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2012年4月23日 (月)

あなたは ホームズ派かルパン派か

透明人間という SF小説の

後書きに 面白いことが書いてあった

荒俣宏さんの後書きで

「誰もが推理小説に熱を上げる年頃あらば

次のような議題が持ち上がるだろう

ごく自然にだ その題目は

ルパンか ホームズか

若々しい推理小説の読み手にとって

二つの巨大なキャラクターのどちらに軍配をあげるか
という問いかけは大げさに言ってしまえば
かれの批評的精神に向けられた
・・・・・・
初めての そしておそらくはその出来不出来の影響が

一生ついて回るに違いない

大きな試練となる その場合

科学的論理を再重視する本格派をもってにんずる「知性グループ

ならばまちがいなくシャーロック・ホームズを挙げて
ついでにひとこと ルパンの演ずる肉体的

離れ業のっごときは 推理の進行に敵対するものであるとか
なんとか

理知派にふさわしいコメントを付け加えるかもしれない

それにたいして ルパン擁護派は叫ぶあろう
「いや ホームズの如き冷血漢のどこにおもしろさがある

僕たちは ルパンの示す 人情味こそ溶接の真髄を見る」

と この連中がたとえ小学生であっても

どのみち推理に熱を上げるような感受性の持ち主であるなら
やりとりの口調は大人びてくる

しかしここで出された 一つの決断には 推理小説に
                   ・・ 
対する評価をはるかに超えた 運命の問題に関わってくるのを防ぐことは出来ないだろう

ホームズの客観性と理知さとを 選ぶ少年は

やがて典型的な理科系技術者となって 社会に埋もれていく
あるいは石の人となって純粋な科学的関心から破壊的な発明にかかわってくる

さもなければ もっぱらホームズに心酔しているワトソンの様な人物か

物干し気な目でベリィメイスンを眺める 女秘書の霞んだ目を通じて

単にホームズ型人間の恐ろしさにひれ伏しているだけなのかもしれない

いずれにせよ合理的精神に憧れる 彼らが 社会的な弱者や

屈竟者に落ちぶれるわけがない
エリートになるか 学問の世界で閉じこもるだけだ

それにくらべれば ルパン支持者はおよそへそ曲がり

に出来ているようだ かれらは建前に殉じて
本音よりもむしろ神話や抽象的な概念にとりつかれるに違いない
せいぜいが肉体労働者
彼らが武器と使えるのは 自分の肉体が

せいぜいがその延長線にすぎないにだろう

なぜか?彼らは 愛とか正義とかいかにも人工的な
模範に いつも自分たちしかうつされずにいられない

しかし さしあたって 彼らロマン派のことなど

どうでもよい 問題は科学者なのだから

本世を読まれる前に 「ホームズかルパンか」を選択したのち」

これを読んで びっくり

荒俣宏さんて トリビアの泉で ヘーボタンたたいてるだけじゃなかったんだなあ

ホームズか ルパンか

たしかに両方読んだのだが

ルパンは愛国心だし モテるし 部下はたくさんいるし

柔術の使い手だし 車で行ったり

OOOで移動したり

うーん 推理小説というよりは (いやトリックとかあるんですが)

冒険小説や ロマン派に 近いかなー

ホームズは 最期に 論理学を学んだような 読後感にとりつかれる

知的だし スマートだ 

ルパンファンには悪いが

合理的精神を 育みたかったら こどもにルパンじゃなくて

ホームズを与えるべきであろう

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