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2013年1月11日 (金)

エドノ・シバ ヴぇr1.5 「このような 植木で 前代 支那からはるばるラーメンを作らせえた先代水戸家  14代目水戸光圀公が満足すると思ったか」 と怒鳴られる 与芝菊次郎 「なんでい こちとら江戸っ子でい 」 とタンカを切る 与芝菊次郎 「おい 与芝菊次郎 」 「おう 又八」 よ幕末 黒船来航 このごろ流行る 流行歌 「太平の世をば 目覚ます蒸気船 たった四杯で夜も眠れず」 ふーむ 困ったなあ 「水戸班の 大名屋敷か」 「こんなこと 夜鷹にでも行って忘れちまいな」 うむ  深夜 「夜鷹はここらへんか」 そこへ 「ななんだこの感覚は」 アストラル体に飲み込まれる与芝菊次郎 そこは 平成13年の リビングだった 「ん なんだこの 立派な建物は」 「ガラス窓 凄いな 舶来品か?」 外に 植えてあるのはなんだ  「あれ じいちゃん 帰ってきたんだ」 「外にある 花はなんだ 」 「パンジーだよ 」 「うーむ 種子を持ち帰りたいとこだが」 「種が欲しい」 「朝顔ならあるよ 今日勉強したんだ アルカリ性と酸性で色が変わるって」 「あるかりせい? 舶来語か?」 「パンジーはここかな 」 「わりいな あるかりせいとやらに興味を持った 教えてくれ」 「いいよ それより ゲームしよう 盆栽パパ 盆栽の枝を切ったり 電気カミソリで狩るんだ」 電気? そういえば旧友の平賀源内の子孫にエレキテルは電気と言っていたな 「これは 一体何だ?」 と白い GAMEのリモコンを渡される与芝菊次郎 「陶磁器ではないな 軽いぞ」 「この 画面に 写った 盆栽を刈るんだ」 「な…なんだこれは  江戸太平 400年もってしても成し得なかった これは とてつもない技術だ」 ジーと狩る 「あー お母さんもやりたい 与芝の血が騒ぐわ」 「お … おもしええや」 「あ あの額縁に飾ってあるのはなんだ?」 動物の植木か このアイデア頂いた 「酸性とアルカリ性は理解したぞ これで素晴らしい庭ができる」 じいちゃん… 「大丈夫か 」 と勝海舟に 目を覚まさせっれる 「う おいらは一体」 「ぼうっと消えて ぼうっと現れたと聞いている それからおめーさんぼーっとして 呆と歩いてたから声かけたんだぜ」 「ん たもとに 種が」 夢だけど 夢じゃなかった!! 「おう 与芝菊次郎 大したもんじゃねえか 水戸の 屋敷に 青や赤の南蛮の花を咲かせて あっぱれと言われるとは」 火付盗賊改鬼平に言われる 「あと 動物を模した 植木な あれは面白いぞ」 「さらに 平賀源内の子孫に 子供でも遊べる 植木の カラクリ の玩具 あれ売れてるらしいな」 うむ  しかし あの家は一体 あの一家は? ガラス張りで 正月らしい装いをしていたが 暖かかった あれは暖炉や囲炉裏ではない 「火付盗賊改鬼平が 夜鷹の場所を風紀が乱れると 取り締まるそうだ」 「え なんだって あの場所へ行かなくては」 「おーい どこ行くんだい 与芝菊次郎 バラ園と ラベンダーの香り 与芝菊次郎  「ふー 倒幕派も 破竹の勢いか 長州薩摩 …」 と瓦版を読みながら 考える与芝菊次郎 「なーに エドには 新選組って つええ 組織があるじゃねえか それに勝海舟 やり手の幕僚だと聞いたぜ」 「うむ 」 「さて 植木の仕事に移るか」 又八を置いて 脚立に乗り はさみで パチパチやる そこに アストラル体が 与芝菊次郎を襲った 「ん ここは」 「あ 植木屋さんですね 」 と 女性が話しかけてきた 「な… この生地 メンでもワタでもない 絹の一種か そして 南蛮風の 装い」 黄色と紺のスーツとスカーフを巻いた スタッフに驚く 与芝菊次郎 「こちら薔薇園となっております」 「ふむ」 「薔薇?」 「はい 薔薇ですけど」 うわさにゃー聞いていたが 観るのは初めてだ これは 日本にはない 美的感覚を備えた 素晴らしい植物だ 南蛮の パイプオルガンが似合いそうだな 「こちらは皇室の 美智子様に 送られた プリンセス美智子さんでございます」 「な なんでい もう一回いってみろってんだ ヒノモトは将軍様のお膝元 皇室だと 徳川幕府が 倒されたのか?」」    「はあ よくわかりませんが 」 「ふーむ まあいい 薔薇が 芳しい香りだ これの種子をもらえぬだろうか」 「はあ 丁度 プレゼント中です」 そうか… 「あちらで騒いでいるのはなんだ?」 「ああ ラベンダーまつりです」 「べらんめい?」 「いえラベンダーです」 「らべんだあ?」 「はい とってもいい香りのする 植物ですよ」 「へー 案内してくれねえ だろうか」 「いいですよ」 「これがラベンダーか」 ラベンダーの園に 広がる 芳しい香り 「ふー 生き返るようだ」 「これは 精神に いいと 評判です」 「なるほど 気を落ち着かせるか 香木のようなものではなく 自然と発せられる 不思議な植物だ」 「この木 引っこ抜いちまうか」 「あ お客さん」 「エド 八百八百町にはない 不思議な植物 ぜひ譲ってもらえないだろうか」 「え 江戸? 東京ですか」 「は 東京?」 「まあ 東京からはるばるきた お客さんに サンプルとしてあげようじゃないか」 「あ部長」 「いいんですかい」 「ええ はるばる埼玉まで来たんですから」 芳しい香りだ…  気分が遠くなる… 「おう 与芝菊次郎さんだな」 「うここは らべんだあの園にいたはずだが」 「俺は 斎藤一 新選組の 3番隊長だ だいじょうぶかお前」 「は 種子と 苗木」 「あ あった あった」 「土方さんなんなんでしょうね」 「お近藤勇局長 に沖田さん」 「今宵も小鉄が… じゃなくて 土方 京都が恋しくないか 遊郭ではモテモテだったそうだな 近藤周助殿の手紙を読んだぞ 「案外 女下手って脚色した 小説が書かれるかもな」 「それはないですよ 総司さん やだなあ」 新撰組一同は 爆笑した 「すごいな 与芝菊次郎 」 と「又八は言った 「らべんだあ かー いいにおいだねえ こういうのかいでると 開国派と 鎖国派なんて どうでもよくなっちまうな」 その後 与芝菊次郎の部下 「あの宮廷にもらべんだあ とやらが噂になり 公家衆が 送ってくれないかと」 「京都の御所にも 献上されるとは 勝海舟も びっくりだぜ」 「ああ いまは日の本が いがみ合って イライラしている時 こういう 心を落ち着かせる 清涼剤が必要なのさ」 「それから 薔薇 阿蘭陀(おらんだ)貿易の出島でも なかなか手に入らない 薔薇を 大名屋敷に 一杯植えるとは ランダ大名とで知られる 伊達の伊達宗城てー殿様が お喜びになったそうじゃないか」 「うむ」 「しかも 阿蘭陀の野ばらより 良い品種ときたもんだ 早く生えるし 香りもいい 」 「しかし気になるな 皇室に献上する とは 幕末の夜明けは どうなるのだろうか」 どるいどそ   安静9年の3月の中頃いずくも同じ花見時 桜の花は満開で 何となくいい気分 「倒幕派と 官軍が 清水で激突し 庭が無茶苦茶になった」 と 与芝菊次郎の元へ 手紙が届いた 「ふーむ 礼金はいいな 行ってみるか」 大きな屋敷 「灰神楽の三太郎ってえいいます わざわざ えどから遠出 ありがとやんした」 「ふー エライ立派な建物だねー」 「ようこそ 与芝どん 私がこの屋敷の主 清水次郎長 」 「遠州森の石松」 「大政 ってえいいます」 「小政ってえケチな 博打打ちでさあ」 しまった ヤクザモンか 「ところで聞きたいのだが 与芝どん 官軍が賊軍を倒して 地元のものが官軍を怖がって死体を埋葬しない わしは いかんと思うのだが」 「そ そんな わっしゃ ただの植木屋でさあ」 「彼らを 手厚く 葬りたいと思う 何卒 知恵をおかしくだせえ」 「あっしらからも おねえげえします」 と大政に小政大瀬半五郎が頭を下げた 「清水みなとといやあ 富士山が名物でしょ ちょっとみてきますんで」 と 屋敷を抜け出す 与芝菊次郎 「あー ヤクザか 道理で 差出人が書いてないわけだ」 とアストラル体に 包まれた ここはどこだ アイルランド ドルイド僧が 樹木を植え 呪いをしている 「ここは ヒノモトじゃねえな」 「なるほど 木を植えて 死体を葬ってるのか」 と 様子を観る 与芝菊次郎 「自然と人間が協和する まさに日本の心にぴったりじゃねえか」 そのとき アストラル体が降り掛かってきた 「あ いましたぜ」 と 灰神楽の三太郎が言う 「でかしたぞ灰神楽」 「私にいい考えがある」 「なるほどねー 松の木を 死体の上に載せるわけか」 「ここしみずといやあ 松の木 表富士の 松と 一体化すれば 魂も落ち着くってもんでえ」 「ありがとやんした 与芝菊次郎どん」 「いいってことよ」

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