ける……プーンとセメダイン特有の臭いが、店内を駆け巡る 「で……誰を」 「グリップハンタ、スカイダイバー、ターレスだ」 「それは、どうも」 「時刻は明日5:22」 「了解」 そう言い残すとモガトは店の重い扉を押して外に出た   「さあこれから急がしくなるな……」    倉庫  コピー キャットはパワードスーツに内蔵された集音器で、情報収集いていた…このパワーどスーツはヘルメットに猫の耳をデザインされている、ユニークなデザインだが、ただの浮き彫りでは無い、この耳の部分に音を集め、いわば電波を収集するパラボナの様な働きをする、つまり、本当の猫の様に人間の七、八倍の聴覚を持つ事ができる  「どうだ……」 「部長……何かが近付いて来ます……数……複数」 構える銃とSMG……にらむ二人……いったい…誰だ  「あわわわ ちょと、まってぇ」 コピーキャットに内蔵された、プログラムが声を基に相手の声紋を弾き出す…… 「あれれ、これは……ぶ 部長……ちょと、待ってください知り合いです  サイバーパンター」 「コ・コピーキャット?」 パワードスーツを着た一人……たっている スーツはコピーキャットと同じ猫型だがこちらは豹を想定して作られたのか黒と灰色の斑点がデザインされている黄色と白のコピーキャトの虎柄と反対称的な性格を感じさせる 「早くかくれて」 と急いで二人の間に駆けつける 「………」 幾人かの足音をコピーキャット集音機を捕らえる  「おい どうしたんだ……」 「実は私のチームがシャープマーダーというバウンティハンターの奇襲にあって」 「シャ・シャープマーダーだと?」 オオタ部長(コードネーム・バウンティハンター)は戦慄をその背で感じた 「知ってるんですか」 「ああ いかすかねえ野郎さ…… 賞金の為なら同業者だろうと裏切り……殺す残忍な奴だ」 「で……そのハンターとやり合っている内に、デザートアサシンの奇襲にあって……みんなちりじりになって逃げていた所なんですぅ」 「そう……よかったぁ……助かって」 「うん 怖かったぁ~] 抱き合う二人 やれやれと腰をおちつかすバウンティ・ハンター  「ちょっと待った…得意のサイコダイブカウントはダメだったっていうのか……」 サイコダイブカウント 形状は双眼鏡ににている、敵に目でみる部分にぶつけると両耳をヘッドホンが覆う、そして瞳孔の大きさを計り(これは、その人間の脳波を、計る為に行う)それが終わると、映像と音が大量に流れ 相手を洗脳してしまうという恐ろしいマインドコントロール兵器・ES(エナジー・スレッド)電工製作 「あれは……範囲が限られちゃうんです」 「来た、来た、来た」 (ちょっと、キタキタのオヤジを思い出してわらっちゃたよ) コッコッとちかづく靴の音がアレンの耳を刺す  「ちい 話は後だ、武器を用意しろ……」 〓チャカMCきいときな  てめえらまるで ショカーだよ  ライダーキックかましとくよ  シャブいおまえらはぶっとんじゃう まずは俺からの軽いジャブ    その頃…… 「ど……どうなってやがんだ」 金色のパワードスーツの男……シャープマーダーは目の前から撤退するデザートアサシンを見ながら……困惑の声を上げた 「よう……シャープの兄貴どうしたん」 戦闘機の前方によくある鮫の顔をデザインしたヘルメットマスク……空中戦が可能なギミックがついたパワードスーツを着た男が空中で旋回しながら……シャープマーダーの方を向いて言葉を向ける 「スカイダイバー じゃねえか おい 降りてこい」 スカイダイバーは言葉に応じて着地する  「ぎゃはは シャープの兄貴 めちゃおかしーわ それ」 「うるせい シャドーとキャプの野郎 でしゃばりやがって」  話を要約すると 「そうでんねーん キャプテンブラックのやろーがな まず 60ミリガトリング砲(回転型自動装弾機関銃)でバババッと打ち込んであたふたしてる内に、シャドーガンナーが潜り込みかけて、リーダーを縛り倒したんやわ……」 シャープマーダーは、ちょっと考えて言葉をスカイダイバーに投げる 「おい ダイバ」 「なん……やねん?」  手に二本並べてつけている、マグナム銃と機関銃の砲筒をいじるのをやめシャープマーダーの方を向く 「シャドーを……どつく……つーか、ぶち殺す」 「あんさん 血のぼってはんなー まあ ええはおもしろそうやし わても暇こいてたんや」 「よしゃあ いくぜ」 〓ぶっちぎりの言葉 ぶつけて返す マスタファライズ   汚らしい過去ふりほどいこう 進むべき道切り開き行こう 言葉を選んで この場をさけんで さけてた悪夢に立ち向って 誓いをあらわそう 言葉かわそう   今まではフェイク くだらねえジャンク/『忘れてた大切な物 今思い出す』 今まではフェイク くだらねえジャンク /『これじゃ いけないと今気付きだす』   恐れてたもの 己との格闘 タクトを握り締め さあDJそしてマイクマスター 舞台へかけ上がろう 『見失いがちな 自分の中で 何が大切か答えをだそう 忘れてた永遠を 今解き放とう  君が主役さ』………  PANGU PANGU 鳴り響く銃声、マグネシュウム加工の黒一色、スマートなパワードスーツを着た男……仇名を『絞殺具使い』とかけ『シャドーガンナー』と解く 「後……二発か」 銃を、縦に顔の垂直に構え銃弾数を数えると……突然、銃の先端が切れ……宙を飛んだ 「いよう シャドー 」 シャープマーダーの副装兵器である 銃剣が光る   「銃弾の数は心配すんな……出口までの敵は俺がぶち殺した…」 「……それは素直に感謝していいのかな」 「ぎゃははは おれを倒してから感謝するんだな」 「一筋縄ではいかない……いや、行けないようだな……」 シャープマーダーは横一文字に銃をなぎ払うとシャドーガンナーに切りかかった  取り出す二つのT字型の武器……いぶし銀に光る鎖  これがシャドーガンナーの名を『ギャロッパー』として、時の政府の要人達を震え上がれせた、暗殺兵器『トンファー アンド チェーン』 〓今はトップカルチャー だけれども 昔はサブカルチャー だったんだよ  女子供にゃ理解できない この文化が火を吹くぞ カメナッチャ  闇きりさく マイクが光る 音が跳ねる DJ殴り飛ばされる 顔の形に切り抜かれた 本を読みながら 声を腹からぶちかませ 音に酔いしれるお前らにいっとく 突然スルスルとシャドーガンナーの姿が消えた 「……どこにいきやがった」 〓温暖化現象 子供減少 を止める演奏 温暖化現象 子供減少 を止める演奏 エライ まるでブライの様 マヒャドぶちかます BO・BO・BO イスラム教成立 からおこる偶像崇拝概念との対立 イスラム教 今日成立  貴族階級 眉しかめる マフォメットウマイ事いう ツーカ ウザイ事いう 平等概念からおこる 宗教暴動 メッカはイスラムのメッカ 生まれたばかりの産後 三国志 すいこ伝 吸い込む遺伝 引き継がれる文学の元 b社会不安 不況の今日 モンゴルは今日も布教活動  法王ナイスな方法 から教会ぶったつ方向 モンテカル・ビノ クリティカルビート 高らかに笑う流派当方不敗 当方支配からやってくるマルコ・ポーロ 書いた文句は とうぶんロックです 当方見聞録 赤い彗星 タンク乗り込む ガンタンク ぶっ飛ばすキャノン法 「そこかっ」  シャープマーダーが天井を睨む トンファーのT字の部分には 磁石がしこんである これにより天井にトンファーを張り付け ワイヤーを引くクレーン車の様に ひきあげたのだ 蜘蛛の糸の様に 「そんな小細工で俺は倒せん」 トンファーのチェーンを 銃弾で打ち切ると 銃剣を上段に振りかざす 「くらえ」 シャープマーダーの渾身の一撃を トンファーで受ける 「どうした どうした」 2、3と執拗な攻撃が繰り出される 〓 コップでチョップ キックで勝負  クリスタルビート 繰り出だされるヒット  ファンク とマイク おくれるんじゃねえぞメッセンジャー 言葉繰り出すコモドの忍者 サングラスきまってるゾウのロッカー たたいて笑ってるドラマー 横でさけんでるラミーとウラミー  なんだ かんだ『噛じまったぞ』犬のDJまた喧嘩 『バカ』とネコのダンサーとめにはいってひっかいた 笑って横目でサケ飲むディーパ  変わってアールアンドビーぶちかました  ほろ酔いディーパの 程よいビート みんな聞きな『踊りな』 盛り上がりな 「そこか」 シャープマーダーがライフルを構える 〓げっ向こうの見えない 地平線 月光ゼロ戦 前線に飛んでいく平行線    お前は今日を生きていこう 汽笛と狂気の発作 ボクサーのパンチ BO・BO・BO ノックアウト 〓 今日も誰かが銃を担いで 自由を求めてる 照る照る坊主の首かみ切り旅に出る グフが出そうな焼ける砂漠 暴く為音を求めて街さまよう 特攻かけてる奴もいる イルやり方間違った道 未知との遭遇 防具なし あっても半分ぼろい 完全鎧 ほんと役にたたねえ たたねえてめえの?? よりちいせえ段ビラ ぶったぎっても段ボールせい ボールに乗り込む悪魔の精 音とまき散らし ビール飲みながら見る『落ち葉』 ビラビラまかれる 『嘘のビラ』 隠れてる方法 音と言葉の情報 王道の方向 俺が中坊の時出会った『キングギドラ』 ジブラにもらった マジに生きる道 シャインがくれた問題意識 オアシスのくれた ヒップホップという文化   シャードーガンナーが銃弾をかわす シャープマーダーに接近……だが、銃剣で払う 〓てめえはなんだ そこのチャカ   俺は来た ここに来た どこから 赤い目狂ってきた 野望と悪夢の象徴『小腸』生肝引きずりだす ここに来た 地獄からの使者 死者食らい尽くす鬼だ マイクファイター 『ファヤ』  てめえにゃみえねえ 三匹の怪物 せせら笑って 俺を馬鹿にする カバンの中身はまた生首 ひっくり返して杯の代わり チャカMCとんぼ返り 首根っこ掴む 三途の川に住む老婆 俺をみてワラいやがった そいつの首ぶったぎった ぎったぎたにしてやった 三途の川『渡り』 針の山『のぼり』 金棒握り締めやってきた 地獄の鬼だ マイクファイター ビルに上って叫ぼう『叫ぼう』 満月を赤く染めよう『染めよう』 異様な光景 奇妙な絶景 計画は 軽薄な 街ぶっこわす コロニーレイザー 『イレイザー』ケシゴムだぜ馬鹿 俺は光包まれても消せない  ドムなんか目じゃない『BOM』 笑ながら街こわそう まるでゴジラとギドラのよう 二つのタグマッチは『凶暴な共謀』『今日叫ぼう』間違いねえ大凶と最強だ  金魚の目はギラギラ光る おれも負けずにギラギラ光る 太陽は俺を焼き尽くす ツクシは春はえる十網打尽とかねばらまく御代人  マシンガン持たせて小人を殺す ダイオキシン混じりの悪雲漂う 俺の顔に二つのまなこが叫びをあげる 地獄からの死者 やしゃとの無謀な攻撃 防御できねえ砲撃 ボウボウにはえた柔毛 『シルクハットからマシュルーム』  死者逃さない マイクファイター許さない 上らせない天国 代わりにいれとく『監獄』  俺は来た ここに来た どこから来た 赤い目狂ってきた 野望と悪夢の象徴 『小腸』引きずりだす  俺は地獄からの使者 マイクファイター 本性あらわしとく イルな叫びあげとく マイクファイター マザファッカー                そろそろとどめだ シャープマーダーが銃剣を構える 〓世界史まさに 勝者の歴史  勝者は王者 敗者は歯医者にいっちまった ノーダウト ようそこのチャカ 引いたカードはまさにジョーカーバッと表れ バッとマン倒してわらっとく  変人 病人扱い 商人迫害 よりおこる拡大 メッカの北 イスラム教来た ナジュアにいっとくカバ カーバ神殿できたばっか 商人からみりゃ コーラン ホラ話で混乱 正確な生活送る信者 神社でいえばモスクは三じゃチルドは着る女と あっちにいるど ニールド突き刺す まるで針士 バリバリの音と友にさりし カーリー神が飛ばす生首 BON 『MATHERFACKER』  おーアラブの神よ 攻撃交わして 衝撃となる ただ一人の神よ  我にもお告げを与えたもえ 与えたもえ そして言葉を与えたまえ リズムになってラップとなれ  かみがかりな言葉を聞かせたい 俺からのフェイクな祈り  『でも本当にきたら困るな』 マルコは今日も母さん捜し アルプスを歩きます 銃剣にチェーンが交差する 「へっ そのウザイ鎖を切ってやったぜ……食らいな『ソロモン王の宴』」 その名のとおりが悪魔の様な79種類の技が繰り出される 〓アーリーにいう ありがとう言う ムワウぃアがウリャと突き刺す アラブのナイフ ジハード マジハードな聖戦 戦争の神も 髪フり逃げ出す 狂信者 今日新車 に乗り込み 呼び込む まるで右翼 カリフはイスラムの王 スラムの様な 今日のペルシャ 人頭税 言葉の精 反乱おこす さあ起きろ サーの風格だ マイクファイター   わらわせんなそこのチャカ ワラ掴む様はまさに馬鹿 スンナ派 すんなり信者集める イーアは いやもう少ないぞ アラブの脱税 親衛隊がぶち込む 洗礼はまさに精霊 サラマンダー マイクファイター ぎどらがさった後の海岸 現れるガイガン からだつきぬける快感 止まらないよ 「こいつで……最後だ食らえ『ブラックジャック』」 かまえる……すべての役に勝つ、その名のとおり、その技はシャープマーダーの持つ剣技を打ち勝つ必殺の技……シャドーガンナーはその役に勝つ事ができるのか…… 「仕方がない」 シャドーガンナーの体が……… 燃えた 〓ステレーオに 寄り添うねーこ ステレオから 聞こえる あなたの音が ねえききたいの すべてーが聞きたいの すべてを捨てて  イ・イ・イ イイーイイ 可愛い子は まさにハワイ 俺の頭をハイにする すると言葉が飛び出して 音と混ざり合い ラップと言うなの祈りとなり きみに聞かせたい チェイスしたライム 音は君だけをえらんでる 君の心を包んでる  音を聞く君を見ながら 今日を生きる 明日に向かって走る   ステレーオに 寄り添うねーこ ステレオから 聞こえる あなたの音が ねえききたいの すべてーが聞きたいの 混じり合いながら あなた事を知りたいの 心の窓を開いて イ・イ・イ イイーイイ  君の横顔は まさに女神 君の踊りは俺の誇り 言葉交わしたい 音に酔わせたい マジでききたい 君のなを知りたい しりとりしたい 君のすべてを知りたい   『私を酔わせて』 ライムを聞かせて 差し出すグラス 『音を聞かせて』あわがはじける あしたがあらわる   「グオオオ」  シャープマーダーが火に包まれる  シャドーガンナーの体が燃えた…… それは……燃えやすいマグネシュウムの上……薄い透明なアルミに似た構造を持つ成分の金属のコーテイングを剥がし、 自らの体を発火させ、体当たりをしたのだ…… ブラックジャックのカードは燃えた 「悪いな……」 シャドーガンナーは闇の中に消えた……まるで、影が暗闇に重なる様に  その頃  「あー、帰ってちゃった……どうします部長」 デザートアサシンの逃げる様を見ながら、呆れるアレン 「さる者は……追わずだな……ん」 ヘルメットを脱ぐ、コピーキャット 「見てください、部長どうですか」 「な…なんだ、それ」 アレンの顔は、ピンクのと黄色のペインティングがしてあった 「キャハハ」 「ずーっと、それでいたのか」 「驚きましたか……部長に言われたとうり 思いっきり化粧してきたんですよ……」 三人は笑った  サウストーム……の夜が明ける 朝日に向かってスカイダイバーが飛んでいく      1エンターテイメント近未来ハードボイルド     『南国の夢を見る熊』(トロピカル・ドリーミング・ベアー)   1上下巻(490円)2(230円)3上下巻(490円)4(230円)    5(490円)    6(490円)   7(490円)      総集編1(800円)総集編2(800円)                         以下続刊      2 エンターテイメントファンタジー     『二都物語』(ブレイク オブ キャッスル)        1上下巻(490円)2上下巻( 490円)       3,NO1~4、4,NO1~4(各250円)       総集編1(800円)総集編2(800円)外伝1(250円)                         以下続刊        3 エンターテイメント近未来ハードボイルド      『南国の夢を見る熊』(トロピカル・ドリーミング・ベアー)   1上下巻(490円)2(250円)3上下巻(490円)4(250円)         総集編1(800円)総集編2(800円)                         以下続刊      4 会報(150円)      5 MC マイクファイター R-MEXテープ         『月刊ガイガングループ』1000円            商品購入をご希望の方は   提示した商品の金額(無記名子為替)と名称+80円切手帳付の返答封筒を同封の上           〒349ー0113蓮田市桜台3-1-11         『有限会社桜井ティック・代表取締役桜井清文』迄ストーム北東の砂漠地帯 の独立国家「ファルコン」 に国籍不明のホバー走行型 要塞強襲用大型のメカ(人型、下半身は ホバー走行の為脚がついていない 基本装備、胸のLTS砲120インチビーム砲) が 三体 哨戒を行った 自治警備兵のガードをやぶり 突破 小都市『ドルボア』および周辺地域を 破壊 ファルコン軍開発のパワードスーツ 『デザートアサシン』 の攻撃により 三体を大量の砲撃を加え 爆破  ストームでテロが起こった…… それは いわば、それ以前の社会……特に 教育に問題があったのだろう それを軸に ストーム各地で内線がおきはじめた さらに、質が悪いことに平和 ボケをした民衆が暴力に対しての 規制について いわば 「ここまではいいが……ここはまずい」 といった けじめがなかった事 それが原因となり テロリスト達はメカに乗り込み 大統領を暗殺を封切りに 地方在住のストームの民を無差別殺人 してしまった いうなればカタストロフィ(終焉) が各地で起こっていたのである そこでテロリストの多く が黒い髪をしていたので 差別の対象としての 黒い髪と差別する支配社会が作られた 黒髪たちは蔑まれたが ある意味、強力な社会が結成された これが現在の黒い髪に対する 差別と巨大集権国家ストームの発端である… その後、さらに悪化するテロリズム…… それに比例するかのように 日々ひどくなる差別 ついには黒い髪の民の内部から テロリズムに対する反感の声が上がり 事は収拾がついたかの様に見えた しかし テロリスト達が完全に消える事は なかった やがて『戦いに解決はない』といった認識が 生まれ……この戦いを『大陸大戦』 とよばれ…… 大戦勃発の宇宙世紀0026から 12年の歳月が流れた……       1 「ぐおおお」 警棒から10万ボルトの電撃が流れる 「……」 フレイアは倒れた男に後ろ姿を向けた しかし……男はふらつきながらたり上がるとフレイアに向かって叫んだ 「この裏切り者ぉぉ お前もこの場に駆り出されるならば クロカミだろうがぁぁ てめえにはこのくそみてえな国のために 軍隊に駆り出される黒い同胞や 俺の4歳の子供が黒髪以外の抗争の流れダマに当たって死んだ事 ゲットーの真実をみた事があるか この温室育ちのポリ公がぁぁ」 フレイアは銃口を向けた 「あなたみたいな人がいるから 戦いはおわらないん じゃないのぉぉ」 銃弾が脳天を貫通する 赤い血が黒髪を染めた テロリストは3年前に死んでいった 妻の事を思った…… そして 自爆システムが作動 フレイアが署に戻る頃 廃屋が爆発した 不発弾処理をしにいった 検察官が5人死んだ…… 検察官は皆…… 黒髪を していた……      2 フレイアはパワードスーツをぬぎながら 今の自分を表す単語を選ばなければ 自分がどうにかしてしまうと理解っていたが 頭が働くなっていた そして、ヘルメットをぬいだ時に前に垂れた 豊かな黒い自分の髪を見た 時  血で染まったあの時の黒髪を思い出した   こんな時代に生まれていなければ   自分の誇りになりえた その呪われた髪に優しくふれた そう私の髪をほめてくれた人…… あの人だけだったわ……アンナ夫人…… フレイアは幼い時に 大統領の夫人であるアンナ夫人の屋敷に メイド…… いや屋内奴隷として 飼われていた その当時、彼女は 野外奴隷の存在も貴族の苦悩する苦痛も 自分が恵まれた存在である事も 夫人が破差別階級である事も 彼女の慰みものとしてその身をけがす事も 知らなかった時があった事を思い出した ………若かったのね…… そう……思った 私だって 仕事としてあの男に銃を向けるよりも…… あの夫人に銃口を向けたかった…… そう思うと大粒の涙がこぼれた 無慈悲な主人をにらみ付ける獣の様に 私を捨てこの公安という名の動物園に置き去りにした ……あの人は…… あの人みたいに 私は  自分の同胞を殺し自らを捨てる程 人は、変わってしまうのね 戻りたいあの頃の……あの人の膝に顔をうずめたい そんな……思い出をはせる内に 夫人の姿が思い浮かぶ…… いつも……緑色の服をきて ベールで顔を隠していた いつも見えるのは真赤のくちびる…そんな 夫人の事を思い出す だが奇妙な事に、ビリジアンの迷彩を着た 自分が撃ち殺した男が浮かぶ あの男を打ち殺したとき……の男の目は すんだ美しい目をしていた 夫人の姿と男の姿が合わさった 時、一匹の翼龍という名の恐ろしい鍵爪をもった獣となり フレイアの心はそのかぎづめ に引き裂かれ……かきむしられ なじられた 遊ぶのにあきた  獣はそれを啄み始めた フレイアは悲鳴を上げた ヘルメットが落ちた……力が無意識に緩んだのだろう 音をたて転がるヘルメットに気付きようやく……空ろな目が知恵と優しさを取り戻した 私らしくない 私らしくない 私らしくない と心の中で繰り返し繰り返し唱えた それは夫人が自室でいつも呟いた言葉ににている 「先輩、大丈夫ですか?」 異常にきがついたのだろう ドアが開いて同じ黒い髪をした少女が入ってきた 「あっ……つぐみ」 フレイアは自分の大切な物を見た気がした しかし……ツグミしかこない……という、事も知った 「他の皆は」 「さあ……帰ってしまったんではないですか」そお……か 私みたいな黒髪の事なんか……とフレイアは黙認した その夜 フレイアは夢を見た 長い嵐の夜 雨粒がフレイアの顔に当たる その中に光をみつけ その光はしだいに……ひき…… さかれていく 1つ、2つとフレイアは数えていった 男の声が聞こえる そして、一本の木をみつけた フレイアは木立ちに入ると雨と嵐の風は去り 木には日光が差し込む そして 緑の葉がフレイアのまわりに降っていく 一枚、一枚 やがて、木の葉は嵐のようになり フレイアはやさしく満ち足りたきぶんになっていく きづくとフレイアは一本の木になっている ああ 百年…… また……誰かがくるのを待たなくては そして木は少女となり フレイアを置いて去っていく 手をのばすと雲になり 飴色の空にきえていく 一本の木はふかいねむりについた…… 一本の木はふかいねむりについた…… そして 木はにおいを放ち 緑のはをつけた 少女の声が聞こえ フレイアは風向きが変わった事をしめした そこでフレイアは目が覚めた ベットで上体をおこし ふと 目をつぶって黙想をした フレイアの癖である ああ 幼い頃のゆめでも見れればよかったのに と……頭にありふれた考えが横切った 顔を洗おうかとおもいベットから出ると ランプの下のデンワが光っているのが見えた留守番電話……何かしら……とフレイアはボタンを押した まるいスピーカーから声がでると 「あの……ツグミです……先輩大丈夫ですか私……先輩の事尊敬してるんです 今度、一緒に食事でも行きませんか いくら………仕事でも頑張り過ぎると その綺麗な黒髪が痛んで台無しになっちゃいますよ それじゃあ」 フレイアは フフ やさしいのね あの子 自分の髪についてうつくしい と言われた事が あるのかしら……… などと考えながら フレイアはテレビをつけた 制服に手をかけると バッチが手に触った そのバッチには女を表す♂の形をした そのバッチには文字が書かれていた せいぎ……いましめ……あんぜん ふと フレイアは文字の書かれている事の 愚かさに 怒りよりも嘲笑の溜め息が漏れた 冷ややかな笑い…… それはいままで黒い髪をした自分に対して されてきた行為であった なにが正義よ…… 私達に対してする行為はなに? 交通違反として罰金をとり 小遣いかせぎをしたり 銃で殺したり…… もう……十数年も変わらない ゆがんだその正義という意味 そしていましめ…… 誰がいましめられるのよ…… どうせ 黒髪以外のやつらが私らを殺したって いましめの意味を知らない冷たい司法のやつらが…… もみけすだけ…… そんなの…… フフフ フレイアは笑い込み上げてくる物を押さえらなかった テレビでは黒髪以外の人間が ニュースという……解説をしている 少年の非行…… 何をまぬけな話をしているんだろう そういう 現実も…… そういう 世界でしか自分を見出だせない 者もいるのに…… そんな事をするなら いまだ 問題視の段階の解決されない この病んだ虹をなおしていくのが必要じゃないの ほら みなよ この町を フレイアはブラインドを上げた そこはゴミ箱をひっくり返したような 壊れた時計の様な町の光景がうつしだされた あの男の子は、宗教団に入って 洗脳されて教団の本を売っている ずっと…… もう二十時間も 『この本買ってくれませんか この色彩 素晴らしい表紙 うつくしい本です…… たったの20デルですよ』 ってテープレコーダーの様に 同じ事を何度も 何度も 誰のせいであんな目にあわなくちゃいけないの 画面が変わる ドラッグを燃やす場面 ……あの子はドラッグ中毒者なのよ フレイアはドアを開け叫んだ 「おーい 朝からそんなもんやってると 体壊すぞ」 だが 「トリコ仕掛け 回転体……」 など意味不明の言葉を繰り返すだけ 「ふう だいじょうぶだよ姉さん」 とかいってたのに…… 誰があの子を更生させるのよ テレビに向かい叫んだ しろいはとが画面を飛ぶ 「はは そんなに黒がきらいなの 黒は美しい 黒はうつくしい くろはうつくしい そうテレビでいった事があるの 黒が汚いって誰が決めるのよ」 そう心で叫ぶと 風に煽られ黒い物が入ってきた それは外でナベをにている ナベの中の食べ物は粗末な物だった 子供たちが集まって火に当たっている やっぱり私の帰れる所はこのゲットー なのね いい香り…… フレイアはこの町に初めて来た 時の事を思い出した みな 私を心から迎えてくれた みな やさしく そして 心に私と同様に傷を持っていた ああ帰れる所がある人間はしあわせね そう映画の台詞を思い出した……             (終) 後書き これは私が中学2年のとき書いた いわば処女作だ これをかきおわってもはや 言う事がない とにかく読んでみて分かるだろう ここに私の全てがある 最後に…… お帰りなさい 僕の処女作  先生…学生というやっかいなしシロモノに依存されるすみか その上 学生の笑い話のねたにされる さけんしらずだが、相対的にみてそれよりましな生き物 (OOってさあOOだよなー)(下品た笑い) 学生…先生に依存する 親に依存する しまいにゃ さけたばこに依存する やっかいな代物 シンナー、覚せい剤、(マリファナはオランダで合法なので、はずす あくまで文学的でない物、のみここに記す つーか、元ヒッピーのあんた、決めた事あるだろ ) に依存したら、もはや学生という存在では無い また 情熱や反抗といった固定観念に縛られると 手の付けようのない害虫 しかし、世間はそれを求めている (ー最近の~って覇気がねえよな 俺たちが学生のときは…) 大人になる……人を疑う様になる 子供……子供が美しいのは純粋だからではなく 夢を託す存在だから 成長する……人を傷つける過程 本……紙の束 これの五割が首都圏で売れる  日本って なんて、レベルが低いんだ 古典(東洋思想)……橋本治が昔の教養系がしっかりしていたころの東大生ははガチガチのエリートに史記のモウコウネン(ワープロででなかった、ムズカシイ)の鶏鳴狐盗を引用して 『ああ そうか』と説得する術をもっていたという これをよんで目から鱗が落ちた、そうか中国の思想ってエリートを操作する為の道具だったんだなあと 古典(シエークスピア)……イギリスの老婦人がハムレットをよんで 『なんぞ あたしらが喋っているのと同じぞな』 といったという あのさあみんな『真夏の夏の夢』全然 難しくないから 読んでみて(おもしろいよ)野田秀樹のパロディの奴でもいいからさあ 古典(ボードレール)……大麻中毒のジャンキー 「もっと……綺麗な……天国の様な……硝子 綺麗な硝子 綺麗な硝子」 と部屋で咆哮したという(悪の華)これは大麻のジャンキーの典型的な 色彩感覚が鋭くなる症状 彼の著作『悪の華』はドラッグの入門書として最適 俺の尊敬するアーテイストの五本指の一本(他は 唐沢俊一 岡田トシオ  オオツキケンヂ ZEEBRA) 古典(文法)……あんまり日常で役に立たない勉強 もちろんエリートを操作できない 共産主義…経済が発展しない国家の過去形 優れた革命家と数えきれぬ程の独裁者を生み出した 国家共産主義(ナチズム)……成功したものが全てではないという 代名詞 アメリカ…少年性 不良性といった概念を良い物とするのは アメリカ自体が不良少年だから 日本が『愛してる』と言えないのはそれが嘘だと知っているから ロウマ帝国……思想的 いや全てが完全であったが スズの毒により(食器の大半がスズでできていた)滅んだ ミロのビーナスが墓石として残るのみである 涙……楽園を追放されたアダムとイブが流した慎ましさの塊 しかし その意味を忘れた人間が人をだますときに使う手段(特に女!) 天使……禁欲や隣人愛など自分の届かないと悟った人々が作り出した 完全体 はっきりいって偽善のかたまり                                  固定観念……一度持ってしまうと自分の愚かさにきづくまで物事を制約する鎖 戦争……人間のもつ異性にはやさしく 同性には厳しくといった野生の感情が爆破したもの 自我(セラフ・エゴ)……人が皆持たなくてもよかったかもしれないもの 全てがここにあり 又、苦しみもここにある パンドラの箱 論文……ロマンも霊感も感じない文章(反)コンテクスト ルサンチマン……ウシミツドキニセマリクルアクム 無意識の叫び 自分の罪の審判者 国家……自分の生命が永遠なんてどんな馬鹿でも信じないくせに 自分達の国になると永遠に存在すると思っている馬鹿がおおい (日本がこのまま 第三次産業と少子化がすすむと 近いうちにGNPが バングラデシュにならぶ、第1、第2、あって、こそのサービス業だと いうことがなぜわからんのだ) 猿……人ににすぎている為に童謡などでさげすままれる存在 苦しむ……いきているという事を再確認する事 赤ちょうちん……これを取り払った未来都市は自殺者が大量にでた ちょっとまじめに悪魔の辞典 メフィストファレス……多分世界1有名な悪魔 ME (否定) PHOS (光) PHILOS (愛する者) (光を愛さぬ者)という3つのギリシャ語によって現れる 大天使であり また神への反逆者(サタン)のルシファー(光をもたらす者) と対峙する者 いわば神霊である ゲーテの「ファウスト」で悪魔視されるのは何という皮肉か…… サタン……古代バビロニアの悪心セトの(セト~アン)(セトは一人なり) がなまったもの ルシファーと同一視されるサタニストはセトを崇拝するものという意味だったが 悪魔崇拝者となり サタン(セト)は悪魔をぜんぶひっくるめた総称となった ソロモンの壺の悪魔……ソロモン王は古代バビロニアの神々を従わせた その数六十四 だがキリスト教の迫害により六十四全てが悪魔になった   ゼベルバブ……ゼーベルブブともいう 蠅の王 赤子のすがた片輪の兵士の三種類の姿をもち、歴史を彩る 聖書のメシア キリストの力となり 悪魔をおいはらったと記述がある事からこれも元は神であったと分かる イシュタル……バビロニアの豊穣の神 キリスト教ではアスタロトとよばれサタン、ゼベルバブに匹敵をする 力を持つ マスターメクリウス……宗教革命家のルターが『このようなでたらめで いんちきな物は禁書として聖書から淘汰すべきである』 といわしめた『黙示録』にでてくる悪魔 666はコンピュータだというオカルト研究家も多いが 悪政を振るったネロ皇帝の隠喩であるとするのが 歴史研究家の一般的な見識である オカルト……詩人に霊感を与える手段 信じる奴ははっきり言って馬鹿である (詳しくは トンデモ本シリーズで) アメリカのDJ・1……アメリカでマイクマスター(クラブ専属のラッパー)にボコボコに殴られながら(ブッタブランドのDJ/MASTERKYEは6年 DJYUTAKAは10年DJホンダはマイクマスターに『こんなジップがDJできるんなら俺でもできるぜ』とマイクマスターにいわれたことがある,ちなみにNYでは音一つ飛ぶ度にパンチを一発くらう) グルーブ感や勘を養い成長していく 本当の意味での職人                日本のリクエストをかけるだけのDJは職人などではなくただのアマチュア アメリカのDJ・2 アメリカのDJは大御所アーテイストでも意識せずに付き合う ファンとしては付き合わない 日本人は有名な人に会うと態度がかわってしまう それではNYでは負けだ ライバルやどう業者と遊びながら 今度一緒になにやろうかってことになる 日本では、これだけ払うからお願いします、と 金払ってありがとうで終わり そこで切れてしまう 本当はそこから本当のHIPHOPは作られるのだが NYでは仕事をして、遊んで友情が生まれてそれができる 日本人……ごまのすり過ぎ 人におべっか使わないで自分をもっと信じた方がいい それから 日本人って助け合わないよね 昔 LAでは昔はたくさん日本人がいたけど 今は韓国人しかいなんだよね。なぜだかわかる?日本人は昔から自分の事しか考えない 人種で助け合わないからコミュニティが大きくならないんだよね 韓国や中国はひとり倒れたら、みんなで助けてあげるんだよね ケンカだって多数で一人とやったりしてるじゃん。 俺は今の日本人は嫌いだね。アメリカにいて恥ずかしいよ。 CNNとかで日本はボロクソ言われてよく平気だとおもうよ。 WIT BY DJYUTAKA 先生…学生というやっかいなしシロモノに依存されるすみか その上 学生の笑い話のねたにされる さけんしらずだが、相対的にみてそれよりましな生き物 (OOってさあOOだよなー)(下品た笑い) 学生…先生に依存する 親に依存する しまいにゃ さけたばこに依存する やっかいな代物 シンナー、覚せい剤、(マリファナはオランダで合法なので、はずす あくまで文学的でない物、のみここに記す つーか、元ヒッピーのあんた、決めた事あるだろ ) に依存したら、もはや学生という存在では無い また 情熱や反抗といった固定観念に縛られると 手の付けようのない害虫 しかし、世間はそれを求めている (ー最近の~って覇気がねえよな 俺たちが学生のときは…) 大人になる……人を疑う様になる 子供……子供が美しいのは純粋だからではなく 夢を託す存在だから 成長する……人を傷つける過程 本……紙の束 これの五割が首都圏で売れる つまり一般教養を身に付けている人口の五割が首都圏に集まる  日本って なんて、レベルが低いんだ 古典(東洋思想)……橋本治が昔の教養系がしっかりしていたころの東大生ははガチガチのエリートに史記のモウコウネン(ワープロででなかった、ムズカシイ)の鶏鳴狐盗を引用して 『ああ そうか』と説得する術をもっていたという これをよんで目から鱗が落ちた、そうか中国の思想ってエリートを操作する為の道具だったんだなあと 古典(シエークスピア)……イギリスの老婦人がハムレットをよんで 『なんぞ あたしらが喋っているのと同じぞな』 といったという あのさあみんな『真夏の夏の夢』全然 難しくないから 読んでみて(おもしろいよ)野田秀樹のパロディの奴でもいいからさあ 古典(ボードレール)……大麻中毒のジャンキー 「もっと……綺麗な……天国の様な……硝子 綺麗な硝子 綺麗な硝子」 と部屋で咆哮したという(悪の華)これは大麻のジャンキーの典型的な 色彩感覚が鋭くなる症状 彼の著作『悪の華』はドラッグの入門書として最適 俺の尊敬するアーテイストの五本指の一本(他は 唐沢俊一 岡田トシオ  オオツキケンヂ ZEEBRA) 古典(文法)……あんまり日常で役に立たない勉強 もちろんエリートを操作できない 共産主義…経済が発展しない国家の過去形 優れた革命家と数えきれぬ程の独裁者を生み出した 国家共産主義(ナチズム)……成功したものが全てではないという 代名詞 アメリカ…少年性 不良性といった概念を良い物とするのは アメリカ自体が不良少年だから 日本が『愛してる』と言えないのはそれが嘘だと知っているから ロウマ帝国……思想的 いや全てが完全であったが スズの毒により(食器の大半がスズでできていた)滅んだ ミロのビーナスが墓石として残るのみである 涙……楽園を追放されたアダムとイブが流した慎ましさの塊 しかし その意味を忘れた人間が人をだますときに使う手段(特に女!) 天使……禁欲や隣人愛など自分の届かないと悟った人々が作り出した 完全体 はっきりいって偽善のかたまり                                  固定観念……一度持ってしまうと自分の愚かさにきづくまで物事を制約する鎖 戦争……人間のもつ異性にはやさしく 同性には厳しくといった野生の感情が爆破したもの 自我(セラフ・エゴ)……人が皆持たなくてもよかったかもしれないもの 全てがここにあり 又、苦しみもここにある パンドラの箱 論文……ロマンも霊感も感じない文章(反)コンテクスト ルサンチマン……ウシミツドキニセマリクルアクム 無意識の叫び 自分の罪の審判者 国家……自分の生命が永遠なんてどんな馬鹿でも信じないくせに 自分達の国になると永遠に存在すると思っている馬鹿がおおい (日本がこのまま 第三次産業と少子化がすすむと 近いうちにGNPが バングラデシュにならぶ、第1、第2、あって、こそのサービス業だと いうことがなぜわからんのだ) 猿……人ににすぎている為に童謡などでさげすままれる存在 苦しむ……いきているという事を再確認する事 赤ちょうちん……これを取り払った未来都市は自殺者が大量にでた ちょっとまじめに悪魔の辞典 メフィストファレス……多分世界1有名な悪魔 ME (否定) PHOS (光) PHILOS (愛する者) (光を愛さぬ者)という3つのギリシャ語によって現れる 大天使であり また神への反逆者(サタン)のルシファー(光をもたらす者) と対峙する者 いわば神霊である ゲーテの「ファウスト」で悪魔視されるのは何という皮肉か…… サタン……古代バビロニアの悪神セトの(セト~アン)(セトは一人なり) がなまったもの ルシファーと同一視されるサタニストはセトを崇拝するものという意味だったが 悪魔崇拝者となり サタン(セト)は悪魔をぜんぶひっくるめた総称となった ソロモンの壺の悪魔……ソロモン王は古代バビロニアの神々を従わせた その数六十四 だがキリスト教の迫害により六十四全てが悪魔になった   ゼベルバブ……ゼーベルブブともいう 蠅の王 赤子のすがた片輪の兵士の三種類の姿をもち、歴史を彩る 聖書のメシア キリストの力となり 悪魔をおいはらったと記述がある事からこれも元は神であったと分かる イシュタル……バビロニアの豊穣の神 キリスト教ではアスタロトとよばれサタン、ゼベルバブに匹敵をする 力を持つ マスターメクリウス……宗教革命家のルターが『このようなでたらめで いんちきな物は禁書として聖書から淘汰すべきである』 といわしめた『黙示録』にでてくる悪魔 666はコンピュータだというオカルト研究家も多いが 悪政を振るったネロ皇帝の隠喩であるとするのが 歴史研究家の一般的な見識である 歴史研究家の一般的な見識である オカルト……詩人に霊感を与える手段 信じる奴ははっきり言って馬鹿である 例えば『ヤクルトの経営者が占い師の言う事を聞いて その通りに投資をしてしまい莫大な負債を抱えてしまった』 という事をしらないで占いを信じるなど 愚の骨頂 もう少し疑う事を知るべきだ (詳しくは トンデモ本(『トンデモ世紀末の大暴露』がおすすめ) シリーズで 天使の辞典 ガブリエル……唯一神『YHVH』の親衛を務める 織天使の一人一説によればアンドロギュネスだという 右手に薔薇 左手に百合を持つ これはキリスト教の男女のまぐわいを原罪とする考えから 同性愛を許した隠喩ではないかされる なるほど、マフォメットの信託に現れたのがこの天使だというのは これで納得する 当時 アラビアのハーレムではササムヒー(擦り女)ハーレムの美男子など 同性を愛する習慣があった マフォメットにとって もっとも馴染みのある天使だったのだろう アメリカのDJ・1……アメリカでマイクマスター(クラブ専属のラッパー)にボコボコに殴られながら(ブッタブランドのDJ/MASTERKYEは6年 DJYUTAKAは10年DJホンダはマイクマスターに『こんなジップがDJできるんなら俺でもできるぜ』とマイクマスターにいわれたことがある,ちなみにNYでは音一つ飛ぶ度にパンチを一発くらう) グルーブ感や勘を養い成長していく 本当の意味での職人 日本のリクエストをかけるだけのDJ(全部とはいわないが……) は職人などではなくただのアマチュア アメリカのDJ・2…… アメリカのDJは大御所アーテイストでも意識せずに付き合う ファンとしては付き合わない 日本人は有名な人に会うと態度がかわってしまう それではNYでは負けだ ライバルやどう業者と遊びながら 今度一緒になにやろうかってことになる 日本では、これだけ払うからお願いします、と 金払ってありがとうで終わり そこで切れてしまう 本当はそこから本当のHIPHOPは作られるのだが NYでは仕事をして、遊んで友情が生まれてそれができる 日本人……ごまのすり過ぎ 人におべっか使わないで自分をもっと信じた方がいい それから 日本人って助け合わないよね 昔 LAでは昔はたくさん日本人がいたけど 今は韓国人しかいなんだよね。なぜだかわかる?日本人は昔から自分の事しか考えない 人種で助け合わないからコミュニティが大きくならないんだよね 韓国や中国はひとり倒れたら、みんなで助けてあげるんだよね ケンカだって多数で一人とやったりしてるじゃん。 俺は今の日本人は嫌いだね。アメリカにいて恥ずかしいよ。 CNNとかで日本はボロクソ言われてよく平気だとおもうよ。 某有名DJのインタビューより抜粋                  ちょっとまじめに悪魔の辞典 バアル……人頭 猫とヒキガエルの頭を持つ 知恵を与える悪魔 起源は宇宙世紀0040 2月 酒場では一つの噂が流れていた マスターフォーの死亡説と そろって、黄金のS&Wの拳銃 を持つ男が10人 賞金かせぎ太田を追跡していると言う事 その噂はどこから流れてきたのか 知る者はいなかった  1 サウスストームに闇と夜の冷気 が流れる 一人の男がその闇を裂いてにげ回る その男とは ご存知 賞金かせぎ 太田である だがさすがの太田も分が悪い様である 彼は 何に にげているのか…… 十字路を抜ける 銃口が太田の目に入る 北に4 東に3 南に3 西に3 グレーのコート…… 「ちい 袋の鼠かい」 大田が悪態を垂れる 「太田!」 「我ら影の軍隊をなめるなよ!」 「マスターフォーを殺した罪その身で償うがよい」 銃口が太田の方を向く 太田は口煙草をペッと投げ捨てると 両の手を上げ影の軍隊を向く 「物騒な奴等だな……」 「黙れ!」 十人がそろって声を上げ 太田を件制する まるでその目は獲物を追う 荒野の狼と比喩すればいいだろうか 「ふん てめえら何か勘違いしているんじゃねえか 俺は、マスターフォーを殺そうなんて これっぽち……もかんがえてねえよ」 「嘘をつけ!」 「嘘をつくな!」 「我々はマスターフォーが最後にあったのが 貴様と言う事を知っている」 引き金が引かれる……主人公はこのまま彼等に殺されて しまうのか…… 「ふん これを見てから引き金を引きな」 太田が投げてよこす、一枚の紙切れ 影の軍隊の一人が銃を納め紙切れに目を通す 「むうう……」 「あんたら勘違いをしていたとわかるだろ」 「ええい……標的変更 『STOP28』を追う」 影の軍隊は向きを変え新たな追跡を始めた 「おいおい せっかちな奴等だな それより 勘違いした んだろ何か言う事はないのか……」 と太田が叫ぶ…… しかし目の前にあるのは ただ夜風が流れるだけ 「……変な奴等だ……」    2 『ラ・ピュセル』それは乙女を意味するフランス語 『STOP28』はストームの東 かって まだこの大地が開拓の頃 ガンマン達が、雌雄を決する為の 決闘の場として使われた 『ならず者の処刑場』 数々の猛者がこの地で拳銃を片手に 大地を地で染めた そんな いわくつきの死霊が轟くこの場所に 彼等は待っていた…… 「……遅い……」 しびれを切らしたステルス・ナイトが唸る 「遅すぎるぞ 奴め……何を油売ってやがる」 その隣 中世の鎧を連想させる 流れる様な……華麗な……そう例えるならば フランスの英雄ジャンヌ・ダルクがその華奢な肉体を守った鎧 そんな 強化防護服に身を包んだ 一人の女が唸るステルスナイトを制す 「あせるな!」  「しかし……ラピュセル様……」 「黙れ……奴は、必ずやこの戦場に赴くであろう…… 噂どおりの人間ならば……」 突然 十人の声がSTPO28達に向かう 「STOP28!」 「我ら、影の軍隊を舐めるなよ!」 「貴様達がマスターフォーを監禁しているのは知っている」 「渡せ……さもなくは死か 即答せよ!」 ラピュセルは十人の問いを答える 「ふん……貴様達が来たのか…… 太田の差し金か……」 「否……我らはただ任務(『マスターフォー』を救い出す) を実行しているだけ」 「ふん…… 奴の死体をこいつらに投げろ」 一袋のずたぶくろが投げられる 赤い血が滴り落ちているのが理解る 「貴様……ゆるさん!」 灰色のコートが風に揺れる 踏み込み……かまえる黄金銃 放たれる弾丸 だが 弾丸に倒れたのは数人 弾よりも少ない…… 「なに……?」 「ふん…… 私はここだ!」 空から声がする 大きく広げた羽の様な ヴァーニア(バーナーロケット推進ノズルのこと) ラピュセルの滞空兵器 STOPの兵ならばそれぞれが持つ標準装備 により空を飛び、弾を避けたのだ 「これでもくらえ!」 少なき旋回 構える……長槍 地にいや影の軍隊に向かい 低空突撃を仕掛ける まさにそれはバタフライの舞い 美しい攻撃…… 影の軍隊の一人が向く上空 「……fvajjavj:afv」 巨大な悲鳴と共に倒れる 影の軍隊の灰色のコート 「対戦闘能力A級 対要塞型特殊戦略 始動……」 コートが地面に落ちる 地に潜ったのか?煙となり天に上ったのか? 否……彼等はコートを引きやぶった メタリックなボディ、なんと……彼等はNT だったのだ それぞれのNT達は体を変形させ 一点に集まった 光とともに そこに現れる一つの巨人 全長14メートル 対要塞型モビルスーツ 機動兵器『ブランチ』が合体を完了させ 『STOP28』の目の前に現れた……      3 落とされていく『STOP28』の面々 胸より放たれる機関銃 巨大な手が握り締めたビームライフル それぞれの力はSTOPの持つ技など通用しない ビルを一撃で破壊する機動力……量産のヴァーニアなど蠅も同然 逃げ惑う『STOP28』を握りつぶす 「このままでは……わが『STOP28』は……壊滅です」 ラピュセルが機動兵器を睨むと構える 「こい……ステルス・ナイト」 「はっ!」 「いくぞ!」 2つの流星がブランチの胸に向かい 突撃していく ステルスナイトが機関砲を狙い撃ちすると まさに神業、ラピュセルがビームを避け長槍を投げる 巨人の胸に突き刺された 長槍が爆破する 上がる歓声 「ふん……手間取らせやがって」 とステルスナイトがつぶやいた時 周囲一キロを包み込む爆発がおこった ブランチの自爆装置が作動したのだ……      3 「こちら『ジャステス』 ビル大破状況の映像を送ります」 ビルの上空  巨大な軍用ヘリ『アパッチ2020』 前世紀の兵器だが、総重量約15トンの250名の完全武装の特殊部隊 を詰め込む事のできる公安組織の『正義と戒め』の空中要塞 兵器の最大搭載を驚くなかれ ロッケットランチャー2009を950キロ 機関砲『デ・ラージ』を1490キロ ビームライフル『CQ』を230キロ 搭載できる 怪物と呼ぶにふさわしい 巨大兵器がストームの上空を飛ぶ…… 映像を見ながら 「……」 時の大統領『大沢トール』は一つの決断を した 巨大化しすぎた犯罪組織を潰す……と 机に座り 書類を取り出し 目を通すと 判を押した 公安庁長官フレイアが考案した 予算案の15公安機構への予算増案 公安部隊の強化・軍隊化『サイクロプロス計画』へ…… 後書き……トロピカル・ドローミング・ベアー第四部『影の軍隊』 いかがであろうか。なかなかのできである と我ながら出来上がりの原稿を読みながら 悦に入っている 役者はそろった 前回でお知らせしたように 今回はアイデアの案がなかなかまとまらず  苦戦した まあいつもの事なのだが これからもそうだろう まあ 原稿一本仕上げるのに悪銭苦闘し 遅筆でふがいのない 作者を見捨てない読者諸君 心から礼を言う ありがとう…… (2000年3月上旬 イルマリアッチ『博徒九十七』を聞きながら自宅       皆様に愛される            昌平高校文芸部会報                        皆様に愛される                           文芸部発行 立てた計画が完全だと 大抵失敗するでよ                             -ロードランナーの宿敵 ワル・E・コヨーテ                     何だか最後のつもりがずるずる                        引きずってこんな物を出してしまった                          サクライキヨカズ サテライト・キャノン がブッパなされた時 がんきゃのんでてくたーは ざくつーとじおのこうげきを 交わした ドムが空swお飛ぶと 社イニングフィンーが 放たれ シャアがララァとバスターライフル を試験発射している頃 としろっこがb3グフをほめた 丁度同じ頃 ホワイトベースが目が粒子砲を  はなつが身の不スキー粒子 が高密度の散布濃度のため 70%弱まり ロンドギアに当たると ファンファンがドンエスカルゴに 衝突した レビル将軍がフラヌガン機関の情報を キャチした時 地球連邦軍は九十六式戦車を量産した r 北の東京荒川生まれ 印踏んで 唱えりゃラップ界のスサノオ 繰り出す草薙の剣『南国の夢を見る熊』  虐げられた……後の一服は旨い   そう、サウスストーム……の酒場『バロン』で、 天井を蠢く紫煙をみながら 大沢亨はおもった ト・ラン・ペットが・響くよ『ブ・ロロロロ』こ・ん・な所には『タン・タララララ』 こんな・所・には・もういられない…… と……酒場の歌手の歌声が聞こえる 『俺は、何故こんな目に遭わなければいけないのか……』 そうゆっくりと 怒りと気が狂いそうな程の 頭の……クラクラする空気を振りほどきながら……そう例えるならば… 積み上げられたブロックではなく 崩れちらばったレンガの様な 大沢は氷ついた思考を動かせる…… 酒場バロンは 酒場特有の…… ならず者の物笑い……や金と薬のやり取り 博徒の気前のいい賭博の声は聞こえない あるのは……既に生きる意欲を失った 人生の脱落者が吐きだす溜め息 そして、なけなしの自分すらも 踏み付けにされた…… 者の吐きだす怨念……あきらめ…… 自分達の大地を追い出された 先住民も見せないであろう 陰鬱な影を落とした横顔…… そして…… 若き死への誘惑…… それら、澱んだ空気のみ……が 支配……する…… 街のアウトサイダー達や この街に生まれた者ならば 必ずこういうだろう 「そうっとしておいてやれ」 と近寄らない特殊な……場所……         「大沢のアニキじゃないすか 豚箱からでてきたんすね」 そう……古い友が声を掛けた 意外な人間との邂逅…… 少々と惑いの色を隠せない…… のが普通だが…… 「お前は……『騙し屋』のフーか奇遇だな  こんな所で……どうした」 今の大沢には物怖じをする程の 精神的な余裕は無い 「恋人に……へっ…俺が悪いんすけどね」 「そうか…… ところで 今の俺をどう思う」 煙草の先端から、立ち上ぼる煙…… 深い灰色が水に絵の具を落とすように 広がり色を失い空気と同化する 「あの仕事を失敗して指切りにならなかった だけでめっけもんじゃねえかって……ね 札付きなんざたいしたことねえすよ」 「だがなくしたものが多すぎる」 「なくしたんなら……作ればいい」 一人……低い声が割り込む 「……誰だ」 大沢の目に一人の男が映る 灰色のコート 灰色のハンチング・キャップ 「ふむ……君に話がある……済まぬが『騙し屋』君君には……向こうにいって貰おう」 ……彼の目にはこの…… 大沢という人間をどのように映すのか…… 「ラム・バーモンを一本 俺はあんたが前に居た…… サウス・レットロウの 『影の軍隊』の一人さ…… そしてあんたに惚れ込んだ男だ」 「俺は……昔の事は執着しない質でな 賞金稼ぎを雇うなら 俺をほって……探したほうがいいぜ……」 大沢は男にヤニ混じりの唾と掃き捨てると せせら笑う様にそう言った 「『南国の夢を見る熊』が動きだしたのを 知っているか」 「……!」 「『S/T/P/O/28』もだ 奴等の裏にはシャープマーダーが付いてやがる サウスストームの街は穴が空いた」 驚愕と戦慄そして……大沢の目に 光が宿る 「シャープマーダーだと……? 奴が息を…… 吹き返したのか 今度は 誰がシャープマーダーを継いだんだ」 跳ねる様なピアノが店の中を響く 「ふむむ……そこは……よく理解からんが あんたしか奴を倒せない 皆そう言う 食らい付いたら 闇に葬り去るまで戦うあんただ このサウス・ストームの街に開いた 穴を埋めてほしい」 男はラムバーモンを口につける 「………そうか 奴等…… 『南国の夢を見る熊』…… 『S/T/P/O…… 面白い…… お前…… 奴を倒す為に手を貸してくれる んだな」 「無論……おなじ……商売の者同士 この世界は一人倒れたら……皆で 手を出し助けてやる…… それが常識だ…… あんたを…… この酒場で死なせる……には…… いかない」 酒場の重い扉が開く 冷たい冷気が店内を駆け巡る 一人の賞金稼ぎが戦場へと赴く 片手に銃 心にトランペットを響かせながら 2  ビート・ストリート サウス・ストームのドル箱 アナログからデジタルの奏でるシンフォニーまで 世界各国のありとあらゆる レコ屋……楽器……クラブ……そして…… バンドやDJたちが集まる ある者は心を癒す為…… ある者は楽器を奏で 音楽という羽毛で包み込む為 やさしさ そんな思いが具象化した街 そこの一つのクラブ『ヒップポケット』で あるラップ・グループが客を沸かせていた 「YOチェックリサーチ DJランカスター・オン・ザ・セット MCハードコア・イン・ナ・ハウス・ショー イエエ」 マイクマスターの掛け声と共に 一人の男がマイクを片手にステージを上がる 強化防護服に身を包み…… 回りには4・5人の男達 DJの肥えたビートが指先から迸る 「ヘーイ ヨウ キング・レペゼン・ナ・ハウスショー 盛り上がってるか・盛り上がっている奴は声だせよ SEY/HOO」 「皆さん手を上げていきましょう」 「手えあげろ! 手えあげろ!」 「オラオラ安い酒のんで 酔ってんじゃねえぞ……いくぜ イエエ  まずは見せます俺の手の内 チャカMC達がにげだすよな手口」 回りを囲う男達が拳を 歌う……一人の男に飛ばす がダックでかわすと蹴りをお返しにぶつけた 男がふっ飛ばされる 「くらわす正に一撃必殺 軽い会釈で始める挨拶」 軽い会釈をすると回りを囲う 奴を一人ずつ丁寧に掴み掛かる 「てめえらがいつも破る法律も くそみてえなワイロ好きなポリ公も 俺を 誰にも止められない やめられない ヤンチャなお前らがいるからさ マザー ファッカー ぶちかまそう 『壁に書かれた文字の様に』 やっちまおう 俺らは無敵のアウトサイダー」 回りを囲う男がいなくなると 大歓声が上がる 「男気 見せてやるぜ 文句ある奴は土俵にあがれ」 二、三人の男がステージに上がる 一人は黒眼鏡……気質では無いのが分かる 「おらみておけ」 黒眼鏡を男の顔から掴むと 地面に投げつけ……踏みつぶした その後…… 彼は無傷でステージをおりた   クラブのVIP・ルーム 大沢とハンチングキャプの男は 例の男を待っていた  「……」 「……デモテープですか?」  大沢は男を上から下までゆっくりと眺めた 声の気迫 いわば言霊がこの男を作ったのではないだろうかと思わせる 鋭い…そんな感じのする男だと 大沢は感じた   「いや……そうではない…… 俺を忘れたとはいわせねえぞ MCハードコア 昔の名前で呼ぼうかマイクファイター…… 本名 布令・武 俺だよ……昔…… お前の世話をしてやった マスターフォーだ」 「……マスターフォー…… マっさん ……久し振りです その後どうですか…… あ……このあと遊びに行きませんか」 「うむいいな」 マスターフォーの口許がほころぶ 「あ……俺そこそこ収入も増えてきたんで ちょっと高めの店にも顔をだせるんですよ どうですか…… へへへ…… マっさん好みの 若い娘そろってるんですよ」  「ふふふ 嬉しいなお前も俺と対等に……」 「おっおい」 と大沢が肘でマスターフォーを制す 「あっ……と 君の好意は嬉しいが 一つ聞いてほしい事がある 実は……」 最初は笑顔のラッパーだが 話を聞くうちに顔色が変わる 「はあ?…『南国を夢見る熊』をつぶす? ……から手を貸してほしい…… じょ……冗談でしょう」 「いや……俺は本気だ」 「そりゃあ……奴等をよく思わない 奴も多いし…俺もその一人ですがね……」 ドガァ サバイバル・ナイフがテーブルの上につきささる つきささったナイフの先……握り締める ナイフの柄 DJランカスターの怒りの目が大沢達を向く 「バカヤロウ……テメエら 俺の相棒を…… あの頃に戻そうっていうのか……」 「おっ……おい……」 「こいつは ラッパーという  今の業で満足しているんだ こいつの歌で幾人の人間が 心を癒されたか…… それに……」 「……分かった……言うな…… ……俺が悪かった…… いい友達を持ったな」 マスターフォーが立ち上がった ビートストリートの喫茶店『ハードロック』 DJランカスターは煙草に火をつけると ケムリを飲みこみ 吐いた 「俺は……マスターフォー 奴のことは知っている……」 DJランカスターが睨む 「俺の相棒の世話をした事もな だが恩を返すつもりならよした方がいい そう……だろ」 MCハードコアはちょっと思案すると 言葉を返答す 「それは分かっている…… お前が言う事は確かに正しい だがな……俺はあの時……アマチャンだった そしてな ここに来て自分を磨く為 日々精進してきたんだ 今 それの成果が分かる時が来た んじゃないかってね だって そうだろ今日の俺の ライブを見ただろ あんなマイクファイトを繰り出せる のは……俺だけしかいない 成長した俺を見て貰っても……ましてや マスターフォーの助けになるなら… なおさらね こんな事……言うのはさ……俺 本当は嬉しいんだ本当に尊敬できる 人に久し振りに会えて……」 DJランカスターは天井を見上げる ともう一度相棒の目を見た 「そうか……無理に引き止められたんじゃないのか…… そうか…… 好きにしろ……」 「ん……お前いいのか……」 「ああお前の考え確かに分かるぜ それに俺のよく知っている お前の性格だ……止めてもいく……だろ だが……これだけは忘れるなよ 背負っている物……の事を  ここにお前がいる そして……お前を必要としている人間がいる なにも俺だけじゃない お前はビートストリートの看板の一人だ…… 生きて帰ってこいよ」 「ああ それは保証する……」 闇の中に消えていく友を眺め DJランカスターは溜め息をついた 「ばかなやつだ……ふふふ だが……それもいい……かも……な」 口に一口コーヒー注ぐと 時計を見た まだ夜は始まったばかり…… シャープマーダー 暗い闇に包まれたビルの谷間 猫が路地裏に逃げ込む それは幾人かの男がガヤガヤと 通って行った為か それともネオンの光が眩しい為か…… カジノ『フルハウス』 その名の通り ありとあらゆる娯楽がある ポーカー……バカラ…… スロット……例えて言うならば 王の殿堂 そこに一人の男が回る 絵柄を横目にタバコを置いた…… 「う……ぼられたんかいな」 「ふん……おい…… こんな所で油売って……」 一人の男…… 目付き……鋭く  心に刃……を秘めた……その男 そんな彼だから出せるドスの利いた 声を上げた 「シャー……シャープ あんさん……どないしてここを」 スロットの前の男の顔に 驚愕の色が混じる 「ふん……ファンリル……どうした ええ……テメエの持ち場は アンフェタミンを売りさばく 手下どもをまとめるんじゃなかった のか」 「……」 「俺がルールを作るって事を忘れた訳じゃ ねえだろう」 コッコとスロットの止まった 絵柄を指先で叩く 「ああ…… 」 「けっ 度胸もねえ これだからつかえねえ……」 上目づかいで小馬鹿にするように ファンリルをたしなめる 「………あんさんすきなように喋りはって……」 「なんだよ」 「ワテは薬を売る為にあんさんの下にいる 訳やないんやで そこんとこ分かっまっか……」 鋭い剣幕がシャープマーダーを襲う どうでるのか…… 「ふん……確かにおめえは戦力になる 『南国を夢見る熊』のNO1の腕だと 俺が太鼓判を押してやらあ だがな……それも今となっちゃ 昔の話……デザートアサシンとシャドーガンナーそれから『HOT・K・N・A』の野郎どもがいなくなった 今  手出ししてくる輩がいねえ わかるだろ?ドンパチやるのは『S/T/OP28』の奴等に任せりゃいいんだよ」 ファンリルはシャープマーダーを哀れむような目で見るとあきらめた様に呟いた 「あんさん人が変わりはったなあ…… 権力……が人を変えたんやなあ……」 「ふん……いいか 明日までに金をもってこい」 「………」 シャープマーダーがその場を立ち去ると 7番目のスロットが止まった 不揃いの絵柄…… 「ルールは俺が作るか……」 ファンリルはシャープマーダーの台詞 を鸚鵡返しに言うと……自分ののこった 箱の中にある のコインを見た…数はそう多くない…… 「何をいらだっているんや……わてらしくもない……」 そう……言うとファンリルは残ったコインをスロットに入れ レバーを引いた…… 絵柄が……回りだした…… なにかを暗示するように…… 車がイーストストームの高速道路を抜ける 時は2時を回る頃だろうか 「どこに行くんだ……」 大沢はマスターフォーの顔をのぞきこんだ 「ジャンク屋に行く」 「ジャンク屋……? なんでですか……」 MCハードコアがマスターフォーに聞くと 言葉を返す 「ああ……用意は周到に……と思ってな」 大電気街……バルバロッサ アクセット通りに面したその場所を抜けると 一つの巨大な露店市に出る 「ここだ……この奥に俺の馴染みの店がある……ついてこい」 そこ……落ちぶれたメカニックデザイナーや 旧時代の機械から見た事もないような 銃機まで……露店の店先に置かれている マスターフォーは少し歩くと面白いものを見つけた……… 「これは」 「どうしたんです」 MCハードコアがマスターフォーにといただす 「兵器には一種、緊張感が 置物には楽しむ為には愛想が必要だと 昔ある技術者が言った………… 久し振りだな マスターフォー どうだい  きにった……だろ!」 と低い声がマスターフォーに向けられる 「あなたは」 と大沢が聞く 「あ……おれかい……このジャンク屋『ルーンナイト』の店主…… んで『影の軍隊』の最後のメカニックだ まあ……いちゃあ……何だがマスターフォーのマブダチそう……だろ!」 「ああ……まあな……しかし…… これは……いいな」 「そう……だろ! 気にいった…だろ これは俺の自信作だよ」 目の前に広がる メカを叩く 「あんたらが『南国のユメを見る熊』を ぶっつぶす…人達だろ!」 「えあ……そうです」 とMCハードコアがいう 「ははは……さすが マスターフォーに 認められただけあんなサテライト・キャノン がブッパなされた時 がんきゃのんでてくたーは ざくつーとじおのこうげきを 交わした ドムが空お飛ぶと 社イニングフィンーが 放たれ シャアがララァとバスターライフル を試験発射している頃 としろっこがb3グフをほめた 丁度同じ頃 ホワイトベースが目が粒子砲を  はなつが身の不スキー粒子 が高密度の散布濃度のため 70%弱まり ロンドギアに当たると ファンファンがドンエスカルゴに 衝突した レビル将軍がフラヌガン機関の情報を キャチした時 地球連邦軍は九十六式戦車を量産した r 北の東京荒川生まれ 印踏んで 唱えりゃラップ界のスサノオ 繰り出す草薙の剣 『二都物語』ブレイク・オブ・キャッスルの第二部いかがであろうか 今回はキャラクターがキチンキチンと動いて、 真、作者としては嬉しい 特に最初にストーリーの発案ではただの通行人のイングラムが 作者の意図とは別に大活躍をしてくれた 第三部作の発表の予定は無いがかきたくなったら又 書こうかと思っている それでは 『二都物語』第三部作でまたあおう さらばだ (ブッタ+ランチ・タイム・スピークスの『病めるブッタの金字塔』を聞きながら) 第二の故郷 荒川で  皆様に愛される横田チケットサービス                                                        横田 チケットサービス       新幹線「のぞみ号」より安い航空券あります      空港からお電話ください。ただちに  お届けにあがります   団体様からお一人様まで取り扱って  おります     皆様に愛される    株式会社 横田チケットサービス                   俺の生まれ故郷の  荒川に行ってきた 食べ物や日用品が安かった 特に焼き鳥が40円は嘘みたいだ (スジあまくて丁度いいゆで加減で…… ああ……またくいてえ) 洋服も絹の靴下が100円で売ってたり 古本を( ここの親父がまた根本敬が喜びそうな 感じで 3人集まっていた 競馬場の話をしてくれたら絵になるんだけど さすがに商売の話だった残念……) 3冊もおまけしてくれたり 道がもうちょい、広くて 自転車が突っ込んでこなけりゃ いや、言う事無しの理想の故郷だった 公園で鴨の一個旅団が餌、目掛けて突撃するのを見ながら 『なんか、土地柄かな、さくらももこのまんがにでてくる登場人物の様な 落ちつく風景と街を行く人達は』 とここなら落ち着いて原稿がかける……と思った 噴水で鯉をつる人達 街は たばこやと駄菓子屋がやたらと多く 同じ景色の繰り返しから目に馴染みやすい また犬を連れたひとも沢山見る そんな馴染みやすさが落ち着くふいんきを作り出しているのだろう 昔母がこんな事をいっていた 『東京の親戚は遊びに行ったら何か お土産をかってくれたし どんなに 貧乏でもおこずかいをくれたし また 近所の全然知らないおばさんが 小さい時にお守りをしてくれた よ』 僕は 最初 それはご隠居を連れて 長屋の皆で大勢で花見に行く 落語の一風景を思い出し そういう もんが作っているんじゃないの と言ってみた けど どうも杉並は結構(中村うわぎ、じゃなかったうさぎ のエッセイでも杉並の方が麻生の住民より納税率 が高いと言っていたな)リーマンの中の上ぐらいの 人が多いから長屋とかはそんなに無かった と言っている 『池波正太郎さんも小さい時はそういう経験をしたって いってる 時代の性だって 』 と教えてくれた よくわからん ただしちゅうみんが少なく 武士が多い江戸社会の構造が 少なからず影響しているんだろう そういう コミュニティーができるのは どだいが必要だから……ストームの上空を一台のヘリが飛ぶ                   !zx いや……その改造されつくした 超ギガ級の外見 だれが呼んだであろう 大空魔城…… 公安予算の2割を注ぎ込み 巨大ヘリ『アパッチ2020』 を更に巨大、複雑化した 特S級特別公安部隊『サイプロクス』の要塞 バーニァは450本 最大推進力時速400キロ 海中に潜る事もでき その速さ200ノット レーダーは340の偵察衛星回線『ROO』 ストームだけでなく 調べようと思えば 世界中のアリの図鑑を作れる 5台の宇宙戦車を詰み 1450台の戦闘機 1200台の爆撃機 6000台の戦闘ヘリ 1200台の輸送ヘリ 1000トン級の戦艦を7隻 を搭載し 何時でも2万の兵の出動を可能 ロッケトランチャー43650トン S3ホーミングミサイル4520本 120ミリ機関砲400門 内部は会議室から弁当屋まで4万の部屋に別れ まさに 一寸の隙のない その巨大な城 「あっ……ああ あっ」 フレイアは空に浮かぶ魔城を眺め頂点に達していた 「あれが……ああ 大空魔城なのね……ああ」 ガラスばりのベットルーム 大統領官邸 一度は捨てたこの故郷に戻り 嫌でも上がるテンション 「気に入ったか……」 「ええ…… ああ 駄目もう……だめぇぇぇ」 大沢の胸に倒れるフレイア  フレイアの中に流れ込む熱いエキス 降りてきた子宮口が精液を一滴たりとも漏らさぬようにと  貪欲な 愛液を携え 彼のペニスをなめ尽くした……   「はあ はあ は……うん ん……」 乾いた唇と口紅で赤く染まったフレイアの唇がかさなりあった 「女になったな おまえも……」 「ああ……う 待ってたの 何年もあなたを……」 首筋を愛撫する舌がフレイアの首を激しく揺らす 髪は乱れ  空に浮かぶ大空魔城を眺めフレイアが囁く 「あの 鉄の塊……私が最初に見たあの庭園の兵器を思い出す」 「嫌か……」 「いいえ……ただ落ち着かないだけ……」 「いいじゃねえか……」 「ええ……」 怒りや 悔恨や嫉妬の涙の様な凄まじい 感情が フレイアの子宮から悦びの涙としてながれでた  「あの夜をもう一度…」 「色が白くなったな……」 大沢が フレイアを見ながらそう言った 「……日光に当たる事が出来なくなったからね……」 日光に当たる事が……というのは ちょうど1年前のあの事件の性である 今は無き 彼女の妹である キャロル 彼女がストーム最後のテロ組織デザートアサシンを率いて 最後のテロ行動に移した 長引くテロリストと公安部隊の戦い もともと戦争が嫌いだった  キャロルとフレイアは和平を結ぶ 決意をした そして フレイアとキャロルが相対した時 やつれ果てた 自分の妹の姿みた  「つらかったのよ…… それであんな……」 かって ストリームブリンガー と呼ばれた大戦があった 黒髪とそれ以外の民族の誇りをかけた 戦いが そしてその戦争の終結は意外で……最悪の形で幕を閉じた ストーム軍はゲリラ戦で拮抗する 黒髪を倒すのは無理だと悟り 狂った決断を下した 毒ガス 『エターナル ヴァンピール』の配布  ……エターナル ヴァンピール その薬物を吸った者は 5割が 死にいたり それを逃れても 日光に対するアレルギー反応を 起こす 体になるという 物 文字どおり 日の当たらぬ暮らしを強いられた かって 母の命を奪ったこの 薬 をフレイアとキャロルは飲んだ 自らに呪われた 血筋を絶やすために…… だが これは 不幸と呼ぶべきか フレイアは死ねなかった 日の当たらぬ所で生きなくてはならないという代償を払い 生き延びたのだ…… 「……でももういいの 私 この仕事を引退したら エタヴィン中毒の患者 まだ 何万人もいるのよ……の心の支えになるような 仕事に……」 「……思い出すな」 「え?」 「ほら あの大統領官邸からでた時も  お前は 色が白かったじゃないか」 「……そう あの時私に自由なんてなかった 日に焼けるなんて 事 経験したのは あの時からずっと後だったわね わらっちゃうな……いまじゃ 考えられないもんね……」 「……そう……だな」 と 言い終わる直前に フレイアの腕が大沢の体を強く抱き締めた 「ね……え いつまでも こうしていたいな……」 深い悲しみを堪えるかの様なフレイアの言葉のなか 「ああ……」 大沢は 目をつぶっていつまでも放さない  フレイアの黒い髪を撫でた 「くそ 何故だ」 「……わたしがやったのよ」 「……?……! なんだと?」 「いい  この世界は絶対的な力が無いのよ」 「??」 「私は今まで 生きてきたのは……絶対的な力があると信じてきたのよ」 「……それは理想か?」 「ちがう絶対は 唯物論的に それは確実に存在するのよ 絶対的な 死と いう物が」 「………」 「いままで 幾つもの いろいろな人間を見てきたでも  全てに違和感があった ……もちろん自分自身にも でも分かったのよ」 「……」 「この世界は 本来進むべき ベクトルを示してはいない  そう 外に向かうべき力が 内に向かっているだけ」 「……」 「それは 絶対的な存在に対する 憧れよ……」 「………」 「私は この絶対的な力に魅了されたの いかなる人間であろうと いかなる 権力を持とうと いかなる 力を持とうとしても」 「……兄弟を殺されてそれを悟ったか」 「……ええ でも黒髪の為でもない 自分自身の破滅願望でもない ただ 絶対的な力をこの世界に示したいだけよ……」 「患者を救いたいと言ったのは詭弁か!」 「……そうとも いえるわね でも これで 楽になれるのよ 私たちの姉妹も 死ぬ時は安らかに死んでいったわ……」 「神にでもなったつもりか……」 「ええ 死神にね……」 ヨーロッパにラグナロクという言葉がある 北欧に伝わる アイスランドサガは 全ての神や神話に登場する全ての物 を巻き込んだ 世界の破滅が訪れる  それは 最高神オーディンであろうと 破滅は訪れる 神話が人を表すのならば あえて 終末を描くのが筋ではないだろうか 死はここに訪れて  逆説的に 子宮にやどる胎児をたどれば なにもないように この話後には ただ無のみが……宿る                            皆様に愛される                               文芸部発行                                      著者略歴  桜井清和 1983年 東京都荒川区生まれ タイトル   『無気力・無感動 養成専門学校』                  住所 埼玉県 蓮田市 桜台 3ー1ー11 筆名 SKY・マイクファイタ 年齢   17才 職業   学生・ラッパー 略歴  82年 東京都 荒川区生まれ  99年 23日 六本木のクラブ      『ダンスクイーン』で初めてマイクを握り歌う 電話番号   048ー769ー4976 何を読んで応募したか   中村うさぎの小説のちらし 原稿枚数  1600字づめワープロ原稿 11枚  巨大集権国家ラクロスに 悪魔の名をなのる  謎のモンスターの軍団が舞い降りた ラクロス最強を歌う 乙女座聖騎士団を葬り去ると ある計画を実行に移す その頃 スラム街で探索屋を 営むイングラムは 失踪した法王を捜しに 旧寺院に広がる ダンジョンに潜り込む 様々な記録・資料をたどり 一つの王国を崩壊に導いた 事件の謎を追う 追跡(?)ファンタジー ここに登場           日記?自伝?私小説? 珍事件続出のラッパー、マイクファイター の過ぎていく日常 だが、様々な風刺 作者の苦悩 などを込めた作者のずれた 感覚はなにかを生む それは感動かもしれない そんなしょうせつココニ登場 (と言いつつ、元ネタは某異形コレクションの ある小説スタイルを真似ただけの三文小説です 期待した人すいません) 皆さんは昔 ソフコンという WINNDOUS専門誌があった のを知っていますか 僕は青春時代にこれにであって 無茶苦茶影響を受けたのを覚えています たとえば これによってジェット・リーや 宇宙犬 ゲド戦記 なんかを教わっただけでなく イラストレーターでは 水玉ケーノさんやねこぢる 唐沢なをき(今考えてみたら 随分、豪華なメンバーだな、おい!) に出会った(多分、この雑誌 20世紀のサブカルの本で 『QJ』や『GON!』を 軽く超越してるぞ) そして、この本に出会った 最大の原因は アマチュア投稿可能だった事だ 当時 ゲーム少年だった 俺はこの雑誌を貪り読んで 日々精進していったのだった うおおおドットのキャラを作ったぜ シナリオも完璧だ さあ 投稿だ と思った矢先 廃刊…… 人生最大のショックを受けた あまりにもシナリオが可哀相なので 僕はその時のシナリオを 小説にかき下ろし 電撃ゲーム大賞に送ったのだが これが……見事にはずれた かすりもしなかった 特に、高校2年の時に造り上げた 『最終試験』と ファンタジー風のスパイの話 と『南国を夢見る熊』 そして『シャープ・マーダーズ・サーガ』が かすりも、選考員の話の話題にもならず おちたのははっきりいって 落ち込んだ その後ラップにはまり 色々な事をしていって 今の自分がある訳だ そんな、訳でこの小説は やっぱりその時のシナリオ が元になっている はっきり、言って 自分の青春の1Pだ そして 自分の青春の供養をする為にここに発表する 最後に 読んでくれた人ありがとう(自己完結に なって、すいません あんまりにも懐かしいんでつい……)Conpyright SAKURAI KIYOKAZU+SYOUHEIKOUKOU BUNNGEIBU NOZUE 2000 PRINTED IN JAPAN 本書の無断複写(コピー)は著作権法上での例外をのぞき 禁じられています締めの部分 したり顔の偽善者に 爆弾落とす アンチ・ジーザス・クライスト ペイン もがき苦しめ 苦痛で タッロトの絵柄の様 ブレイク・オブ・キャッスル ダイブする奴 二人で大仏 監獄から聞こえる 音楽 ジャリーハウスロック ここのルール YO ハート・ブレイク・ホテル 盛り上がっていく ドン・ビー・クル                                             あ 『無気力・無感動 養成専門学校』 これはやばい まじで小説なんぞに 応募しているひまでは ないのだ 今 ワープロの前にこうやって キーボードを叩いている のはぐのっこちょう いや だって 数学のテストを 0点とっちまったんだから ああ……ちょっとでも勉強すれば 良かった しかも 先生をおこらせちまった 「なんで 自分の家で待っていなかった んだい」 うひー そうですよ 私がわるうござんした まさか 古本屋に行くなんて しかも 東京の荒川区 「3冊も!……4冊すきなのとっていいよ」 なんて親父の甘い誘惑に踊らされて ナンシースプリンガーの『アイルの書』 と菊池秀行の処女作第2号たる青年物 と夢枕バクの『闇狩り師シリーズ』 と大藪春彦の『狼は復習を誓う』 なんざえらんでる暇に電話がかかってきたに 違いない、古本屋の親父 「あっ……さっきよりいい本じゃない」 とかいって舌打ちしたのがのが象徴的だ さっきの本てのは井上ひさしの 『ブラウン管の監獄』 筒井の『俺に関する噂』 カート・ヴォネガット・ジュニアの 『タイタンの妖女』と小松左京の『春の軍隊』 それをえらんでる時か? SFとファンタジーばっかがいけなかったのか いや、あれは韓国料理店の焼き肉と ドングリサラダを食べている時かもしれない テレビで韓国のKBTVがついてた 確か、韓国語でしゃべってたからいみわかんなかったけど 某宗教が講演してたな その時、『この店……壺、おいてるのかな』 なんておもっちまった とき、神様の罰がおちちまったんだ げすのかんぐりは損だって事分かってる じゃないか いや大変だ、明日なに補習の説明会 があるって 8時40分に2年4組の教室 どうしよう 運を使いはたしちまった 今まで数学はぎ・ぎ・ぎりぎりでセーフ だったのに留年の危険もあり ってとこか およよ おれ……溶接のバイトやすまなきゃ ああ……親父のつたでこの仕事にありつけたのに息子が馬鹿だ何て事を ばらされたら 親父さらしもんだよ 泥ぬってすいません って助けて…… って13日からか もしや、数学に限らず 英語 生活 保健 科学(100%) も赤点かも 『うわーどうする明日、先生に聞くか』 なんて感じだ、どひゃ うぐぐぐぐ 死んだほうがましだ だって、専門学校すらも上がれないかも かも……どころじゃねえ ヤバイなあ 絶対だめだ 「俺が保証する」 国語は大丈夫だった 世界史も大丈夫だろう ああ、あの時、西原理恵子の 『高校なんかいかなくてもいいのにね』 っていったのの刷り込みか どーする のよ 勉強しなかった自分の下らなさ をこんなふうに いうのも何だけど やっぱり 人間失格だ 生まれてすみません だよ ほんとにすみません じゃなくて あやまっている ひまはじゃないよほんとに あんときに上野に 寄り道したのもいけなかった ツーカ あれだこのまま 神田にでも行って 又、古本屋に行こうかな何て 思ったけど行かなくて正解だった 三省堂のついでに学生街のサンドイッチなんて食べて一息ついて さあ帰ろうなんてやってたら もっと もーっと たいへんな事になってたよ  いや いや 上野の餃子と荒川で買った 韓国海苔と焼き肉ですませて 良かった 映画も見たいのがあったけど 見ないですませて正解だった レコ屋によらないで本当に良かった 韓国料理のかるびの汁に味噌を入れるのは なかなか新鮮だった 鳥皮の焼き鳥は冷たかった 駅を知らないおじさんに聞いて 早く帰れた 遅かったら担任の先生に迷惑 かけてたよ 多分、俺がぼーっと 荒川の公園で鴨とカエルの卵と 鯉と白鳥に見とれてたとき 俺が電話に出なくて イライラしてただろうな すいません先生 いつも迷惑かけて いや、なんだろう 家に帰って 韓国海苔を開けてモグモグ食べてたら ニュースでY2Kという  韓国のバンドが日本で講演をやるらしい 何て、やってた それまで、飼い犬の テリアのパールとパピヨンのモアちゃん の散歩をしながら 菊池秀行の小説なんかよまなきゃ良かった Y2Kはいいから 韓国ヒップホップの明日はどうなんだ Mーフロウ止まりか 何て くだらん事考えて 時間つぶした 俺はばかです はい そういや 韓国の店のTVの『ミス・コリアン』 肌、綺麗だったな 『GON!』の別冊で特集やってたけど やっぱり、白菜はトキノ薬品並に 肌を綺麗にするんだろうか 韓国の白菜の消費料は どれくらいなんだ トンガラシといい勝負なのか トラックにしたらなんトンぐらいなのか あ、なに くだらないこと考えてんだ 話を戻せ 俺は一体どれくらい あれだ 後悔すれば気がすむんだ あの時もそうだ 確か 一年のとき 小説書いてテストの点が むちゃくちゃ悪かった 悪いといえばBS漫画夜話だ クイックジャパン系の サブカル好みの俺に いつもいい番組をテスト前に 流しやがって TVブロスかっちまったよ ああ もう なにが何だか 大体 夏目の目に ああ また 電話が鳴った あれだ 多分 英語の赤点か いや 電話にでた親父の声で 違うと分かる 近所のおばさんだ ちきしょう 俺の妄想を喚起しやがって さっきの続きと行こう なんであの番組 オタクのカリスマ 唐沢をださねんだ オタクアミーゴス やったっていいじゃねえか BS屈指の馬鹿番組(BY大月)なら 唐沢先生出せや こら  でも……大槻ケンヂはだすのはエライ そういや 随分前に諸星大二郎の『僕とフリオと校庭で 』ってやってたけど おれの好きなアーティストや団体 ってZEEBRAさんと『と学会』だけど UFOを題材にするのが おおいな キングギドラの『未確認飛行物体』 電気グループのナンタラ星妄想 あれ……なんか 二人とも 年が30だよな けっこう同じ世代かも つー事は他にも共通点が いや……二人の生き様は 正反対だ コリャ まず 大槻ケンヂは女の子のもてない青春を送っていて、今も独身だ に比べ、ジブさんは大人の女の人にもてて なおかつ、子供がいるんだ オーケンはゲーム苦手だけど(ってゲーム批評でコラムかきやがったけど)ジブさんは 『まるでガイルのソニックブーム』とか 格ゲーのキャラ歌詞に取り入れてる 学歴も逆 ジブさんが沢山高校取り替えて親に迷惑 かけて大学通ってる、なんて噂たったけど クイックジャパンで『そんな小細工しませんよ』って言ってた に比べオーケンは専門から大学 んでミュージシャン つー 道を歩んでる 考えてみりゃ トップカルチャーたるロックのアンダーグラウンドとサブカルチャーたるラップのトップミュージシャン つーかなり矛盾する肩書きに土俵も違う 正反対といっても言い過ぎじゃねえ アリャ 出身地もジブさんが六本木だろ…… なんだ ただの偶然か  考えてみりゃ UFOの使い方もジブさんはストレートに オーケンはちょっと照れながら使ってる あちゃ……全然平行線だ あ……随分つまんない事で時間つぶした 明日はええんだよな はやくねようかな 風呂でもはいろ (入浴中) あー馬鹿っいやあ 俺だ 何が馬鹿かって言うと ちょっと前に応募した 原稿あれほど馬鹿なもんは ねえな だって、デモテープ入りですよ 分かりますか 下手な演技に下手な芝居 に下手な小説 あんなのが通って世間に広まったら おれ、しぬね もっと、馬鹿なのはあれだ この原稿だ大体 私小説ほど、馬鹿なもんはねえよ 時代を逆流してんな おい 今時 もはや死んだジャンルに挑戦 する何てこの馬鹿は一体何を考えてんだ とか100% どこぞのジャーナリスト専門学校講師のクソ批評家にいわれらい ポストモダンとか突き抜けた馬鹿さだ ナンテナ はあ ん……親父なんだ うわ部屋にはいってくんな えっ……勉強しろだ うるセえよ う……うわなんだ こりゃ 親父の顔が崩れ始めた うわあ ゾンビだ ひえー 俺の目玉を取った いてて いてて たすけてくれー (モダンホラー風ラストでお別れです さようなら)

« おやしき・もの         日記を開く 彼女  メイドの黒木は 新たな文章を 考える為  訝しげに ペンを持ち 思考を目の前の今窓の外に見える 雲の様な真っ白な紙に移す作業を開始した   今日という日を  書き残す為……  佐奈との遭遇 4月 今日から新しいお屋敷で雇われる ことになった 黒いショートカット  鋭いながらも 鋭利な思考の持ち主 と分かる 目  そんな 彼女 黒木の目に二人の 夫婦が目に映る  「君が黒木君か よくきてくれた」 灰色のスーツを着た 男 黒井 髭がどことなく  | トップページ | 突撃兵(アサルト) »

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« おやしき・もの         日記を開く 彼女  メイドの黒木は 新たな文章を 考える為  訝しげに ペンを持ち 思考を目の前の今窓の外に見える 雲の様な真っ白な紙に移す作業を開始した   今日という日を  書き残す為……  佐奈との遭遇 4月 今日から新しいお屋敷で雇われる ことになった 黒いショートカット  鋭いながらも 鋭利な思考の持ち主 と分かる 目  そんな 彼女 黒木の目に二人の 夫婦が目に映る  「君が黒木君か よくきてくれた」 灰色のスーツを着た 男 黒井 髭がどことなく  | トップページ | 突撃兵(アサルト) »